米IBMの研究者が、電気信号の代わりに光信号をコア間の通信に用いるための半導体Mach-Zehnder変調器の最新研究成果をOptical Expressに発表した。「数マイルにおよぶ銅線で結ばれた数千のプロセッサの"頭脳"を備えるスーパーコンピュータが、将来的にラップトップPCに収まることもあり得る」、「今日のスーパーコンピュータは数百の家庭に相当する電力を消費しているが、小さなsupercomputers-on-a-chipは電球程度の電力しか消費しないだろう」と、IBMは発表文の中で新技術の可能性を説明している。 半導体Mach-Zehnder変調器は電気信号を光のパルスに変換する。IBMの新技術では、プロセッサコアからデジタル電気信号が変調器に送られてくると、変調器が高速なシャッターのような役割をして、インプットされたレーザーを寸断しながら、"1"と"0"の組み合わせの流れを光信号
よくある自作PCの内部。CPUファンの上方にダクトとケースファンを取り付け、排熱を積極的にケース外に排出する仕組み。しかしケースファンにほこりが積もり、排熱も静音もよろしくない状況 皆さんは、自分の使っているPCが「うるさい」と思ったことはないだろうか。騒音の大きさは静かな住宅街で30~40dB、図書館などで50dB、人同士の会話で50~60dBが目安とされている。個人差や音の種類にもよるが、室内であればだいたい20~25dBを超えたあたりで耳障りと感じ始めるようだ。 PCケースの内部では、回転するもの、駆動するものが騒音を発し、これがある一定の音量を超えると「うるさい」と感じるようになる。PC内部で騒音を発するのは、主にファンだ。この場合、ファンの羽根の形状や、羽根部分の仕上げ処理にもよるが、基本的にはファンが回るときの風切り音や、ファン自体の振動が騒音の元となる。ファンは主にケース、C
11月15日 開催 ラトックシステム株式会社は16日、都内でプレス向けに新製品の展示会を開催し、2008年発売予定のワイヤレスUSB Hubなど未発表製品などを公開した。 ●ワイヤレスUSB HubとPCカードのセット「REX-WUSB1」 「REX-WUSB1」は、4ポートのワイヤレスUSB Hub「WD-HUB01」と通信用ドングルのType2 PCカード「WH-CBA01」のセット製品。Hub側にプリンタ/マウス/外付けHDDなどの有線USB機器をつなげば、ドングルを接続したPCから遠隔操作が可能になる。 WD-HUB01は本体の切り替えスイッチで最大3台のPCに対し接続先を変更可能。また、WH-CBA01は現時点で9台のHubを接続できる。接続可能距離は最大10m。最大通信速度は半径3mで480Mbps、半径10mで110Mbps。周波数帯域は3.1GHz~4.4GHzを利用する。
従来は流線型にするなど形状を工夫することで風切り音を抑えてきたが、柔毛材の植毛や表面の柔らかさの制御することで「空力発生音」を低減する――。9月12日に東京・大手町の東京国際フォーラムで始まった「イノベーション・ジャパン2007―大学見本市」の会場で、そう説明するのは鳥取大学工学部機械工学科教授の西村正治博士だ。クルマ、高速車両、航空機、送風機など、風切り音を発生させるものなら、何でも静音化の対象だ。 風切り音は高速に動く物体に空気が当たるときにできる圧力変動によって発生する。例えば円柱に対して真横から空気を流した場合、円柱に空気が当たる“上流”部分で流れは二手に分かれ、円柱の反対側の“後流”部分で2本の空気の流れが合流する。このとき、空気の流れが物体から剥離し、後流に強い渦ができる。 西村教授は基礎研究で、円柱に柔毛をぐるりと巻き付けることで、広い周波数の騒音を5~8dB低減できることを
Panoは、銀色の小さな立方体の筐体で、マイクロプロセッサ、メモリ、ソフトウェア・ドライバ、OSなどは搭載せず、ユーザーのキーボードやマウス、ディスプレイなどの周辺機器をUSBで接続して、リモート・サーバ上で稼働するWindows VistaやWindows XPシステムを利用できる。 マイクロプロセッサ、メモリ、ソフトウェア・ドライバ、OSを搭載しない「Pano」の筐体。消費電力5ワットで動作する。 Panoのアプローチは、各ユーザーのデスクトップ上で実行される演算処理やデータ・ストレージ処理を軽減するという意味で、HP、ワイズテクノロジー、ネオウェアなどのシン・クライアントやクリアキューブ・テクノロジーのPCブレードに近い。 これらのベンダーは、データをリモート・サーバに保存することでITのセキュリティを高めると同時に、管理者も個々のクライアント・マシンではなく、集中化されたサーバ上で
7月第4週に入って、Intelの研究者が40Gビット/秒のデータ伝送が可能なシリコンモジュレータ(変調器)を披露した。これまでの最速記録を塗り替えるこの速度は、光ファイバ配線を搭載したコンピュータの実現が近いことを意味するものだ。 モジュレータは、もともと光ファイバ産業で用いられてきた部品だ。その原理は、レーザーの光を細かく点滅させて光の点を作り出し、最終的には「0」と「1」の2進数として、コンピュータに認識させるというものだ。現在、コンピュータ(とチップ)は金属製ワイヤを用い、信号を電子で伝達している。ただし、金属製ワイヤは熱を発するため、コンピュータ内でエネルギー不足が生じる原因にもなっている。 一方、光ファイバはデータを光子で送る。これは電子より高速で、発熱もない。では、問題はないのかというと、そうではない。これまで、光ファイバネットワークを構成する部品は、高価で大きいうえに、扱いが
有機ELディスプレイ(OLED)の研究開発を手掛けている米Universal Displayは、OLEDの次世代コンセプトを掲げ、研究開発を進めている。 同社は米政府から資金面でのサポートも受けている。また、米プリンストン大学(Princeton University)および米南カリフォルニア大学(University of Southern California)との共同開発体制を整え、一般的なOLEDよりも約4倍の高効率を実現する白色燐(りん)光材料有機ELディスプレイ(PHOLED)をベースとした新技術の研究などを行っているという。 同社によると、発光性の高いPHOLEDなどを応用することで、照明バルブが不要となる照明システムが実現できる。また、柔軟に折り曲げられるディスプレイ開発も進めており、くるくると巻き物のように丸めることのできるディスプレイを搭載した次世代通信システムの正式発
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1970年代後半のコンピューティング技術は今やほとんど残っていないが、注目に値する例外が1つある。世界のコンピュータの圧倒的多数で使われている、コンピュータの命令セットだ。 現在、世界中のPCとサーバの90%以上で使われているx86系の命令セットアーキテクチャ(ISA)は、Intelの「8086」マイクロプロセッサの一部として、1978年に市場に登場した。 したがって、2007年4月中旬に北京で開催される「Intel Developer Forum(IDF)」に集まる各国のIntelの開発者たちが、時間の大半を費やして話し合う技術は、Jimmy Carter氏が第39代大統領に在任中で、John Travolta主演の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサントラ盤が米国でベストセラーアルバムになった当時に開発されたわけだ。 命令セット--簡単に言えば、ソフトウェアが使用可能な演算のリスト
Microsoft創設者の1人ポール・アレン氏が、スーパーコンパクトPCを発表した。 同氏が設立した会社FlipStart Labsは3月7日、同社の最初の製品である小型PC「FlipStart」を3月末に発売すると発表した。 FlipStartはサイズ約15×11.4×4センチ(スリムラインバッテリー使用時は厚さ3.4センチ)、重さは約790グラム(スリムラインバッテリー時は680グラム)。ノートPCのような形をしている。 1.1GHzの省電力版Intel Pentium M、30GバイトのHDD、512MバイトのRAMを搭載し、OSはWindows XP ProfessionalあるいはWindows Vista Businessから選択できる。5.6インチディスプレイ(1024×600ワイドSVGA)を搭載し、入力デバイスとしてはマウスボタン、QWERTYキーボード、タッチパッド、タ
Mobile:NEWS 2002年12月17日 00:30 AM 更新 「ThumbSense」はタッチパッドに革命を起こす?(1/3) タッチパッドはキーボードの熟練者には扱いにくい。パッド操作時に手をホームポジションから外さざるえないからだ。そこでタッチパッドの左右のボタンをキーボードのホームポジションキーで代用できるようにしたのが、ソニー・暦本純一氏の「ThumbSense」だ 「入力」のセッションでは、すぐに実用になる小意気なソフトの研究発表が行われた。ソニーCSLインタラクションラボラトリー室長の暦本純一氏による「ThumbSense」である。 ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)インタラクションラボラトリー室長の暦本純一氏。ユーザーインタフェース研究の第一人者である 「ThumbSense」は、タッチパッドの左右のボタンをキーボードのホームポジションのキーで兼用するため
蘭Royal Philips Electronicsよりスピンアウトして創設されたPolymer Visionは、伊Telecom Italia傘下のモバイル通信事業者となるTelecom Italia Mobile(TIM)と提携して、柔軟に折り曲げられる極薄ディスプレイを搭載する新携帯端末「Cellular-Book」の共同開発および製品化をアナウンスした。 すでにPolymer Visionは、米E Inkとの技術提携により、電子インク技術を採用した、折り曲げられるディスプレイを搭載するコンセプト端末「Readius」の開発に成功。2005年にドイツ・ベルリンで開催された、欧州最大規模のコンシューマ・エレクトロニクスの展示会「IFA 2005」にて発表が行われ、商品化への期待も高まっていたようだ。 今回、新たに共同開発が進められたCellular-Bookは、やや一般的な携帯電
USB/CD/MD装備のミニコンポ。木目キャビネットのスピーカーが付属し、操作部がブラックのシルバーモデル(-S)と、キャビネット、本体ともに白色のホワイトモデル(-W)の2色を用意する。 USBでPCと接続し、PC上の音声をシステムで再生可能なUSBオーディオ機能を搭載。 USBメモリやマスストレージクラスに対応するオーディオプレーヤーを接続し、メモリ内のMP3ファイル(32〜320kbps)再生に対応するUSBホスト機能も備える。ファイルフォーマットはFAT16/32に対応する。そのほか、FMチューナを内蔵する。 CDからMDへは4倍速録音が可能だが、USBメモリなどへの録音機能は搭載しない。なお、2006年10月に発売した「UD」シリーズで備えていたSDカードスロットは搭載していない。 ポータブルオーディオ機器向けの「D.AUDIO」入出力端子を備え、他のオーディオ機器からの
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