イギリス海軍フリゲート「アンバスケード」とフランス海軍コルベット「ベヨネース」が移乗攻撃で交戦した1798年12月14日の海戦(en)。 移乗攻撃(いじょうこうげき)とは、自軍の艦船から敵の艦船に対し、戦闘員を乗り移らせて攻撃する海戦術である。切り込みやアボルダージュ(フランス語: Abordage)とも呼び、特に敵艦に接舷して直接に乗り移る方式を指して接舷攻撃とも呼ぶ。 目的[編集] 海賊との船上白兵戦を描いた絵。 移乗攻撃は、海戦において敵艦船を拿捕する攻撃手段として用いられてきた。砲撃や体当たり攻撃など他の攻撃方法では、敵艦船の船体を傷つけて沈没させることが基本的な目標となる。これに対し移乗攻撃では、敵艦船を操縦している人員を殺傷して操縦の自由を奪い、あるいは送りこんだ自軍の要員によって敵艦船を操縦して、敵艦船を自軍の管理下にすることが基本的な目標となる。拿捕した後に鹵獲船として持ち