来年4月から国土交通省が導入する首都圏の高速道路の料金見直しで首都高速道路などの新しい料金体系が11日、明らかになった。 首都高は、短距離では実質値下げ、長距離では実質値上げとなる。 現行の首都高の料金(普通車)は510円~930円となっているが、これを300円~1300円の料金幅に拡大する。これまでは利用距離が長い場合に割安な料金体系で、首都高を使って都心を通過する車が多く、渋滞が発生していた。 一方で、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の西側区間は、1キロ当たり40円超から他の高速道と同水準の約36円に引き下げる。圏央道を利用しやすくすることで、これまで都心を通ってきた車を圏央道に流し、首都高の渋滞緩和を図る。