来年7月に上方落語の大名跡「六代 桂文枝」を襲名する落語家、桂三枝(68)が16日、都内で会見し、「新しい平成の文枝を作ります」と抱負を語った。一方、入門から45年使い続けた三枝について「誰かに継がせる考えはない。落語の時は文枝、バラエティーでコケる時は三枝で」と襲名後も使用すると明言。落語界史上初の“Wネーム”で新たな一歩を踏み出す。 【続きを読む】
上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を、来年7月に襲名する落語家でタレントの桂三枝(68)が16日、東京都内で記者会見し「胸を張って、新しい『平成の文枝』をつくろうと思っています」と抱負を述べ、これまで通り創作落語に力を入れる考えを表明した。 三枝は弟弟子の桂きん枝(60)、桂文珍(62)らと登場。名跡の大きさと、三枝という名前への愛着から悩みに悩んだが「いつまでもほっておけない。襲名の時は69歳。これがギリギリかな」と、文枝を継ぐ決断をしたという。 途中で相談したのは落語家の立川談志(75)。「せっかく三枝を大きくしたのだから、続けるべきだ」とアドバイスを受けたが、その後、襲名を決めたと伝えると、ファクスで「文枝のほうがよくなったのか ぢゃあ 仕方がない 勝手にしろ」などと談志流の“激励”を受けたという。 また三枝は「新婚さんいらっしゃい!」などの番組出演について「文枝になると、いすからこ
上方落語協会会長の落語家、桂三枝さん(67)が大名跡の六代目桂文枝を来年7月に襲名することが決まった。所属の吉本興業が11日発表した。若い頃からラジオ、テレビで活躍し、「創作落語」を掲げ奮闘してきた上方落語界の第一人者が、還暦を過ぎて知名度抜群の名前に別れを告げ、大名跡を襲名するのは異例。新・文枝の誕生で上方落語界は新たな時代を迎える。 三枝さんは堺市生まれ。66年、桂小文枝(後の五代目文枝)に入門。ラジオ「MBSヤングタウン」、テレビ「ヤングおー!おー!」、71年以来続く「新婚さんいらっしゃい!」など数多くの番組に出演。一方、「後世に残る作品を」と自作を創作落語と名付け220席以上を発表。文化庁芸術祭大賞を2回、芸術選奨文部科学大臣賞なども受賞している。 三枝さんの文枝襲名は上方文化の全国的知名度アップに貢献するだけでなく、創作(新作)落語世代を後押しするとともに、上方落語界の世代交代を
落語家で人間国宝の桂米朝(84)の孫弟子に当たる桂都丸(55)が6日、大阪市北区のサンケイホールビリーゼで「4代目桂塩鯛」を襲名した。3代目の死去後、67年ぶりに上方落語の名跡が復活した。 同日正午前、劇場に入った都丸は、3人の弟子とともに神棚に手を合わせた。楽屋入りを示す「着到板(ちゃくとうばん)」と呼ばれるプラスチック製の名札を裏返した瞬間、塩鯛に。周囲から起きた拍手に「ありがとうございます」と応じた塩鯛は「感無量。上方落語界に貢献できるよう頑張りたい」と真剣な表情で述べた。 同日午後に開く2回の公演で、「都丸改め塩鯛」として師匠の桂ざこば(62)らと口上を述べる。 [2010年8月6日15時10分]ソーシャルブックマーク
上方落語家で人間国宝の桂米朝さん(84)のひ孫弟子にあたる月亭八天さん(49)が31日、記者会見し、弟子の月亭天使さん(35)が入門したと発表した。玄孫(やしゃご)弟子は米朝さんにとって初めてで、東西落語史上でも極めて珍しい。 天使さんは大阪府豊中市出身の女性で、龍谷大文学部を卒業。出版社勤務などを経て、2008年春から上方落語の定席「天満天神繁昌亭」でアルバイトをしていた。漫才や落語の台本を書いた経験もある。 会見に同席した天使さんは「頑張っている女性落語家を見て、自分もやってみようと思った」と入門の動機を語り、5月23日に予定している初高座について「とにかく楽しくやりたい」と笑顔を見せた。八天さんは「師弟ともども、二人三脚でやっていきたい」と話した。 八天さんと天使さんが29日に米朝さんの自宅をあいさつに訪れた際、米朝さんは「天から降ってきたので天使やな」と激励したという。 [2010
◆ 関テレ24年ぶりレギュラー番組 ◆ 落語家の桂南光(56)と月亭八光(31)が司会を務める本格落語番組「扇町寄席(仮題)」が10月5日から関西テレビでスタートすることが3日、分かった。毎月第1、2日曜(日曜が5週ある月は第1、2、3週放送)の午前6時30分からの30分番組で、同局が定期的に落語番組を放送するのは24年ぶり。初回は桂吉弥(37)が登場する。 ◆ カーペットの次は座布団!!“いろもん”なしで勝負 ◆ 2006年に関西で60年ぶりに復活した落語専門の定席「天満天神繁昌亭」は連日満席、落語を題材にしたNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が放送されるなど落語の面白さが見直されつつある。それでもテレビ番組は少なく、お茶の間で堪能できる機会は少ない。そこで上方落語をさらに盛り上げようと今秋から始まるのが「扇町寄席」。 若手からベテランまで200人を超える上方落語家の中から、毎回
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く