千葉県は、県内に大きな被害をもたらす可能性が高い地震の被害想定を独自にまとめ、房総半島の東方沖でマグニチュード8.2の地震が起きた場合、銚子市などで最大で8メートルを超える津波が到達し、死者は最大で5600人に上ると推定しています。 それによりますと、千葉県いすみ市の南東およそ75キロを震源とするマグニチュード8.2の「房総半島東方沖日本海溝沿い地震」が発生した場合、千葉県の太平洋側の地域では十数分から40分余りで津波の第1波が到達するとしています。 津波の高さは、最大で▼銚子市で8.8メートルに達するほか▼いすみ市、御宿町、一宮町でも8メートルを超えると想定しています。 また、地震発生後すぐに高台などに避難する人が2割しかいなかった場合、津波による死者数は5600人に上るとしています。 一方、習志野市と千葉市の境界を震源とするマグニチュード7.3の「千葉県北西部直下地震」が発生した場合、