例によって翻訳について一言。 リーン・スタートアップは提唱されたばかりで、概念も用語も、まだ日本語になっていません。そのため、著者が訴えたいこと、米国・日本のさまざまな状況の違い、日本語としてのイメージしやすさ、キレのよさなど、さまざまな条件を考慮しながらキーワードを自由に訳すという訳者としてはかなり楽しい時間もすごさせてもらいました。今回、著者の来日が4月頭と大幅に早まるなど厳しい条件もありましたが、キーワードについては編集さんと何度も議論するなどして、さまざまな工夫を施してあります。この原著は米国でかなり話題になっているそうで、日本でも、原著を買って読んでは情報交換をしている人たちがおられるので、そういう方々への通りのよさ(日本語だけ読む読者向けとは違う点にも注意を払わなければならい)などにも配慮したつもりです。 なお、ほかの人が提唱した概念などのなかには一部、既訳があるものもあります