ホーム見どころ「水に浮かんでいたボール」が「空気の泡」で沈む?名古屋市科学館の「ぶくぶくタンク」で浮力の不思議を体験しよう!
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パイオニア探査機の金属板 パイオニア探査機の金属板(パイオニアたんさきのきんぞくばん、Pioneer plaque)は、1972年と1973年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア10号・11号に取り付けられた金属製の銘板で、人類からのメッセージを絵で記したものである。探査機によるMETI (Messaging to Extra-Terrestrial Intelligence) = Active SETI(能動的な地球外知的生命体探査)の最初のケースである。 金属板には人間の男女の姿とともに、探査機の故郷である地球に関する情報を示す記号がいくつか描かれている。この金属板は星間空間を漂う一種のボトルメールとして作られた。この金属板を搭載した探査機が将来、ある恒星の周囲30天文単位以内を通過するまでに要する平均的時間は我々の銀河系の現在の年齢よりも長いと見積もられている。 この金属板は探査機の
二重スリット実験(にじゅうスリットじっけん、英: Double-slit experiment)とは、粒子と波動の二重性を典型的に示す実験。ヤングの実験で使われた光の代わりに1個の粒子を使ったものである。リチャード・P・ファインマンはこれを「量子力学の精髄」と呼んだ。 この実験は古典的な思考実験であった。実際の実験は1961年にテュービンゲン大学のクラウス・イェンソンが複数の電子で行ったのが最初であり[1][2]、1回に1個の電子を用いての実験は1974年になってピエール・ジョルジョ・メルリらがミラノ大学で行った。1989年に技術の進歩を反映した追試を外村彰らが行なっている。 1982年、光子1個分以下にまで弱めたレーザー光による同様の実験が浜松ホトニクスによって行われた[3]。 2002年に、この実験はフィジックス・ワールド(英語版)の読者による投票で「最も美しい実験」に選ばれた[4]。
サンガリアの強炭酸水に寄せられた2018年のAmazonレビューが、「もはや論文の域に達している」とTwitterで再注目されています。 サンガリア、ウィルキンソン、ヴォックスなど各メーカーの強炭酸水をそれぞれまとめ買いし、炭酸の強さや抜け具合を2カ月以上かけて調査しています。情熱がすごい……。 ペットボトルの炭酸飲料を放置していると、未開封の状態でも少しずつ二酸化炭素が抜けていきます。強い刺激を楽しめる“強炭酸水”も、購入してから日がたてば普通の炭酸水と変わらない、あるいはもっと気の抜けた“弱炭酸水”になってしまう可能性があるのです。 そこでレビュワーは本格的な実験に乗り出します。5メーカーの強炭酸水をまとめ買いし、2~3日間隔で未開封のボトルのGV値(炭酸の強さ)を調査。製造時点で最も炭酸が含まれており、なおかつ炭酸が抜けにくい「最もおすすめできる炭酸水」を導き出したのです。 画像はA
複数のオルガノイドを基盤の上に配置した様子。左下の呼吸する肺から出た酸素の多い体液は赤で示され、各臓器から戻って来る酸素の少ない体液は青で示されている/Credit:youtube.TissUse 近年の急速なバイオテクノロジーの発展によって、様々な臓器が試験管内で培養可能になりました。 これらの培養された臓器は「オルガノイド」と呼ばれており、人体実験の代用品として使われています。 これまでは単体での利用が主でしたが、今回アメリカの研究者によって、脳を含む複数のオルガノイドを血流によって組み合わせ、基盤の上に配置することで「疑似人体」の作成に成功しました。 この統合的な疑似人体は、肺によって酸素を取り込み、心臓を脈拍させ、すい臓でインスリンを分泌し、精巣や卵巣まで供え、脳では神経活動が観測されています。 研究者たちは、このシステムを禁じられた人体実験の代用として利用することで、主に創薬にお
アメリカのロスアラモス研究所には、各種実験に使われ、2人の科学者の命を奪った約14ポンド(6.2kg)の未臨界量プルトニウムの塊が存在しました。これは2人の科学者の命を奪った経緯から「デーモン・コア(悪魔のコア)」という呼称で呼ばれるようになったのですが、このデーモン・コアが取り扱われた当時の状況を、2人目の犠牲者となったルイス・スローティン博士に特に焦点を当ててThe New Yorkerが追っています。 Demon Core: The Strange Death of Louis Slotin - The New Yorker http://www.newyorker.com/tech/elements/demon-core-the-strange-death-of-louis-slotin 1945年8月21日、ニューメキシコ州のロスアラモスから3km離れた場所にあった秘密研究所のロ
ヒトのiPS細胞から大きさが数ミリの”ミニ肝臓”を作り出す研究を進めている横浜市立大学の研究グループが、本物の肝臓と同じレベルで有害物質を処理することができる従来よりも高性能の”ミニ肝臓”を作り出すことに成功しました。 グループでは今回、新たに肝臓の中を走る血管の細胞などもiPS細胞から作って、ミニ肝臓を作り出したところ、人体にとって有毒なアンモニアを無害な物質に変える機能がヒトの肝臓の細胞と同じレベルに高まったほか、アルブミンと呼ばれる血液中のタンパク質を作り出す機能もこれまでの2倍になるなど、大幅に機能を高めることに成功したということです。 グループでは、平成31年度にも重い肝臓病の患者への臨床研究を始める計画で、谷口教授は「実際の治療に向け大きく前進したと言える。iPS細胞は腫瘍を作るリスクも指摘されているので、そのリスクをどのようにコントロールしていくか、さらに研究を進めたい」と話
アインシュタインが「一般相対性理論」の中で、その存在を提唱した宇宙空間のゆがみが波となって伝わる現象、いわゆる「重力波」を初めて直接観測することに成功したと、アメリカを中心とした国際研究チームが発表しました。 重力波の観測は、ノーベル賞にも値する成果とも言われることから、今後は世界各国の科学者による観測データの検証が進められることになります。
2015年12月にヘリウムプラズマの生成に成功した核融合炉「ヴェンデルシュタイン 7-X」で、今後は水素プラズマの生成も成功が確認されました。核融合炉の実用化へ向けてさらなるテストが進められていて、科学者によると2025年ごろの実用化を目指しているとのこと。 First hydrogen plasma in Wendelstein 7-X | Max-Planck-Institut für Plasmaphysik http://www.ipp.mpg.de/4010154/02_16 German scientists to conduct nuclear fusion experiment | Environment | The Guardian http://www.theguardian.com/environment/2016/feb/03/nuclear-fusion-germ
子どもが産めるのは女性だけ…そんな「常識」が覆される日が来るかもしれない。 しかもそう遠くない未来に。 5年から10年で実現か 米国南カリフォルニア大学のKarine Chung医師は、男性の体に手術で子宮を埋め込む可能性についてこう話す。 「5年から10年、もっと早いかもしれない。男性と女性は解剖学的にそう大きな違いはない。おそらく、ある時点で方法が解明されるだろう」 女性への子宮移植はスタート 先週には米国のクリーブランド・クリニックが、生まれつき子宮がない、または子宮に障害があるといった女性に、今後、子宮移植を行うと発表した。 また、トランスジェンダーの人たちにとっては、子宮を手術で得られるとすれば、これまで大きな問題となっていた「子供を産むこと」に希望が持てることになる。 様々な問題が… ただ、実現できたとしても当分の間、問題は残る。主なものは… 費用が非常に高いこと 男性から生ま
理化学研究所は新たな睡眠遺伝子「Nr3a」を発見した。「Nr3a」遺伝子をノックアウト(1個以上の遺伝子を無効化)したマウスは、野生型マウスより睡眠時間が短くなる。 この睡眠遺伝子は、交配を必要とせず効率よく遺伝子ノックアウト動物を作製する「トリプルCRISPR法」と呼吸パターンから睡眠を解析する「SSS(Snappy Sleep Stager)」の開発により発見されたもの。この手法を応用すれば、いまだ解明されていない哺乳類の睡眠制御メカニズムの理解につながると期待されている。 (太田智美) advertisement 関連記事 理研が新元素「113番元素」発見、命名権獲得 元素周期表に日本発の元素 元素周期表にアジアの国としては初めて、日本発の元素が加わる。 日本初の新元素、113番「ジャポニウム」有力 理研が発見、国際認定へ 科学史に残る大きな成果となる。 小保方晴子氏の博士学位取り消
名古屋大学の森郁恵教授・貝淵弘三教授らの共同研究チームは、線虫を用いた研究で、神経細胞の中に単一細胞として記憶を形成できる能力を持つものが存在することを初めて発見した。 古くから記憶・学習の成立機構には様々な仮説が提案されてきたが、現在のところシナプス説が最も有力となっている。シナプス説では、記憶や学習が多細胞間の相互作用によって支えられており、特に神経回路網内でのシナプス伝達効率が変化する「シナプスの可塑的変化」によって成り立つと考える。 共同研究チームは、これまでに線虫C.elegansの温度走性行動をモデル系として、記憶・学習のメカニズムとその破綻による精神・神経疾患の発症機序の解明を目指してきた。温度走性行動とは、一定の温度で、餌の存在する条件下で飼育された個体が、餌のない温度勾配上で、過去に体験した飼育温度へ移動する行動であり、この行動をつかさどる神経回路の最も上流に位置するのが
理化学研究所が合成した原子番号113番の元素が新元素と国際的に認定される見通しになったことが25日、関係者への取材で分かった。国際学術機関が来年1月にも決定し、日本が発見した初の新元素として理研に命名権を与える方向で最終調整している。発見を争ったロシアと米国の共同研究チームを退けて認定される見込みで、科学史に残る大きな成果となる。 元素は物質を構成する基本的な粒子である原子の種類のこと。未確定を含め118番まで見つかっており、米露などが国の威信をかけて発見を競ってきた。アジアによる新元素の発見は初めてになる。 新元素の名称と元素記号を提案する権利は発見チームに与えられる。113番の名称は日本にちなんだ「ジャポニウム」が有力とみられ、関係機関の承認を得て決定する。 92番のウランより重い元素は自然界に存在せず、人工的に合成して発見される。113番は理研と露米チームがともに発見を主張し、約10
科学的根拠の希薄な様々なテラヘルツ健康グッズを販売している会社が 近年多数見受けられます。ひどい会社になると、勝手に『名古屋大学川 瀬教授が発明したテラヘルツ波動に基づき、水晶を高温で焼き上げたテ ラヘルツ波を発生する鉱石が癌や脳梗塞を治す』などとして高価な値段 でネックレスなどをご病気の高齢者相手に私の写真などを見せながら 販売していると一般の方から苦情を頂きました。 これらのことは非常に腹立たしく、我々と何の関係もないばかりか、科 学的な根拠が希薄な詐欺紛いの商法です。 私は20年以上、テラヘルツ 波の生体への影響を研究してきましたが、もしもそれらの会社のうたう 効能に(学会が認めるような)科学的根拠が見つかったら、それだけで ノーベル賞ものですが、まだ世界の誰もそのような確たる根拠を発見し ていません。 過去において、同様に科学的根拠の希薄な遠赤外線グッズで長年儲けた 輩がテラヘルツ
米国ワシントン州に住む男性が、生まれた我が子の遺伝子検査をしたところ、生物学的には本人の子供ではなく、兄弟の子供であることが分かったという。 精子は確かに本人のもの この34才の男性は、妻とともに不妊治療を受けており、生まれた子供は人工授精によるもの。 担当医は人工授精に使用した精子が夫本人のものであることを確認している。それにもかかわらず、生まれた子供の血液型が両親のどちらとも一致しなかったため、夫妻は遺伝子検査を依頼した。 遺伝子は兄弟のもの 医師が夫の唾液から採取した遺伝子を調べると、子供のものとまったく違っていた。つまり、100%夫の子供ではない。 ところが、夫の精子を調べると、10%という半端な割合が子供の遺伝子と一致した。これは、遺伝学的には、夫の兄弟が本当の父親であると考えられる。 だが、さらに不可解なことに、当の夫に兄弟はいないのだ。 兄弟は夫の体内に吸収された双子の一方
日本ではいろいろな科学についての研究が進んでいます。天文学では、地球外生命を見つける大きな夢をかかげ、太陽系の外に地球のような惑星を探すプロジェクトが注目を浴びています。新しい薬を開発する研究もあるし、ロボットを作り人間らしさとは何かに迫る分野もある。さまざまな科学があり、さまざまな目標を掲げて研究している人がいます。それが日本の強みといっていいかもしれません。 しかし、さまざまな科学が整理されずバラバラに存在しているわけではありません。これをきちんと分類することによって、はじめて外から一定の評価をすることができます。そこで今回は、科学を見るコツ、科学を見るときのモノサシとなる科学の分類を紹介します。 役立つ科学か これまでの連載記事で、巨額の予算・時間・人材がかかるのがビッグサイエンスである、と説明してきました。予算規模で言えば、1プロジェクトあたり100億円以上が目安です。ビッグサイエ
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