東芝コンシューママーケティングは7月19日、真空ポンプを搭載した圧力IH炊飯器「RC-10VS/18VS」を発表した。釜内の気圧を0.6気圧から1.4気圧までコントロールすることでお米を理想的に炊きあげ、保温時には黄ばみや酸化を防ぐという。新製品は容量1リットルタイプと1.8リットルタイプがあり、9月20日から順次発売する。 同社の業務用調理器具「真空マイクロ波解凍機」の技術を応用。コンパクトな真空ポンプと気圧調整弁を炊飯器に内蔵した。また外装は、冷蔵庫用に開発された真空断熱パネル「VIP」(Vacuum Insulation Panel)を発泡ポリプロピレンで挟んだ3層構造として、保温時の消費電力を従来製品より約14%削減した。 炊飯前には、内釜内の空間を真空(0.6気圧)にしてお米の吸水を促進する。気圧を下げると、お米の中の空気が膨張して外に追い出される一方、外から水の力が加わり“浸透