1気圧は水の柱10mを支えることができるのでした。今度は逆に水の中にもぐった時の水圧を考えておきましょう。 水深h[m]のところでの水圧は、ρh で表されますが、要するに 水深10mで1気圧増える。 なのです。 水深10mのところの水圧は、水の圧力1気圧+水面を押す大気圧1気圧=2気圧かかっています。 水深100mなら10+1=11気圧 水深1000mなら100+1=101気圧≒100気圧 となります。 ●水深10000mのマリアナ海溝では1000気圧です。とてつもない圧力です。こういう圧力に耐えるには、歪みのない完全な球形の船体でないとなりません。有人深海潜水艇の人の乗る部屋は球形ですね。そうでないとつぶれてしまうのです。窓も普通にガラスをはめたのでは、室内へ押し込まれてしまいますから、円錐台の形にして、外から押せば押すほど枠に密着するようにしてあります。それでも、もぐっていく時に「きし