ホヤには押すと大人になる「大人スイッチ」があるようです。 2月17日に『Proceedings of the Royal Society B』に掲載された論文によれば、ホヤの幼生の「鼻先」に、一定時間以上の物理的な刺激を与えることで、大人にできるとのこと。 地球上にはさまざまな変態をおこなう生物が存在しますが、物理的刺激がトリガーとなる例は珍しいといえます。 しかし、いったいどうして機械的な刺激が、ホヤを大人にするのでしょうか?
ニョロっと黒光りする巨大な新種の生物、見た目のインパクトだけじゃない…! 海底の有毒ガスを食べる2017.04.21 17:108,562 福田ミホ 黒光りする、巨大なエントツガイ。 新種の生物が見つかることはそんなに珍しくないとはいえ、これまた見た目も生態もすごいのが見つかりました。その名も「エントツガイ」、野球のバットくらいの大きさの白い筒状の殻に入っていて、海底の泥の中の有害な化学物質を食べて生きているんです。こんな見た目でも二枚貝の仲間。 以下のGIFではその生々しい質感を確認できますが、近々貝類とかうなぎとか生っぽいものを食べる予定のある人は、この部分を見ないことをお勧めします。 フィリピン大学や米国のユタ大学による研究チームは、Proceedings at the National Academy of Sciencesに掲載された新たな論文でエントツガイ、学名Kuphus p
エントツガイと呼ばれる、黒くて長い、奇妙な生物がいる。世界最長の二枚貝とされるこの生物の驚くべき生態を、科学者らが初めて解明、4月17日付け科学誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表した。 エントツガイ(Kuphus polythalamia)は、フナクイムシ科に属する。フナクイムシは船の木を食い荒らすことで知られる二枚貝の仲間だが、なかでも特に大きく珍しいエントツガイの生態はほとんどわかっていなかった。(参考記事:「バルト海の沈没船にフナクイムシの被害」) 今回、国際研究チームがエントツガイを採取したのは、フィリピン沖の硫黄分の多い水域。この生物は泥に頭を突っ込んだような状態で暮らしており、棒状の殻だけが泥から姿をのぞかせている。 研究チームを率いたのは、米ノースイースタン大学の海洋生物学者ダニエル・ディステル氏。同氏は採取した標本を生きたままプラスチックのパイプに入れ、遠く離れ
複数のオルガノイドを基盤の上に配置した様子。左下の呼吸する肺から出た酸素の多い体液は赤で示され、各臓器から戻って来る酸素の少ない体液は青で示されている/Credit:youtube.TissUse 近年の急速なバイオテクノロジーの発展によって、様々な臓器が試験管内で培養可能になりました。 これらの培養された臓器は「オルガノイド」と呼ばれており、人体実験の代用品として使われています。 これまでは単体での利用が主でしたが、今回アメリカの研究者によって、脳を含む複数のオルガノイドを血流によって組み合わせ、基盤の上に配置することで「疑似人体」の作成に成功しました。 この統合的な疑似人体は、肺によって酸素を取り込み、心臓を脈拍させ、すい臓でインスリンを分泌し、精巣や卵巣まで供え、脳では神経活動が観測されています。 研究者たちは、このシステムを禁じられた人体実験の代用として利用することで、主に創薬にお
ざざむし。の人 @nekton27 3分近く何やってるのかと思って見てたら、どうも越冬しているカメムシを食べているっぽいオナガ。民家に集まって越冬しているのを学習しているんでしょうね。カメムシの臭気は効かないらしい。 pic.twitter.com/ddbDzZbFo2 2020-02-05 14:47:37 ざざむし。の人 @nekton27 なんでもは食べないわ意味を感じるものだけ。返信は気が向いた時だけ。呟きにRT>は付けないのでTL流れ確認。フォローは賛同に限らず。再び枯れるまでの命。有毒。/過去→web.archive.org/web/2008071010… zazamushi.net
By Day Donaldson 人間の腸内には10兆から1000兆ほどの微生物、腸内細菌(腸内バクテリア)が存在します。この腸内バクテリアを用いて人間の病を治すための研究が進んでおり、間もなく初の腸内バクテリアを用いた治療薬が誕生します。 Coming Soon: Gut Bacteria That Actually Cure Your Disease - Bloomberg http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-06-30/coming-soon-gut-bacteria-that-actually-cure-your-disease 人間は誰もが腸内にバクテリアを持っていますが、この腸内バクテリアがガンの治療やうつ病の予防に効果的という研究が存在します。しかし、現在のところ腸内バクテリアが人間の体に良い働きをするという証拠はそれほど多
ブダイ科の魚はメスとして生まれ、後にオスに変わる。「したがって、1匹の個体が2つの性を体験します」とハート氏。(PHOTOGRAPH BY TIM LAMAN, NATIONAL GEOGRAPHIC) 時にロマンチックで、時に危険。想像以上に突飛でワイルドなセックスが行われている場所、それが海だ。 サンゴ礁が専門の生態学者マラー・J・ハート氏はこのほど、新著『セックス・イン・ザ・シー(Sex in the Sea)』を出版。海洋生物たちの多彩なセックスライフ、汚染や乱獲などの脅威、そして健全な海を守る意義を述べている。 特大サイズの精子から、ロブスターの優雅な前戯、そして海の生物の性生活が充実することの意味まで、ハート氏に話を聞いた。 ――執筆を決めたきっかけは? パーティーである女性が言ったんです。「男性の体になって、男たちが何を考えているか分かればいいのに!」。それで私が「同感。ブダ
絶滅したジュラ紀の節足動物「ドロカリス」の復元画。ネイチャー・コミュニケーションズ提供(2016年1月18日提供)。(c)AFP/NATURE/JEAN VANNIER 【1月20日 AFP】恐竜と同時期に絶滅した、体は小さいが恐ろしい外見をした海洋生物は、体長の4分の1を占める巨大な2つの目を頼りに獲物を捕獲していたとの研究結果が19日、発表された。 巨大な目は、左右それぞれ1万8000枚のレンズで構成されていたと、研究チームは英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表した研究論文に記している。このレンズ枚数の記録を上回るのは、現代のトンボだけだという。 高度な感覚器官を持つ、絶滅した節足動物「ドロカリス・インゲンス(Dollocaris ingens)」は約1億6000万年前、恐竜が盛衰した地質時代として知られるジュラ紀に生息していた。
国立極地研究所は14日、30年以上冷凍保存されていたクマムシを復活させ、繁殖させることに成功したと発表した。過酷な低温や乾燥に強いことで知られる微小動物だが、生存記録としては世界最長という。 南極の昭和基地近くで1983年11月に採取され、零下20度で保存されていたコケに含まれていた。2014年5月に解凍して水を与えると、体長0・3ミリほどの2匹が動き出した。 1匹は20日後に死んでしまったが、もう1匹は23日後から断続的に計19個の卵を産み、うち14個がかえった。子孫を観察し、南極の固有種とわかった。メスだけで繁殖する。通常の寿命は数十日間程度という。 クマムシは、極度な乾燥や低温にさらされると代謝を止める能力がある生物の一つ。これまでは9年の乾燥後に蘇生したとの報告が最長だった。同様の能力を持つセンチュウ(線虫)では、25年半の冷凍後に蘇生し、繁殖まで成功した例があるという。同研究所の
「クマムシ」と呼ばれる緩歩動物の光学顕微鏡写真(2015年11月23日提供)。(c)AFP/SINCLAIR STAMMERS/UNIVERSITY OF NORTH CAROLINA AT CHAPEL HILL 【11月26日 AFP】顕微鏡でしか見えないほど小さいにもかかわらず非常に強い耐久性を持ち、クマに似ていることからその名がつけられた「クマムシ」が、細菌や植物などの全く類縁関係のない生命体から大量のDNAを獲得していることを解明したとする研究結果が発表された。これらの「外来」遺伝子は、クマムシが極めて過酷な環境で生き延びる助けになっているという。 緩歩(かんぽ)動物とも呼ばれるクマムシは、世界中に生息し、体長は通常0.5ミリほどで、8本の脚でゆっくり不器用に歩く。環境適応力が非常に高く、極端な温度下でも生存可能だ。マイナス80度の冷凍庫に10年間入れられた後でも、解凍から20分
米国ワシントン州に住む男性が、生まれた我が子の遺伝子検査をしたところ、生物学的には本人の子供ではなく、兄弟の子供であることが分かったという。 精子は確かに本人のもの この34才の男性は、妻とともに不妊治療を受けており、生まれた子供は人工授精によるもの。 担当医は人工授精に使用した精子が夫本人のものであることを確認している。それにもかかわらず、生まれた子供の血液型が両親のどちらとも一致しなかったため、夫妻は遺伝子検査を依頼した。 遺伝子は兄弟のもの 医師が夫の唾液から採取した遺伝子を調べると、子供のものとまったく違っていた。つまり、100%夫の子供ではない。 ところが、夫の精子を調べると、10%という半端な割合が子供の遺伝子と一致した。これは、遺伝学的には、夫の兄弟が本当の父親であると考えられる。 だが、さらに不可解なことに、当の夫に兄弟はいないのだ。 兄弟は夫の体内に吸収された双子の一方
要旨 理化学研究所環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平チームリーダー、石居拓己研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋本和仁教授らの共同研究チームは、電気エネルギーを直接利用して生きる微生物を初めて特定し、その代謝反応の検出に成功しました。 一部の生物は、生命の維持に必要な栄養分を自ら合成します。栄養分を作るにはエネルギーが必要です。例えば植物は、太陽光をエネルギーとして二酸化炭素からデンプンを合成します。一方、太陽光が届かない環境においては、化学合成生物と呼ばれる水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する生物が存在します。二酸化炭素から栄養分を作り出す生物は、これまで光合成か化学合成のどちらか用いていると考えられてきました。 共同研究チームは、2010年に太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在することを見出しました。そして、電
先日、一時帰国中の北京在住の永塚憲治氏と 生で食うなよ、こんなもの という話で盛り上がった。永塚氏もわたしも、北海道出身で、 北海道では絶対に生で食べない魚介類を、内地のヒトは平気で刺身で食べるのに驚愕 しているのである。理由は簡単。 寄生虫がいるかもしれない からだ。いくら流通が発達して 北海の海の幸が新鮮なまま手に入る ようになったとしても 寄生虫がいる危険性は排除できない のである。てか、小学生の頃 ホッケの解剖 をやって、いやというほど 虫が沸いている のを見て以来、 安全だと思われるもの以外は、できるだけ加熱 するようにしている。残念ながら 北海道では絶対生で食べない道産の魚介類の情報 は、内地以南で共有されているとは限らないので、寄生虫の被害が出ないことを祈るばかりだ。 この 一部日本人の「生で食べられるのがいちばんおいしい」信仰 は、海外旅行でも発揮される。 海外で、または国
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