ひじり@譲テツとライニル新刊通販中 @hijiri_t 精神的に追い詰めないと書けない人間もいれば、追い詰めなくても書ける人間もいると思ってる。 追い詰められなくても書ける代表例は清少納言とか。 追い詰められないとみんな書けないというのは、才能が無い人間の嫉妬かなって(私は追い詰められないと書けないタイプだけど) twitter.com/d1sthund3r/sta… 2023-12-20 20:15:01
以下、独断と偏見に基づきエリオット『荒地』(1922年)の登場人物で誰が一番強いかを決める。ただし一般人レベルのDランクとそれ未満のEランクは列挙していたらキリがないので、ある程度枝刈りした。 和訳は基本的に岩崎宗次訳『荒地』(岩波書店、2010年)に従う。引用の末尾に「I:死者の埋葬」「II:チェスゲーム」「III:火の説教」「IV:水死」「V:雷の曰く」のいずれの章に属するかを記す。例: 四月は最も残酷な月、リラの花を (I) 燃える (III) Eランク 水 せめて水の音でもあれば [……] チャイロコツグミが松の樹にとまって歌うところに ポトッ ポトッ ポトッ ポト ポト ポト ポト だが水はない (V) 存在すらしない雑魚。Eランクが妥当。 原注で「ポトッ」はツグミの鳴き声だとされている。しかし一部の専門家によれば、ツグミの鳴き声よりも「ノコギリフクロウ」の鳴き声の方が「ポトッ」
国語のテストあるあるに「作者じゃないのに意図がわかるわけないだろ」というのがあります。じゃあ逆に、作者だったら国語の読解問題をスラスラ解けるのでは? ということで、入試や模試の問題に多数の作品が採用されている作家・長嶋有さんと一緒に国語の読解問題を解いてみました。 当然、満点取れるはずですが……!? 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:ボクはただ、たぬきケーキを食べたかっただけなのに > 個人サイト Web人生
高等学校での古典教育について見直しを進めている古典教育審議会で25日、現代文を古語に訳した科目「現代古典A・B」を新設する案が示された。古語訳したベストセラーや人気作を読むことで、古文への親しみを深めたい考えだ。 現代古典は、現代仮名遣いで書かれた文学作品を古語訳し、その読解を目的とする新しい国語科目。教科書には出版から50年以内のベストセラー小説やエッセイ、若い世代に読まれているライトノベルや漫画のノベライズ作品の収録を検討している。 25日の特別部会では、収録する作品について意見が交わされた。委員が古語で試訳した村上春樹さんの小説『諾威(のるうえい)にある木叢(こむら)』では、冒頭の「僕は三十七歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。」を「我としのよはひ三十七にてすなはち、ぼおいんぐ七四七のむしろに居れり。」とする訳が示されると、委員の間からは「をかし」「いみじ」と評価する
国境の長いトンネルを抜けると雪国でしたか? (川端康成『雪国』) 吾輩は猫ですか? (夏目漱石『吾輩は猫である』) 恥の多い生涯を送って来ましたか? (太宰治『人間失格』) 長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思い出しましたか? (ガルシア・マルケス『百年の孤独』) ロリータ? (ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』) きょう、ママンが死にましたか? (アルベール・カミュ『異邦人』) 新幹線から在来線への乗換口はすぐにわかりましたか? (東野圭吾『真夏の方程式』) 泰平ムードという言葉がありますか? (澁澤龍彦『快楽主義の哲学』) 本を書く人なら誰でも、読者が自分の本から得た知識をどんな場面で活用するのか、頭の中に思い描いていますか? (ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』)
前からずっと思ってるんだけど春樹ってノーベル賞向きじゃないんだよね。 小説家としては当然一流だと思うし、いくつか気に入ってる話もあるよ。でも「ノーベル賞」となると話は違う。 そもそもノーベル賞ってのはノーベルの遺言に基づいて運営されているわけで、その遺言というのがこんな内容。 https://www.nobelprize.org/alfred_nobel/will/will-full.html ...the interest on which shall be annually distributed in the form of prizes to those who, during the preceding year, shall have conferred the greatest benefit to mankind. The said interest shall be di
競売大手サザビーズが主催するオークションに出品される、マルセル・プルーストの「スワン家のほうへ」の初版本(2017年9月28日撮影)。(c)AFP/Thomas SAMSON 【9月29日 AFP】フランスの文豪マルセル・プルースト(Marcel Proust)が、長編小説「失われた時を求めて(Remembrance of Things Past)」の第1編「スワン家のほうへ(Swann's Way)」を褒めそやす書評を自ら編集し、新聞に掲載してもらうため金銭を支払っていたことが、直筆の複数の手紙から明らかになった。 プルーストは、出版社の編集者に送った書評をタイプライターで清書するよう依頼。そうすればプルースト自身の手で書評を書いたという痕跡が消え、金銭の授受からも距離を置けるなどと記していた。 プルーストが書評の紙面掲載を主導的に画策し、出版社グラッセ(Grasset)の担当編集者ルイ
さて 先日以下のはてな匿名ダイアリーの記事を読んだ。 おちんちんのお上品な言い方を教えていただけませんか? どちらかというと大喜利のネタ元としての意味合いが強い投稿で、ブクマカたちが様々な呼び方を提案して大いに盛り上がっていた。 この増田に対して自分は以下のようにコメントした。 おちんちんのお上品な言い方を教えていただけませんか? 三島由紀夫のなんの小説かは忘れたけど、「擬宝珠」と表現されててなるほどなーと思ったことが。2017/08/13 06:58 自分は自他共に認める三島由紀夫マニアであり、このお題増田を読んだ瞬間に、かつて三島作品で読んだ「擬宝珠」の例えを思い出したのだった。 その他にも自分の記憶にあるものを探してみたところ用例がいくつか見つかったので、本エントリで三島由紀夫作品に登場した「おちんちんのお上品な言い方」ベスト3を紹介したいと思う。 三島由紀夫マニアが行く自衛隊市ケ谷
ドワッジ @dominiasan 先生「メロスを書いた時の作者の気持ちを答えよ」 ぼく「(あっ太宰好きのじいちゃんが言ってた)借金の担保に友人を置いていって自分は金策どころか別の友人と将棋で遊んでた最低行為を美化して作ったものです」 先生「お前は夢がない。居残り」 理不尽という言葉を思い知った日であった 2017-06-26 13:41:08 ドワッジ @dominiasan その後、私の居残り処置を知った祖父がありとあらゆる太宰エピソード書物やら何やら持ってきて学校に乗り込みギャアスギャアスと大騒動に発展したことで見事に翌年から国語の授業で「作者の気持ちを答えよ」が消失したのであった。 2017-06-26 13:46:39
診断学は時空を超える【1】 あたりまえのことですが、昔も病気はありました。現代のような医学知識、医療技術がなかった頃はどのように病名をつけていたのでしょう。 怨霊に苦しめられて死んだ光源氏の正妻 約1000年前の平安時代中期に書かれた「源氏物語」には、中心人物が怨霊(おんりょう)に苦しめられる話が出てきます(怨霊は「夕顔」「葵」「若菜下」「柏木」の各巻に登場します)。源氏物語は架空の物語ではありますが、そこに描かれているのは、当時の貴族の風俗、生活、常識です。「怨霊」の話も、現代の私たちから見れば単なる怪談話ですが、平安時代の貴族たちにとっては、リアルで身近な現実の話であったのです。とりわけ「葵」の巻では、怨霊はドラマティックに登場します。 光源氏の正妻で、妊娠中の葵の上は、賀茂祭(葵祭)に車で出かけます。車争い(見やすい場所の取り合い)で、六条御息所(源氏の年上の恋人)に恥をかかせること
ぬんぬん @nunnun3277 語彙力無くした文豪の詩とか短歌どうなるんだろうと思ったけど、「マッマ背負ったら軽すぎてビビって泣いて歩けなかった」「雪降った石の上歩くとりんご食う時みたいな音するわ」とかもう既に芸術じゃん?きっと語彙力の問題じゃなくて発想というか目のつけ所が芸術家なんだろうな……って 2016-12-15 14:17:34
トップニュース「こんな書名じゃ注文できない」と書店員や一般の読者に困惑が広がる、ノンフィクション作品のとんでもタイトルとは…? 2014年の同人誌即売会「文学フリマ」で異例の大行列を生み、即完売した伝説の名作『夫のちんぽが入らない』が2017年1月に書籍として発売されることが決定した。とんでもないタイトルの新刊が出版されたことに驚きの声が上がるとともに、「文学フリマで手に入らなかった伝説の作品じゃないか!(涙)」と手に入らなかった人達から狂喜の声が上がった。 著者はブログ「塩で揉む」が人気の「こだま」。“救いようのない実話”を描きながらも、客観的かつユーモアあふれる筆致が多くのファンを生み出している。特に2014年の文学フリマで販売した『なし水』に収録されていた『夫のちんぽが入らない』で一挙に注目を浴びることに。 同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体
童話に興味を持ったアシェンプテルbot @manabuAschesama さて、ではこの機に前に私が言っていた重大発見を紹介させてもらう。 皆は疑問に思った事はないか? 「シンデレラは何故、魔法が解けても靴だけ残ったのか」について。靴だけ都合よく残ったようにも見える。 …だがな、答えはあったのだよ。フランス語原文、ペロー童話集に300年前からな!!! 2016-07-16 00:18:16 童話に興味を持ったアシェンプテルbot @manabuAschesama フランス語原文には、馬車も馬も従者もドレスも動詞は「être changê(変わる)」になっている。 だがな、ガラスの靴だけはちゃんと動詞が「donna(与える)」になってるのだ。 実はあれだけ魔法で変えたのではなく、ちゃんと手渡しで別に貰っていたのだよ!!!それも原典で!!! 2016-07-16 00:20:59
みんなが、おれのことを「葱だ」「葱だ」と言うので、おれはどうやら葱らしかった。 自覚は無かった。 物心ついた頃には、細身のママさんとか、無口な豆腐とか、軟派な蜂蜜とか、かわいい林檎とかがいて、そいつらの中で俺は一番ママさんに近い存在だと常々思っていたので、深夜の集会でそう言われた時はなかなかのショックだった。 いつかはおれも洗濯したり客と洋酒を飲んだりパチスロで勝ったりできると思っていたのに。 翌日、洗濯物を干し終わったママさんに「おれはママさんとは違うのですか」と勇気を出して訊いてみた。 「うーん、そうね。あなたは葱だし」 「葱はパチスロできませんか」 「できないわね。あなたは鍋に入ったり、豆腐にかけられたりするのよ」 豆腐か…。あいつは正直恐い。いつも黙ってて何を考えているか分からないし。どうせかかるなら… 「林檎にはかかりませんかおれは」 「それはないよ」 「鍋に林檎は」 「もっと無
現代人は、石川啄木を読むといい。日本文学研究者のドナルド・キーンさんはそう話す。「啄木は、私たち現代人と似ているのです」。明治期に生きた早世の歌人の、何がキーンさんにそう言わせるのか。 「東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹(かに)とたはむる」。歌集『一握(いちあく)の砂』が有名だが、「啄木の最高傑作は日記だ」とキーンさんは言う。 啄木は長年にわたって、詳細な日記をつけていた。キーンさんが特に「傑作」とみなすのは、1909年4月から6月にかけて啄木がつづった、いわゆる「ローマ字日記」。 「なぜこの日記をローマ字で書くことにしたか? なぜだ? 予は妻を愛してる。愛してるからこそこの日記を読ませたくないのだ」。啄木はローマ字でそう記し、買春を繰り返す日々を赤裸々につづっていく。 「妻を愛してる」と言いなが…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く