7月19日、ワイヤレスジャパン2006が開催した(特集参照)。筆者は初日にカンファレンスの講師を担当していたこともあり、昨日、取材も兼ねて参加してきた。 今年はMNP直前の開催であるためか、各キャリア・メーカーともに新端末や新サービスなど直近の展示に力が入っている。その中でも、明らかな傾向として感じたのが、「ワンセグ」の普及が確実視されてきたことだ。ワンセグがトリガーになり、映像コンテンツのニーズが高くなる。それを前提にしたデバイスやサービスの展示が多かったのが印象的である。 もちろん、温度差はある。シャープなど家電系端末メーカーやメディア連携を重視するKDDIが早期のワンセグ普及に肯定的なのに対して(7月19日の記事参照)、ドコモやドコモに近い通信系メーカーは現在のワンセグにやや慎重な姿勢だ。今年3月のNTTドコモの社長定例会見で社長の中村維夫氏が述べたように、現在のワンセグ対応携帯電話