KDDI関連会社でモバイルWiMAX事業者のUQコミュニケーションズは2009年2月3日、2月26日からモバイルWiMAXの試験サービスを開始すると発表した。サービス名は「UQ WiMAX」。モニター5000人を対象に、6月30日まで無料サービスを提供する。モニターの募集は本日から2月15日まで。5000人を超える応募があった場合は抽選となる。 モバイルWiMAXは理論値で下り最大40Mビット/秒、上り最大10Mビット/秒の次世代モバイル通信規格。UQコミュニケーションズは2007年12月に事業免許を受け、サービスの準備を進めてきた。田中孝司社長は「携帯電話のような(小さなディスプレイに)限定されたインターネットではなく、真のモバイルブロードバンドの世界を作りたい」と決意を示した(写真)。 試験サービスでは東京23区と神奈川県横浜市、川崎市で提供する。モニターへの応募はこれらの地域に在住し
2007/12/21 総務省は12月21日、2.5GHz帯周波数による次世代無線通信の免許をKDDI、インテル陣営からなるワイヤレスブロードバンド企画と、ウィルコムに与えることを決めた。同日、開催した電波監理審議会が総務相に答申した。ワイヤレスブロードバンド企画の代表取締役 田中孝司氏は「技術だけでなく、2003年からWiMAXの事業を立ち上げようとしてきたことが評価された」と話した。ウィルコムは「これまでの取り組みに基づいた『次世代PHS』の事業計画が評価された」とコメントした。 ワイヤレスブロードバンド企画は2009年夏にモバイルWiMAX(用語解説)による無線ブロードバンドサービスを開始する計画。モバイルWiMAX対応通信チップを組み込んだPC向けのサービスや、ノートPCと比較してさらに小型のウルトラモバイルPC、モバイルインターネットデバイスを主な対象とする。数十Mbpsの高速通信
YOZANは18日、同社のWiMAX事業を6月30日をもって廃止すると発表した。 YOZANは、2005年12月より4.9~5GHzの周波数帯域を使用するWiMAX(IEEE 802.11d)の商用サービスを開始していた。しかし、調達機材が開発途上であったためにトラブルが相次いだほか、機材トラブルを抱えながらも大量発注を行なったことから通信インフラ維持経費の負担が増加。また、ライブドアとの協業解除や仕入先、販売先の買収を受けてサービス計画を一部変更したものの収益の急速な回復は見込めず、2月には収益の早期回復を最優先とするためにWiMAX事業を一時的に凍結するなどした再生計画を明らかにした。 今回、YOZANは今後も新たな収益を確保する可能性に乏しいとして、18日に同社取締役会において6月30日をもってWiMAX事業を正式に廃止することを決定した。なお、WiMAX事業の2008年3月期におけ
米国時間6月9日、テクノロジ業界の有力企業6社が集まり、高速無線技術のWiMAXの特許を共同でライセンスするOpen Patent Alliance(OPA)の設立を発表した。 参加企業は、Intel、Cisco Systems、サムスン電子、Sprint Nextel、Clearwire、Alcatel-Lucentの6社で、WiMAXの特許の権利をまとめ、家電機器、ネットワーク装置、およびコンピュータのメーカーにライセンスすることを目的とする。 9日に行われた発表のウェブキャストでは、出席した6社の幹部がOPAのオープン性を強調し、他社の参加を希望していると述べた。 Intel CapitalのWiMAX担当ゼネラルマネージャーであるSriram Viswanathan氏は「設立メンバーとしてのわれわれ役割は、ほかのベンダーと協力するなかで、オープンモデルの利点を広めていくことにある」
ノキアシーメンスネットワークスは5月29日、日本で本格的な営業活動を開始したと発表した。同社は昨年6月に携帯電話メーカーでフィンランドのノキアと通信機器メーカーの独シーメンスが出資比率50:50で設立を発表した合弁会社で、グローバルな営業活動は、すでに4月1日から開始している。合併前の事業規模から見込まれている2006年度の売り上げは171億ユーロ(約2兆8000億円)。同社は無線ネットワークで世界第2位、オペレータ・サービスで同2位、有線ネットワークで同3位となるなど通信インフラベンダとしてトップ3の地位を占めている。 同日開かれた記者会見の席で、4月に日本・韓国市場担当に就任したマイケル・クーナー氏は「150カ国で600社以上の顧客。弊社の交換機を通じて10億人以上が“コネクト”されている」と事業規模を概観した。 基地局設置費用はW-CDMAの基地局の約半分 ノキアシーメンスの事業はネ
フィンランドNokiaは4月16日、同社初のWiMAX対応携帯端末を、2008年前半に投入する計画を発表した。 Nokiaは、WiMAXに対し「かなりの研究開発や知的財産」を費やしているという。WiMAXブロードバンド技術とWeb2.0サービスとの組み合わせにより、デスクトップPCにしばられない、自由な高速インターネット体験が可能となるとし、WiMAXを世界的なブロードバンド基準とする動きをサポートすると表明した。 関連記事 Sprint Nextel、2007年のWiMAXネットワーク計画を発表 まずはシカゴとワシントンD.C.から導入を開始し、2008年末には最低でも1億人のユーザーが利用可能になる見込み。 Nokia、WiMAX携帯を2008年に導入 2007年以降、WiMAX用のベースステーション「Nokia Flexi WiMAX Base Station」を出荷する予定。WiM
総務省が中心となって推進している2.5GHz帯を利用した広帯域移動無線アクセスシステムBWA(Broadband Wireless Access)の実現に向けて、総務省は、BWAの推進や現状報告、免許取得希望者からのヒアリングを行う「BWAカンファレンス」を開催した。 免許を取得すれば、BWAの周波数帯域の割り当てを受け、サービスを提供することができる。高速な無線インターネットという潜在ニーズの高いサービスだけに、インターネットインフラ事業者や携帯電話キャリアをはじめ地方自治体に至るまで、14組が意見陳述を行うこととなった。このため事前に計画されていたスケジュールが急きょ2時間近く前倒しとなり、午前11時からの開催となった。 BWAは、日常の行動範囲内であればどこであろうと、自宅や職場から持ち出したPCをブロードバンド環境でストレスなく使用できること、都市部を中心に広域をカバーできること、
この秋は、番号ポータビリティー(MNP)制度の開始により、最新端末や最新サービスの発表合戦が熾烈を極めた。しかし、それも一段落して、あとは審査員たるユーザーの裁定を待つばかりだ。 一方、携帯電話の基礎技術を作る人々は、そろそろ3Gの次に来る携帯電話技術の議論をしなければならない。来年以降の携帯電話では、数世代前のパソコンと変わらない高性能なプロセッサーやVGA以上の高解像度ディスプレイも当たり前になる。データ通信機能も、それに見合った「ブロードバンド」水準に進化することが必然の流れである。 まもなく、乗り物に乗りながらでもGoogle Earthのような高解像度の映像アプリケーションが使える夢の時代がやってくるかもしれないと夢が膨らむ。 しかし、そんな夢が今、危機に瀕していると「待った」をかける呼び声がある。 モバイルWiMAXの未来は本当にバラ色なのか!? 現在、モバイルのブロードバンド
WiMAXはジャングルを征服することができるか?Intelが実施した初期実験によるとその可能性はあるということだ。 チップメーカーのIntelは、ブラジルの学校および企業と共同で、容易にアクセス可能なブロードバンドを、アマゾン川流域の島にある人口11万4000人の孤立した都市パリンチンスに敷設した。 島には長距離ワイヤレス技術であるWiMAXのアンテナ塔が設置され、2つの学校、病院、コミュニティセンター、および大学がブロードバンドネットワークに接続された。Intel Latin Americaで地域ディレクターを務めるRicardo Carreon氏によると、これまでインターネットにアクセスする主な手段は、ダイアルアップ接続だったという。ブロードバンドを利用するためには、マイクロ波か衛星を使うほか選択肢がなかった。WiMAXネットワークの公式開通式には、Intel会長Craig Barre
■周波数帯・性能・サービス内容に疑念 関係各社の調整難航 次世代の高速移動無線の本命とみられていた「WiMAX(ワイマックス)」の実用化に向けた議論が混迷している。 衛星無線システムとの干渉のため、ワイマックスへの割当が想定されていた周波数帯が大幅に縮小される可能性があるほか、高速移動しながらの通信性能が他のシステムに比べて劣るという見方も出ている。 総務省では改めて各事業者を集めて、割当のあり方や利用法などを話し合う場を設けることも検討しており、来年7月の免許付与というスケジュールが遅れる可能性もありそうだ。 ワイマックスは高速移動中も最大毎秒20〜30メガ(1メガは100万)ビット程度とADSL(非対称デジタル加入者線)並みか、それ以上のブロードバンド(高速大容量)通信が可能。すでに国際標準となっており、韓国では商用サービスがスタートしたほか、米国でも大規模な商用化計画が進んで
Motorolaは米国時間の7月24日、東京都内においてWiMAX(IEEE 802.16e-2005)の実証実験を実施することで、ソフトバンクグループと合意に達したと発表した。 今回の実証実験は9月から5カ月間を予定しており、2.5GHz帯域におけるモバイルWiMAXの性能について、スループットとエリアの確認、アクセスポイント間に関するネットワークのハンドオーバー速度などの性能が検証する。Motorolaがアクセスポイントとアクセスネットワークおよび、モバイルWiMAX対応端末のプロトタイプを含むエンドツーエンドのトライアルシステムを提供。ソフトバンクグループでは、ワイヤレス・ブロードバンド技術としてモバイルWiMAXの有用性を確認すると共に、通信サービス・ポートフォリオに加えるための情報収集を主眼としている。 Motorolaでは5カ所のモバイルWiMAX基地局と、25台のモバイルWi
シリコンバレーに居を構えるベンチャーキャピタルという仕事がら、次世代を担う技術の種を常日頃から探している。最近、注目を集めている技術の1つに次世代無線通信規格「WiMAX」がある。 WiMAXは、2003年1月にIEEE(米国電気電子技術者協会)が承認した無線通信の標準規格だ。その魅力は、通信スピードの速さと電波到達距離の長さにある。通信スピードは、第3世代携帯電話の最大30倍と、はるかに速い。また、建物内部の通信を想定した無線LANと異なり、見通しの利かない場所にある端末同士でも通信できるように改良されている。 電波到達距離は、現在一般的に用いられているワイヤレスLANが100m程度。これに対し、WiMAXだと固定通信方式で10km程度、移動体通信方式(モバイルWiMAX)だと1.5~数kmと、圧倒的に広域での使用が可能になる。 その結果、これまで投資効率の観点から、インフラ整備が難しか
kirara(397)曰く、"京都新聞電子版の記事によると、高速大容量の無線通信技術「WiMAX(ワイマックス)」を用いた無線 LAN網を京都市内一円に張り巡らせ、医療の情報化に役立てる計画が官民連携で進んでいるらしい。 具体的には、国立病院機構京都医療センターとYOZANが協力し、実証実験を5月にも本格開始し、移動中の救急車からも常時閲覧可能な電子カルテなど高度な救急医療システムの構築を目指しているそうだ。 この計画は「みあこネット」で有名なNPO法人SCCJの新プロジェクト「どこカル.ネット」の一環で、2004年から京都で進められてきたもの。 みあこネットの無線LAN網では通信範囲の問題をクリアできず、新技術を採用することになった模様。 YOZANはWiMAXサービス「YOZAN WiMAX」を昨年末より開始している(過去記事)のだが、うまくいっているのだろうか? ちょっと心配だが、と
NTTドコモは3月28日、ワイヤレスブロードバンドサービスの屋外実証実験に向け、IEEE802.16e方式(WiMAX)の屋外実証実験用無線局の免許を総務省に申請したと発表した。実験は東京都代々木周辺で、約12カ月行われる。 IEEE802.16eは、広帯域移動無線アクセス技術の一つとして注目されている無線LAN規格。本実験において、NTTドコモはNTTグループ各社と協力し、WiMAXの屋外環境での性能評価とともに、2.5GHz帯域において隣接する既存の移動衛星通信システムとの電波干渉評価を行う。 具体的な実験内容は、(1)基地局端末間の距離、端末の移動速度などに応じたスループット特性など無線伝送特性の評価(2)無線パラメータの最適化、エリア構築方法の検証を通じた周波数利用効率の検証(3)移動衛星通信システム(ワイドスターサービス)など既存システムとの干渉評価、4)WiMAXシステム内ハン
KDDIは2月16日、大阪府内において、高速無線通信技術「モバイルWiMAX」の実証実験の様子を報道陣に公開した。市街地をバスで走行しながら複数の動画を受信、再生し、移動中でも途切れることなく鮮明な動画が見られることを示した。また、テレビ電話をしながら携帯電話のネットワークとスムーズに切り替えられる様子も紹介した。 モバイルWiMAXとは、時速120kmの移動環境でも十数Mbpsの通信速度が出る高速無線通信規格「IEEE802.16e」を利用した技術。802.16eは2005年12月に米電気電子学会(IEEE)で承認されたばかりだ。KDDIのほか、携帯電話事業に新規参入するソフトバンクやイー・アクセスもモバイルWiMAXの活用に向けて検証を続けている。また、端末メーカーでは韓国のSamsung ElectronicsがモバイルWiMAX対応端末をすでに公開している。 KDDIは2005年7
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