スマスイ(須磨海浜水族園)、モトコー(元町高架通商店街)、新開地、稲荷市場に湊川商店街……。アーバンなイメージに埋もれがちな神戸のさまざまな側面を、アナーキーかつ下町愛にあふれた文と写真で切りとる神戸市広報課ページのエッセイ連載『ごろごろ、神戸3』。その書き手である平民金子の個展が、塩屋・784JUNCTION CAFEの2階ギャラリーにて開催される。 かつてはてなダイアリーのブロガーとして知られた平民が、稲荷市場の佇まいに惹かれて神戸に越してきたのは2015年ごろだという。同時期に生まれた子供を連れ、父親の視点から変わりゆく町の悲喜こもごもを記録してきた同連載は、SUUMO掲載の初回も含めれば今年で3年目。昨年にはスポーツ新聞をかたどったタブロイド版も刊行され、日本屈指の“無頼派広報ブログ”として市内外で人気を博している。 今回展示されるのは、平民がこれまで神戸で撮り続けてきた、連載でも