追悼集会、今年も開催できず 香港、「タブー」の空気強まる―天安門事件33年 2022年06月05日01時03分 4日夜、天安門事件犠牲者の追悼のため、ろうそくを手に繁華街を訪れた市民=香港・香港島 【香港時事】中国政府による統制が強まる香港では4日、天安門事件から33年を迎えた今年も追悼集会の開催が封じられた。主催団体は国家安全維持法(国安法)に基づく取り締まりで昨年解散に追い込まれており、例年会場となってきたビクトリア公園は3日深夜から閉鎖となった。 天安門事件追悼像を再現 香港撤去の「国恥の柱」―台湾 4日夜、一部市民は追悼のためのろうそくやライトをともした携帯電話を手に公園周辺を訪れた。しかし、警官隊によって立ち退きを命じられた。周囲の繁華街では、黒服や黒マスクを着用した市民に対して職務質問や手荷物検査が行われた。 中国本土でタブー視される天安門事件だが、一国二制度下の香港の政府は事