こんばんは。都議の栗下です。 昨日は法規制の検討から地方条例の制定にシフトした経緯についてお伝えしました。 今日はいよいよ東京都での青少年条例制定についてお伝えします。 ■賛否を巡る都議会でのバトル 東知事から諮問された青少年問題協議会(昨日のブログ参照)は翌年64年4月までに議論を重ねます。 令和の現在も続くこの協議会には都議会議員も含まれており、実質的にはこの段階から都議会各会派による議論が始まりました。 当時の多数を占めていた自民党都議は「環境の浄化は長い間叫ばれてきたが、改善されないので措置が必要」という主旨で賛成。 そのライバルであった社会党の都議は「青少年の権利や憲法との兼ね合いもあり慎重な議論が必要」という趣旨で反対の立場を取りました。 その他様々な意見が出たものの、協議会の結論である答申は「有害出版物等の排除措置を求める」として知事に提出されました。 ■反対運動の激化 一方