ユーロがドルと円に対し急落、ギリシャ問題拡大懸念で=NY市場2010年5月7日7時45分 [ニューヨーク 6日 ロイター] 6日のニューヨーク外国為替市場ではギリシャ問題の拡大懸念からユーロが急落した。この日は、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の記者会見で、ECBは今回の理事会で国債の買い入れについて討議しなかったと発言。ギリシャの債務危機への新たな対応策を示さなかったことから、ドルと円に対する逃避買いが膨らんだ。 さらに、午後中盤の米株式市場で株価が急落したことを受け、ユーロは下げ足を速めた。 ユーロ/ドルは一時1.2523ドルまで下落。その後は2009年3月以来の安値となる1.5%安の1.2622ドル近辺で推移した。 フォレックス・ドット・コムの主任外為ストラテジスト、ブライアン・ドラン氏はユーロ急落について「市場は完全に売り一色となった」とし、「欧州のソブリン債懸念が発端