「国際標準化を進めるためにも知的財産を活用しています」 星 哲夫氏(横河電機 技術開発本部知的財産・国際標準化センター長) 横河電機は計測・制御・情報の中核事業で“最高の技術”によって顧客の視点で“課題解決”するリーディング企業であり続けることを目指す。売上げの60%強を海外市場で得ているグローバル企業として,研究開発とその成果から産まれる知的財産が将来の企業価値をつくる源泉であると考える知的財産経営を推進する。研究開発戦略と知的財産戦略,標準化戦略などを最適に組み合わせた経営戦略を,同社のステークホルダーに伝えるツールとして,2005年10月から「知的財産報告書2005」を発信し始めた。2005年度は,横河電機が2000年に策定した長期経営構想「VISION-21&ACTION-21」の第1のマイルストーンに当たる節目の年度だった。2006年5月からは2010年度を第2のマイルストー