フランスのスポーツ用品大手デカトロンは、同国でのランニング用ヒジャブ(ムスリムの女性が頭髪を覆う布)の販売を取りやめると発表した。販売を発表した後に「中傷の波」と「前例のない脅迫」を受けたためとしている。 ランニング用ヒジャブをめぐっては、一部の政治家がフランスの世俗主義的価値観に反すると指摘し、デカトロン製品をボイコットするよう促すなどしていた。
フランスのスポーツ用品大手デカトロンは、同国でのランニング用ヒジャブ(ムスリムの女性が頭髪を覆う布)の販売を取りやめると発表した。販売を発表した後に「中傷の波」と「前例のない脅迫」を受けたためとしている。 ランニング用ヒジャブをめぐっては、一部の政治家がフランスの世俗主義的価値観に反すると指摘し、デカトロン製品をボイコットするよう促すなどしていた。
「女性ドライバーの皆様へ質問です。やっぱり、クルマの運転って苦手ですか?」――。そんなメッセージをトヨタ自動車が1日午前、ツイッターの公式アカウントに投稿したところ、批判が殺到。トヨタは投稿を取り消し、謝罪した。 トヨタはツイッターの投票機能を使い、「とても苦手」や「すこし苦手」などの選択肢で回答を募っていた。このメッセージに対し、SNS上では「やっぱりって何? 女性蔑視?」「普通の運転で男女差ってあるのでしょうか」「免許取得以来無事故無違反の私でも、車の会社からやっぱり運転下手って思われてるのかと思うと悲しい」「私の周りには事故を起こした人もいないし、みんな毎日バリバリ運転しています」といった批判的な意見が広がった。 これを受けトヨタは1日午後3時40分に、「女性の運転技量が男性よりも劣るかのような不適切な表現がございました。多くの方に不快な思いをさせてしまいましたことを、心より深くお詫
たまさか @TamasakaTomozo 以前、網棚に手が届いた試しがないという女性のツイートを読んで、この社会のあまりに沢山のものが、「平均的な健常者男性」に合わせて作られていることにようやく気づいた。けれど「平均的な健常者男性」の多くは、それが「普通」だと思っているから、批判されると「細かいこと」「我儘」と言い出す。 2019-02-11 08:32:26 たまさか @TamasakaTomozo もっと言えば、日本社会はあまりに無自覚なまま「流暢に日本語を使いこなせてお金に困っていない平均的な体格の健常者シスヘテロ男性」向けに作られている部分が沢山あるのだけど、当人はそのことに気づかないまま、しばしば責任のある地位についてこの社会のデザインに携わっている。 2019-02-11 08:32:26
400年も500年も昔の美術作品を調べていると、ときどき21世紀人から見るとぎょっとするような主題のものがある。 パッと思いつく限りでも、ギリシャ・ローマ神話には「それって女性側からしたらどうなん?」となるような話が満載だし(テセウスに捨てられるアリアドネとか、ゼウスに犯されるエウロパとかレダとか)、キリスト教主題だって自分らの父親を誘惑する娘たちってどうなのってなるし(ロトと娘たち)、世俗主題でも純潔を汚された乙女が自殺するのが美談になってるし(ルクレティア)。それが絵やら彫刻やらであらわされて、当時の文献で「まことに美しい」とか書かれていたら、そりゃ絵はそうやろけどこれ相当ヤバい話やで? みたいになりますわな、こちとら21世紀人なんで…。 現在都内の大学で西洋美術史を教えているのだけど、こういう話を紹介するのは難しい。難しく感じているのはこちらだけかもしれないけど、とりあえずいちいち「
HOME 音楽評論家・田中宗一郎が解説する、アリアナ・グランデ「サンキュー・ネクスト」が次の時代のムードを象徴する理由 音楽評論家・田中宗一郎と映画・音楽ジャーナリストの宇野維正が旬な音楽の話題を縦横無尽に語りまくる、音楽カルチャー誌「Rolling Stone Japan」の人気連載「POP RULES THE WORLD」。2018年12月発売号の対談では、全米シングル・チャートで7週連続1位を獲得したアリアナ・グランデ「サンキュー・ネクスト」がなぜこれほど支持されたのか、その理由を田中が分析している。 「サンキュー・ネクスト」は、故マック・ミラーをはじめ、ビッグ・ショーン、リッキー・アルバレス、ピート・デヴィッドソンといった元カレたちの実名を挙げて、アリアナが彼らへの感謝と別れを告げる曲。田中は同じく元カレのことを歌って同性から支持を集めてきたテイラー・スウィフトと比較しながら、「サ
アルテイシア『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 医大の不正入試から、痴漢や「生理の貧困」問題、女性政治家の少なさ等々、女たちが性差別に声を上げる一方で、「男らしさの呪い」から抜けられない男たちのしんどさも。「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と喝破する著者が、男も女も繊細でいいし傷ついていい、よりよい未来のために声を上げていこう! と元気づける爆笑フェミエッセイ。 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 男尊女卑がはびこる日本で女はとにかく生きづらい。入試や就活で差別され、セクハラパワハラ当たり
ある日、わっちのマシュマロにお便りが届きました。 Vの者を見ていてすごい苦痛を最近感じていることを吐露させてください。最近、「胸が小さいネタ」とか、「料理ができないネタ」とか、身体的特徴や「女らしさ」を当たり前のように視聴者がいじって笑う風潮が、見ていてしんどくて仕方ないです。ぼくは性自認の女性性が少し強いらしくて、医師に相談していた時期があっりました。「らしさ」の話がとても苦手です。だけどまさかVの世界で、女性の身体特徴は笑ってもいいみたいな風潮が、芸能界以上に当たり前なのが見ていてしんどい…。ハゲとかデブとかはの身体的特徴は伏せ気味なのに、なんで胸とか、料理は女がやるものという空気がV世界にあるのか、よくわからないです。ぼくはフェミニストではないです。ただ、性的なしがらみから脱却できるからとVに魅力を求めていたので、逆に性へのネタ化の強い現状がしんどくて。距離おくべきなのかなあと感じつ
バーチャルYouTuberの「キズナアイ」がNHKのノーベル賞特設サイトに登場したことについて、ネット上で議論が起きた。太田啓子弁護士は「このイラストを使う感覚を疑う。女性の体はしばしばこの社会では性的に強調して描写されアイキャッチの具にされる」と批判。社会学者の千田有紀さんは『ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか?』というYahoo個人の記事で、相槌を打つ役割を担わされているキズナアイのジェンダーロールの問題を指摘した。 NHKのノーベル賞解説サイト「まるわかりノーベル賞2018」より 私がここで取り上げたいのは、議論の内容そのものではなく、こういう議論がどのような場で行われるのが良いのかという「土台」の問題である。千田さんはヤフー記事への批判の反論として、Twitterでこう投稿している。 “私自身は「表現の自由」は国家から規制されるべきものではない、とは思う。でもそう思
解説 単行本 - 外国文学 女が男を支配する社会のリアルな恐怖! 男女逆転の復讐ファンタジー! 渡辺由佳里(エッセイスト、翻訳家) 2018.10.25 『パワー』 ナオミ・オルダーマン 安原和見訳 【解説】渡辺由佳里 アメリカでは2016年の大統領選挙で、初めての女性大統領になることが期待されたヒラリー・クリントンが、ドナルド・トランプに敗れた。得票数ではクリントンのほうがトランプよりも280万以上多かったのだが、アメリカ独自の「選挙人制度」というシステムのために、選挙ではトランプが勝利したのだ。 自分に対して厳しい質問をする女性ジャーナリストたちにセクハラ的な嫌がらせをし、「スターなら、プッシー(女性器)をつかむとか、(女は)なんでもやらせてくれる」と自慢し、妻の妊娠中にプレイボーイ誌のモデルと不倫をし、別のポルノ女優に不倫の口止め料を払い、ツイッターでも露骨な女性蔑視の発言をするトラ
最近のラディフェミの主張でとかくよく萌えている燃え絵界隈の話だが、 ずっと思ってたのは、なぜ好き嫌いのことを正しさで語るのかが理解できないという点だった。 誰にだって好き嫌いはあるし、どんなに頭で良くないと分かってたって生理的嫌悪感を抑えることがどうしてもできないってことは仕方ないと思う。 また内心の自由の範囲内であればどれだけ口汚く罵ったって構わないし、 名誉毀損や差別にならない範囲内であれば、その好悪の表現もあったって良いはず。 ただフェミの主張はそれどう考えても100%好き嫌いだよね?って内容でも、 やれ不適切だのゾーニングしろだのリクツをつけて排除しようとしていた。 これがどうにも理解できなかったのだが、 ふと表題の仮説が頭に浮かんだところ、あーそもそも前提が違ってたのかな、と。 キモいものは存在が不適切で正しくない、というのが彼女らの主張なのではないのかなと。 そしてキモさという
千田さんは、ヤフー個人ニュースとして、「ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中【追記あり】」という記事を、10/3 10:09に書いた。 ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中【追記あり】(千田有紀) - 個人 - Yahoo!ニュース その時、実際のところキズナアイは炎上していたのか?このエントリーは、この疑問を検証する。実際に、10月01日から10月03日までのツイートを収集して、どのくらい炎上していたのかを集計した。実際このニュースのあと炎上したが、千田さんがニュースを書いた時点で炎上していたか?を調査する。その後のことに関しては、こちらのブログが詳しい。 キズナアイ関連ニュースまとめ - まなめはうす 時間がない人向けまとめ 10/01にキズナアイのノーベル賞まるわかり授業が公開されたあと、太田さんがツイートするまで批判ツ
ホーム 雨宮処凛がゆく! 第444回:「なぜ、セクハラはいけないのか」という本質が理解されてないっぽいという大問題。の巻(雨宮処凛) 財務省の福田事務次官が、セクハラを認めないまま辞任した。 問題発覚当初、財務省はよりによって被害者に名乗り出ろなどと言い出して大きな顰蹙を買ったが、このように被害者を恫喝するような最悪の対処法を見ると、セクハラが力関係の問題であることがまったく理解されていないということがよくわかる。そんなことに悶々としていたところ、朝日新聞4月17日夕刊「オトナの保健室」で、田房永子さんが描いた漫画を読んだ。 セクハラについての漫画で、田房さんは、セクハラをする人のことを「女のことは人間だと思ってない人」だと思っていたと書く。が、「こちらも人間なんです 人として扱ってください」と訴えるものの、反応は「? 大げさだなァ」というもの。そんな男性に対し、田房さんは「『人間扱い』す
マンスプレイニングとは、男性が偉そうに女性を見下しながら何かを解説・助言すること。man(男)とexplain(説明する)という言葉をかけ合わせた言葉だ。
まず、下記のツイッターからの引用をご覧いただきたい。 オタクの敵は、文芸文化・フィクション文化に理解・素養のない人、文化に不寛容な人なのだが、オタク自身が文化的に貧困なケースが多いので、自己存在を否定する言葉しか知らないことが多い。— カマヤン1192(昔漫画家だった人) (@kamayan1192) October 3, 2018 ツイートの後半は今はおいといて、「オタクの敵は、文芸文化・フィクション文化に理解・素養のない人、文化に不寛容な人」と言うのは理解出来る。オレもだいたい似たような事考えていた。もしかしたら「萌え絵」をはじめとしたオタク趣味の対象(何故か男性向けとされるものばかり)を攻撃する連中は、文化も芸術も理解出来ないイモではないかと。正直、ツイッターでの「フェミニスト」や「左派」を見ていると、「あんたらナチスドイツの『退廃芸術』弾圧と同じ事がしたいんか? いや、『萌え絵』を
以前の記事でも書いたが、オルタナ右翼ことalt-rightに統一されたイデオロギーは存在しない。移民反対など、個々の政策でだいたい方向性が一致しているものはいくつかあるが、むしろ彼らが共有しているのは、ある種の「気分」のようなものだと思う。その気分とはようするに、「自分たちは不当に迫害されている」という思い、悪く言えばある種の被害妄想である。白人あるいは西洋の文化が多文化主義のリベラルによって脅かされている、と思う人はアイデンティタリアニズムを支持し、理性を愛する知的な人々が有象無象の愚民どもに抑圧されていると思う人は新反動主義に奔る。政治や文化、メディアにおいてこうした様々な「迫害」の武器となっているのがポリティカル・コレクトネスで、ゆえに彼らはこれを極めて敵視するわけだ。また、ポリティカル・コレクトネスをものともせずに公の場で好き放題言い続け、それでも大統領候補にまでなったドナルド・ト
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