シングルマザーのためのシェアハウスが話題になっている。今回、訪ねたのは、「シングルマザーの、シングルマザーによる、シングルマザーのためのシェアハウス」である、コドナハウスだ。運営者の潟沼恵さんは、ご自身もシングルでの子育ての経験者。経験を生かし、シェアハウスを設立するまでの経緯を語ってもらった。 仕事をがんばればがんばるほど、子どもとの時間が失われる ――潟沼さんが、ここを運営しようと思ったきっかけは? 潟沼恵さん(以下、潟沼):私自身が4年前に離婚したんです。当時、16歳と14歳の子を抱えて、とにかく仕事をしなければいけない。夫が自営業で、私も一緒に仕事をしていたものですから、離婚と同時に住むところも仕事も失ってしまったんです。 ――うわ、大変でしたね。 潟沼:幸い、仕事も住居も見つかったんですが、そこからが大変でした。仕事は残業、休日出勤当たり前という会社で。がんばればがんばるほど、子