2012年に256Gバイト品が50米ドルで手に入る─。NANDフラッシュ・メモリを用いたストレージ装置であるSSD(solid state drive)について,一部の調査機関などの間で,こうした予測が出始めている。ノート・パソコンや車載機器,産業機器など,多くの電子機器で当面はほぼ十分といえる256Gバイトのストレージを,HDDと同程度の価格で実現できる。 メモリ・メーカーが掲げる計画と,技術の先行きから考えると,この仮定が現実のものとなる可能性は低くない。SSDの躍進の原動力となってきた低コスト化は今後,少なくとも2年間は,これまでとほぼ遜色ないペースで進んでいくとみられる。 256Gバイト品がHDDとほぼ同等の価格で入手できるようになれば,機器メーカーはあれこれ考えずに,HDDをスムーズにSSDに置き換えられるのか─。 事は,そう単純ではない。低価格化と同時に,NANDフラッシュ・メ
●キャッシュになるDRAMとテープになるHDD PCのメモリ&ストレージ階層の役割が変わりつつある。DRAMメインメモリはディスクキャッシュ的な役割に変わりつつあり、HDDは光学ディスクや磁気テープの位置に近づきつつある。そして、その中間でフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ(NVM:Non-Volatile Memory)がディスクの役割を担う可能性が出てきている。 この変化をもう少し詳しく説明すると次のようになる。以前は、ランダムアクセスの速いDRAMメインメモリが、プログラムの実行メモリだった。そして、ある程度のランダムアクセス性能と高速なシーケンシャルアクセス性能を持つHDDが、データとプログラムのファイルを格納するディスクドライブ。シーケンシャルアクセスはいいがランダムアクセスが遅いテープや光学ドライブが、大容量のデータを格納する外部ストレージだった。 しかし、今後のPCのメモリ
JSMonitorは、JMicron社製JMF601/JMF602コントローラまたはIndilinx社製Barefootコントローラを搭載したSSDのモニタリングおよび寿命予測を行うソフトウェアです。さらに、それらの機能に加え、SSDへの読み書きを減らし、快適に使用するための設定を手軽に行える機能もあります。 JSOptimizerは、JSMonitorからSSD快適設定のみを抽出したソフトウェアです。JSMonitorは対応するSSDが存在しない場合には起動できませんが、JSOptimizerはどの環境においても使用可能です。 開発に当たっては、トランセンド社のデータシート(JMF602)、MemoryCorp社のデータシート(JMF602)、トランセンド社のデータシート(Barefoot)を参考にしました。 現在のバージョンは、JSMonitor v0.4c, JSOptimizer
米Sun Microsystemsは3月11日(米国時間)、自社サーバー向けのSSDを発売した。「Sun Storage 7000」「Sun Fire」など、x64およびチップ・マルチスレッディング・テクノロジー(CMT)採用ラックマウントとブレードサーバーに対応。システムのパフォーマンスと消費電力効率を改善できるという。 最新のSSDは、2.5インチ型で容量は32GB。Sunは自社ファイルシステム「Solaris ZFS」をフラッシュメモリー向けに最適化しており、DRAM、SSD、HDDを組み合わせたハイブリッド型ストレージプールを利用できるという。Solaris ZFSとOpenSolarisを利用することで、既存のHDDと比べ応答速度は65倍、スループットは最大8倍高速になり、電力消費は38%改善するとしている。 SSD本体の価格は1199ドルからで、SSDを搭載した「Sun Fir
Fusion-io、読み取り1.5GB/secの世界最速SSD ~PCI Express接続で最大容量1.2TB 3月11日(現地時間)発表 米Fusion-ioは11日(現地時間)、PCI Expressカード状の企業向けSSD「ioDrive Duo」を発表した。米国では4月より出荷開始する。 ioDriveはNANDコントローラのあるカードに、専用のメモリモジュールを装着して利用するSSD。ioDrive Duoでは、メモリモジュールのコネクタが2つになり、160GB(SLC)/320GB(SLC)/640GB(MLC)のモジュールを利用して最大容量が1.28TBになった(1.28TBモデルは下半期出荷予定)。 最大シーケンシャルリードは1.5GB/sec、同ライトは1.4GB/secに達し(320GBモジュールの場合)、同社では世界最速を謳う。リードIOPSは186,000、ライト
ついに発売されたスト4のコンシューマ機版をやりたくてしょうがないけど筐体を買ってもらえないので、駅前のゲーム屋のディスプレー前で垂涎するばかりのmikioです。今回は連載の最終回で、各種スクリプト言語を使ってお手軽にテーブルデータベースを操作する方法について説明します。 TokyoCabinet::TDB まずは、TCのPerlバインディングとRubyバインディングの最新版を入手してください。それぞれテーブルデータベースを扱うための TokyoCabinet::TDB というクラスが加わっています。以下のようなIDLによるガイドラインに準拠したインターフェイスが提供されますので、使い方は言語にかかわらず同じようになるはずです。 module TokyoCabinet { interface TDB { boolean open(in string path, in long omode);
For the past few months, we have been putting three Intel X25-M SSDs through their paces in long-term real world usage scenarios. The results were surprising to say the least. We explore the internals of these drives as to determine the cause and attempt solutions of varying difficulties. My friends know me as a tech junkie. Like many power users out there, I thoroughly enjoy pushing technology a
■平澤寿康の周辺機器レビュー■ 第14回 Samsung SSD「MMDOE56G5MXP-0VB」 ~高速ランダムアクセスで大容量の256GB SSD Samsungから、MLCタイプのNANDフラッシュを採用する高速SSD「MMDOE56G5MXP-0VB」が発表された。 シーケンシャルリード220MB/秒、シーケンシャルライト200MB/秒という高速なアクセス速度に加え、ランダムアクセス性能にも優れ、他社製SSDを凌駕するパフォーマンスを実現するとされており、かなり興味深い製品だ。今回、このSamsung製SSD「MMDOE56G5MXP-0VB」を試用する機会を得たので、パフォーマンス面を中心にチェックしていきたいと思う。 ●見た目は従来のSamsung製SSDとほぼ同じ 今回試用できた「MMDOE56G5MXP-0VB」は、MLC NANDフラッシュメモリを採用する、容量256G
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