【グエムル】韓国で作品性に関する論争が過熱 日本で酷評、韓国国内の評価に変化の兆し(上) 映画『グエムル-漢江の怪物-』の日本での反響はいまひとつだった。250カ所もの映画館で上映され、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホなど主演俳優が幾度も日本へ渡り、大々的に映画のプロモーション活動を行ったものの、公開初日のボックスオフィスは7位にとどまった。 期待を集めていた日本市場での失敗に、韓国におけるけた外れの成功の理由を突き詰めて考えるべきだという意見が挙がるなど、映画の作品性に関する論争が繰り広げられている。 『グエムル』が韓国で新記録を次々打ち立てていたときも、スクリーン独占問題など幾つかの問題が取りざたされていた。キム・ギドク監督は当時から「韓国映画の水準と韓国の観客の水準が最高点でぶつかった」と批判めいた発言をしている。 同作は映画にインターネットマーケティングが結合した成功ケース