元CIAテロ対策アナリストで、現在はセキュリティコンサルティング企業BERG Associates社CEOとして報道番組等で活躍中のテロ専門家ラリー・ジョンソン氏のブログ『NO QUARTER』から、イスラエルのレバノン攻撃に関する7月15日付記事を以下に全文翻訳して掲載。 (参考)イスラエルとヒズボラの戦闘、及びイスラエル軍によるレバノン侵攻までの経過 (ワシントンポスト紙の報道から抜粋) 6月25日、イスラエルのガザ地区撤退以来初めて、パレスティナの武装兵士達がガザ地区からイスラエル側を急襲し、イスラエル兵2人を殺害、19歳の兵士1人が拉致された。拉致された兵士の救出のため、イスラエル軍はただちに戦車とブルドーザーでガザ地区へ侵攻し、空軍によるガザ地区への空爆も開始された。 7月3日、イスラム原理主義組織ハマスの発射したロケットがイスラエルの都市アシュケロンに着弾し、紛争は激化。7月1
韓国外交通商部の秋圭昊(チュ・ギュホ)スポークスマンの談話を伝えた10日付のインターナショナル・ヘラルド・トリビューン(IHT)紙の報道内容が論議を呼ぶものとみられている。 IHT の報道によると秋スポークスマンは「韓国は最後まで日本とは行動を共にしない」とし、「われわれは(日本が主導している国連の対北朝鮮決議案に対し)中国が拒否権を行使してくれることを期待する」と話したという。IHTはまた、秋スポークスマンが韓国政府の対北朝鮮制裁に反対するという意向を明らかにしたとしている。 秋スポークスマンのそうした発言が事実だとすれば、米日とは路線を共にできないとの立場を韓国政府が公式に認めたことになる。韓国政府はこれまで、対北朝鮮決議案に関する立場を明らかにしないできた。 しかし秋スポークスマンは「記者と通話したのは事実だが、制裁に反対するとか、中国の拒否権を期待するといった話はしていない」
友人と話していてどうもネオコン理解が陰謀論的というか、話がどうにも噛み合わないので、ジョン・ミアシャイマーの講演をちょっと翻訳した。 講演が元になっているので、文章も少々冗長で、論旨も単純化しすぎているが、ネオコンについてはまずこのぐらい大雑把に理解しておいたほうがありがちな間違いを避けやすい気がする。 ジョン・ミアシャイマー ジョン・ミアシャイマー(1947-)はシカゴ大学政治学部教授。国際関係論におけるリアリズムの一派であるオフェンシヴ・リアリズムの主導者である。オフェンシヴ・リアリズムを説明するために国際関係論のリアリズムについて、簡単な素描をする。 第一次世界大戦以前は、リベラリズムが国際政治理論の見解として有力だった。戦争は貿易の害になり、コストが嵩みすぎるため、十分に発展した資本主義世界では戦争はもはや不可能事であると広く主張されていた。こうした考えは二つの大戦と戦間期の安全保
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