身長128センチの男性が、NHK大河ドラマ「光る君へ」で、ユースケ・サンタマリアさん演じる安倍晴明の従者「須麻流(すまる)」を好演している。俳優は初挑戦となるダンサーのDAIKIさん(29)で、短い手足など自身の体を「ブランド」と表現する。 2万人に1人の難病 DAIKIさんは小学4年生の時、自身の特徴を知った。 同級生の歩くスピードについていけず、周囲との体の大きさに違いを感じ、パソコンで「小さい」「着られる服が少ない」などのキーワードでインターネット検索をした。 画面に表示されたのは「軟骨無形成症」という難病だった。骨の成長にかかわる軟骨の異常により低身長や四肢、指が短いことが特徴で「低身長症」とも呼ばれる。 遺伝子の変異が原因で、2万人に1人とされる先天性の難病について、母は「病気を言い訳にして生きてしまうので、(DAIKIさんが)納得できるようになるまでは伝えなかった」という。