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ブックマーク / junnishida.hatenablog.com (4)

  • 時は脳なり - 新 The Economistを読むブログ

    時は金なり、は英語でTime is moneyと言いますね。でも、Time is brainって言われたら? 答えは救急医療の現場では「脳血栓溶解剤」処方までの時間が、脳細胞の毀損を防ぐ最大のファクターであるという考え方を表したもの、だそうです。 4月4日号のScience and technologiesでは、脳卒中(脳梗塞ですかね)の治療について近年大きな改善が見られていること、その理由はCT装置を救急外来に備え付けることで的確な診断に基づいた血栓溶解剤の処方が速やかにできるようになったことがある、と伝えています。で、それ以外にもう一つ注目すべきファクターがあるのだそうですが。 それは「人」だそうで、患者さんが一人で来院した時に比べると、一人付添が来るだけで15分ほど早く措置してもらえている、二人以上の付添が一緒に来るとさらにもう20分短くなる、というデータが医療情報誌のMedicin

    時は脳なり - 新 The Economistを読むブログ
    pho
    pho 2015/04/20
    付き添いの人数で措置してもらえるまでの時間がかわるってのは、なんかリアルな結果だな。
  • 限界化する台湾 - 新 The Economistを読むブログ

    3月29日のBanyanは、その政治的な立場や役割の重要性がどんどん希薄化する台湾と、2016年の総統選挙で苦戦が予想される与党・国民党についてのもので、ウェブ上では最もrecommendされた記事となっていますが、確かに読み応えのある内容です。 最も目を引くのは、アメリカ政治学者ジョン・ミーシュマイヤーが最近発表した論文の中で「戦略的な視点からアメリカ台湾を捨て、中国に統一されることを受け入れる可能性」について論じたことが台湾で注目を集めている、と言う点でしょうか。 現在の台湾では、この論文に近い立場、すなわち「統一されても仕方ない」「台湾には抗する力がない」と言った諦観論から、中国土とのサービス貿易自由化に関する交渉に反対してデモを行っている学生たちに代表される統一反対論、野党民主党に代表される独立論まで幅広い議論が存在する中、国民党そして馬英九総統は中道的な政策を模索していると

    限界化する台湾 - 新 The Economistを読むブログ
    pho
    pho 2014/04/02
    来るところまで来ている感があるんだな。
  • スマトラの山火事 - 新 The Economistを読むブログ

    3月22日号のAsiaから。 地域にとっては結構重要な話なのに、日ではほとんど報道されない出来事というのが意外とあったりするのですが、スマトラでは年中行事と化した感さえある山火事の話もその一つだろうと思います。狭いマラッカ海峡を隔てたマレーシアそしてシンガポールにとっては良い迷惑な話だと思うのですが、焼畑農業に端を発したこの半ば人災ともいえる山火事は、今年は例年よりも早くスマトラ東部のリアウあたりで勢いを増しているそうです。 焼畑の禁止や処罰規定なども存在するようなのですが、伝統的農法であり代替的な方法論がない中で、法律がどうあろうと地元の人たちはごく当たり前に畑を焼くのだとか。特にパームオイルの生産が盛んなこの地域では、大規模プランテーションのために大規模な焼畑が行われているのだそうで。 片や地球温暖化対策だのということで、CO2削減への取り組みが喧伝される中、焼畑が山火事になって制御

    スマトラの山火事 - 新 The Economistを読むブログ
    pho
    pho 2014/03/24
    今年は去年よりひどいらしい。困ったもんだ。
  • デモクラシーへの挑戦、でも誰が? - 新 The Economistを読むブログ

    出張などがあって、ちょっと間が空いてしまいました。 ネットでは3月1日号が流れています。Leadersのあとに、大変興味深い長文のエッセイが掲載されています。その内容は、最近どうもうまく行かない民主主義もしくは民主化の流れに関する分析に基づくものなのですが、たとえば中国共産党と周辺の学者が説く、「民主主義よりも社会主義市場経済のほうが優れている」、という意見や、中東を揺るがすアラブの春など「うまく行かない」事例を参照しながら当に民主主義はダメなのか、という洞察を深めようとするものでした。 中国は、個人の自由がムダを生む民主主義に比べて、社会主義市場経済の方が中央の指示によりよほど合理的な資源配分を行うことが可能で、過去30年間に渡り中国は高度成長を遂げることができた、その速度はこれまでどの民主主義国が経験したものよりも速い、という観察に基づき体制を正当化しています。さらに中国の学者の中に

    デモクラシーへの挑戦、でも誰が? - 新 The Economistを読むブログ
    pho
    pho 2014/03/02
    そういえばかなり長いessayがあったな。民主主義ってのは選挙すればいいってものでもないし、盲目的に信じるべきものでもないという視点は非常に重要。
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