JR京葉線の海浜幕張―新習志野駅間に検討されている新駅(千葉市美浜区)の事業費が、概算で約100億円と見積もられていることが、わかった。 千葉県や千葉市などの複数の関係者が明らかにした。JR東日本は基本調査で事業費をさらに精査し、年内に県や千葉市などに示す。今後、費用負担の割合が議論の焦点となりそうだ。 新駅は、県と千葉市、習志野市、イオンモールでつくる「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」が、駅舎規模の検討のほか、事業費や工期を調べる基本調査をJRに依頼。関係者は「概算で100億円前後」と口をそろえる。JRが精査しており、12月にも結果を示す。 ◆海浜幕張の混雑緩和 海浜幕張駅の1日平均乗車人数は2005年度が4万8813人だったが、15年度には6万3225人と約30%増加した。13年に、同駅から約1・5キロの距離にある新駅予定地前に年間約2400万人が訪れる「イオンモール幕張新都心」が開