検索サイトで調べ業者に連絡 「多いときで1回68万円」 「スナイパーと呼ばれている」 英語が苦手なことをプレッシャーに感じる人は少なくありません。中国では「英語熱」の高まりで、英語検定試験を替え玉受験させる組織犯罪が横行、日本で受験し、刑事事件になるケースも出ました。京都などで替え玉受験にかかわったとして、中国人の男性被告(30)が有印私文書偽造などの罪に問われました。「TOEFLほぼ満点」という被告と5月下旬、拘置所で2回面会。その手口から報酬まで……仕切り板越しのインタビューで語られたこととは?(朝日新聞京都総局記者・徳永猛城、高橋豪) 検索サイトで調べ業者に連絡 1回の面会は30分まで。被告とは、仕切り板越しに中国語でのやりとりです。会話の内容はその都度、立ち会いの拘置所職員に日本語で伝えながら進みました。替え玉受験の話は中国の実態や仲介業者、報酬などに広がっていきました。 現れた被