東京都は12日、刑罰に触れたり、近親者間の性行為を描き、青少年の健全な成長を阻害する恐れのある漫画などの販売や陳列を規制する改正青少年健全育成条例の新基準に基づく不健全図書の指定について、都の審議会に諮問した。審議会は「指定が適当」と答申、これを受けて都は指定を決めた。16日に告示される。新基準適用は平成23年の改正条例施行後、初めて。 不健全図書類の指定は創作や出版、18歳以上の購入を規制するものではなく、書店に18歳未満が購入や閲覧をできないように、他の図書と分けて、成人コーナーなどで販売することなどを義務づけるもので、違反すれば30万円以下の罰金に課せられる可能性がある。 審議会が不健全図書類の指定が適当と答申したのは、「KADOKAWA」の漫画単行本「妹ぱらだいす!2」。表紙に「お兄ちゃんと5人の妹のも~っと!エッチしまくりな毎日」と記載されている。