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心理と3Toheiに関するcastleのブックマーク (42)

  • 3ToheiLog: ときには山羊のように

    ときには山羊のように 中原中也の「山羊の歌」を通勤中に読んでいた。 まあ、それくらいに疲れていたということか。 山羊の歌:憔悴より さてどうすれば利するだらうか、とか どうすれば哂はれないですむだらうか、とかと 要するに人を相手の思惑に 明けくれすぐす、世の人々よ、 僕はあなたがたの心も尤もと感じ 一生懸命郷に従つてもみたのだが 今日また自分に帰るのだ ひつぱつたゴムを手離したやうに これは、敗北宣言か、ひらきなおりの強がりか。どちらともいえるし、どちらともいえない。 でも確かに、僕もいつもこういう気分で生きている気がする。だからビジネスマンになりきれないのだろう。 で、こういう「ヘタレ強がり」を、大声で言い続けて、「敗北を隠さない俺は実は勝者!」 とひらきなおって言い張る生き方もある。 だが、中也は新生のヘタレなので、すぐに弱気になる。 しかし またかうした僕の状態がつづき

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    castle 2011/05/13
    「弱さの共有、そこに共感がある」「ビジネスは「強み」で社会を結びつけ、物語は「弱み」で人を結びつける。詩と宗教とは「強さ」を放棄した果てに共感に辿り着くシステム~弱さを迎え入れた時にそれは救済になる」
  • 3ToheiLog: 理系は文系を騙してきたのか

    理系は文系を騙してきたのか 「原発問題は、人災だ」といろんなところで言われている。 こういうのは、危険な言い方だけど、世の中の大半の人は、事故が起こるたびに 「『理系=強者』が『文系=弱者』を騙してきた」 と感じているのかもしれない・・・などと、最近は思ってしまうのですよ、加害妄想症の理系人間としては。 ナイーブな嘘の告発 僕がこんなことを言い出したのは、このサイトを読んだからだ。 2011-04-08(金) [長年日記] 斉藤和義の「ずっと嘘だった」という歌が評判だというので聴いてみたけど、「なんだこりゃ」だった。 (中略) こんな歌、十代の子供なら許されるかも知れないけど、斉藤和義はもう44歳、おれと同世代じゃないか。この歳になったら言っていいのは「(自分より若い世代に対して)無知でごめんなさい、騙されててごめんなさい、黙っててごめんなさい」だろうよ。いい大人がイノセンスぶって責

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    castle 2011/04/12
    「(「科学の予測」への信頼の上にある)社会の前提が崩れた時、科学の司祭である「理系の人」が糾弾される」「そんな軋轢の中で、多くのオトナは、逃げ道を作ることを覚える。「嘘、は、言っていない」」
  • 3ToheiLog: フラグの回収と運命

    フラグの回収と運命 昔、フラグ展開の嫌いな友人がいた。 戦場で家族の話をすると、3分後にそのキャラクタは銃弾の雨の中でミンチになったりする。そういうのがすごく嫌で、だんだんフィクションを読むのがつらくなってきた、最近はノンフィクションばかりだと言っていた。 当時は、そのフラグ展開の陳腐さが嫌なのだろうと思っていた。それなら理解できると。 今は彼が嫌っていたものは、ちょっと違ったんだろうなあと思っている。 それは要するに観察者の無力感という奴だ。 ジェットコースターが上がっていくと、そのうち落ちることが分かっている。だけど、それを止めることができない。 そのヤキモキ感なんだろう。 * 最近、周囲の人が、「魔法少女が」という会話をすることが妙に多い。最近アニメから離れていた僕も、久々に見てみることにした。 で、薄々聞いてしまっていた話が、「3話目と8話目があ」という悲鳴だった。

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    castle 2011/03/06
    「よくできた伏線は、良くできていればいるほど、マンネリズムという奴を生む」「完成形は煮詰まる~予想外の展開がないところには「生」はない」「傷のある傑作、未完成の魔力」「予想は裏切り、期待は裏切らない」
  • 3ToheiLog: 八百長より恐ろしいもの

    八百長より恐ろしいもの なんか、世の中が大相撲の八百長で大騒ぎしているらしい。 別にそんなもん、どうでもいいじゃねえのか、とか思うのだが。 * そもそも「相撲に八百長は一切無い」と、心のそこから信じていた日人って、何人くらいいるんだろう?たぶん、あんまりいないんじゃないかなあ、と思う。 週刊誌では、相撲の八百長の話がずっと書かれていたし、いろんなところで言われていた。でも、証拠が無いから、まあ「見なかったこと」にしていたわけなのだろう。 ホンネでは八百長があることを知りつつ、タテマエのうえでは八百長のことはいわない。ところが、証拠が見つかってタテマエの世界に出たとたんに、すげえ大騒ぎになる。 正直言うとなんか、こういう世界の仕組みが、ちょっと気持ち悪い。 * こういう話は、どこにでも転がっている。このまえは、検察で大騒ぎしていた。 検察が強引な取調べとか、でっち上げしているのは、

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    castle 2011/02/10
    「ホンネでは八百長があることを知りつつ、タテマエの上では八百長のことはいわない。ところが証拠が見つかってタテマエの世界に出た途端に大騒ぎになる」「嘘でいい。嘘がいい~汚いものは隠している間は汚くない」
  • 3ToheiLog: 裁判官の出世シミュレーション

    裁判官の出世シミュレーション 問1 「物連鎖」と言う奴で、一匹の肉獣が成長するためには、ものすごくたくさんの草獣がえさになる必要があります。 耳を疑いました…西武線痴漢事件“指が動かないのに”控訴棄却 | つぶやきいわぢろう 裁判では目撃証言と小林さんの着ていた上着の種類、色も違い、背の高さも違う。また小林さんは膠原病という病気を患っており、指の関節が曲げられない、また併発していた狭窄性腱鞘炎のため曲げ伸ばしは著しく困難な状況であった、と主張するも1審では1年10ヶ月の有罪判決だった。 さて問題です。有罪率99.9%の世界で、一人の裁判官が順調に成長するためには、平均で何人の冤罪犠牲者が必要になるでしょうか?  ただし、無罪判決を出した裁判官は地方に島流しされ、検察と裁判官の間には友人関係があるものとします。また、冤罪作成のためには、最低でも、不当判決をする裁判官と、控訴を棄却する裁

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    castle 2010/11/13
    「ただし、無罪判決を出した裁判官は地方に島流しされ、検察と裁判官の間には友人関係があるものとします。また、冤罪作成のためには、最低でも、不当判決をする裁判官と、控訴を棄却する裁判官の二人が必要である」
  • 3ToheiLog: 時計職人の愛と解剖

    時計職人の愛と解剖 僕は、困った人間で、壊れたものを直すのは得意だけれど、動いているものを壊さないのは苦手だ。どうも、そういう困った人間は、ある種の業界に多いらしい。 WIRED VISIONで「「注意力散漫」とインターネットと創造性」という記事があった。 ・・・創造性とオープンな考え方とに関係があることは長らく知られているが、注意力散漫というのは、考え方がこれ以上ないほどオープンな状態と見ることもできるからだ。 潜在抑制の機能の低い人は、文字通り「心を閉ざす」ことができなくて、注目というスポットライトを舞台の隅々にまで走らせ続けている。その結果否応なく、これらの人は思いがけないものについて深く考察するようになる。 まあ、そういう「ADHD的な何か」を抱えている人間としては、ついつい「創造性」という怪しげな宗教に救いを見出したくなってしまうのは事実だ。そして、やはり物書きには、そういう社

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    castle 2010/10/24
    「共感と理解。人間の知性にある二つの傾向」「知りたいので壊してみる/壊してしまうので近寄らない」「「生きているもの」は、言葉で分析して分解してしまうと、正常に動かなくなる」「他人の物語を安易に壊すな」
  • 3ToheiLog: ホンネとタテマエ文化の再構築

    ホンネとタテマエ文化の再構築 今週のヤングジャンプのサラリーマン金太郎で、例によってタナボタで出版社の経営者になった金太郎が、経営会議の場で 「黒字のときに、バカ正直に税金払っていたのが間違い。節税のために土地でも買っておけ」 という、《経済バカ+バブルバカ》な発言をしていた。 ・・・・金太郎よ、お前もか。 昔は、「自分が損してスジを通す」という古いヤクザ価値観のキャラだったのになあ。そういう自己犠牲キャラは、主語が「会社」になると、ねじが外れたように酷い利己主義者になったりする。 以前、立ち読みの話題(http://togetter.com/li/46420)があった。 「税金払う奴がバカ。税金を逃れるのが賢くてカッコいい」 という価値観は、「新刊買いたく無いでござる、金を払わず立ち読みするのが賢い」 という価値観とも、通じるものがある気がする。 つまり、言いたいのは、 損得勘定

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    castle 2010/09/13
    「損得勘定は、社会的に「こっそり」やれ」「他人に金を渡さない事が賢いのだとしたらそんなもんデフレになるに決まっている」「情報発信者の数が増えてから、ホンネとタテマエのバランスがすごい勢いで崩れている」
  • 3ToheiLog: 「著者」を作ったのは、誰か?

    「著者」を作ったのは、誰か? ちょっと前のことになるが、webで「著者バブル」という話題が出ていた。 ブックファースト:池上彰「伝える力」 内田樹の研究室:ウチダバブルの崩壊 勝間和代公式ブログ: 書籍バブル論について〜私も当事者の感想を入れます 茂木健一郎 クオリア日記:当事者として 切込隊長BLOG(ブログ) 一人の著者が人気になると、むやみやたらにが増刷され、中身が薄いがたくさん現れる現象を「バブル」と評したものだ。 書店の中の、新刊台やらランキング台やらフェア台やら いたるところに露出を増やし、その露出がゆえに書店員にあきられ、 また出版点数が多いためにお客さんに選択ばかりを強い、 結果弾けて身の丈に戻っていくのが書店「バブル」です。 それに対して、ある先生は「もっともだ、今日から書くのを控えよう」と便乗怠け宣言でまぜっかえし、あるビジネスパーソンは「選ぶのは買い手と書

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    castle 2010/08/23
    「偽作の問題にひとびとが関心を持ちはじめるのは、消費者中心の文化~写本文化は製作者中心の文化~それ自体として目的にかなっているかどうか役立つかどうかが問題にされた」「(消費者が描く)著者と言うキャラ」
  • 3ToheiLog: 西尾維新と、日本の幸福な密室

    西尾維新と、日の幸福な密室 書類を整理していたら、アイデアメモがでてきた。 「西尾維新にとってのギャルゲーシステムとは、密室?」 と書いてあった。 昔の俺、結構おもしろい目の付けどころだと思った。自画自賛。コレだけだと普通の人には分かりにくいので、メモの意味を説明すると、こうなる ↓ 西尾維新の密室 西尾維新は、ミステリ作家でもある。 ライトノベルの能力が高すぎて見過ごされがちだが、ミステリ作家としての西尾維新も結構おもしろい。 西尾維新のミステリは、とことん「密室」に戦力を集中している。たとえば、戯言シリーズは最終話をのぞいてすべて密室ミステリだ。 多分、ミステリとしての完成度は、「クビシメロマンチスト」が一番高いだろう。とはいえ、他のバトルと独り言の印象が激しすぎて、そもそもこれが密室ミステリであることを覚えている人はほとんど居ないのだが。 このでもそうだが、単なるトリック

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    castle 2010/07/31
    「西尾維新にとってのギャルゲーシステムとは、密室?」「「なぜ犯人はその空間を密室にしたいと考えたのか」という密室の必然性~閉じ込められたい願望」「主人公は《身動きの出来ない》モテモテ状態に封印される」
  • 3ToheiLog: 夢見るころを過ぎても

    伊藤 悠 小学館 2009-03-30 売り上げランキング : おすすめ平均 13世紀、蒙古軍から悪霊と恐れられた女戦士の物語 名作の、第一巻 当に惜しい Amazonで詳しく見る by G-Tools * 数十年前の日でも、そうだったのだろう。 そのとき、全てのリソースは「会社」という「公」にあった。 何かを生み出したいとか、計算機を使いたい、などと考えたら、学校機関か、会社の研究所か、とにかく「公」につながらないと、そもそもリソースが手に入らなかった。 下世話な話で言うと、そのころは美味いものはみな、「公」の金で飲みいするものだった。今ではただの公私混同の腐敗というのだろうが、そういう「祭り=贅」が「公」の慣わしだった。 内田樹センセイの語るところでは、酒にまつわる宴会儀式は、そういうものだという。 自分で自分に注いではいけない。お互いに「楽しいこと」を贈りあう。 人が

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    castle 2010/06/26
    「人間の社会の間で交換されるものは主に三つ。言語メッセージ、物とお金、血縁と人間/レヴィストロース」「不安な時代は不安な顔をして生きるべきだと思う。怯えながら、何かをこっそり抱えて生きるべきだと思う」
  • 3ToheiLog: キャラとハラキリ

    キャラとハラキリ 先週は、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」がお使いキャラになって大騒ぎでした。 「はやぶさ+おつかい」で画像をググルとこんな感じだ。 まあ、最後に地球を振り返った話とか、私自身もしんみりしてしまう。 工業製品も科学探査船も「けなげ」というキャラがつくと、こうまで致命的なメディア力を発揮するものかと、あらためて驚愕しますな。 もちろん冷静な意見もある。こんな時こそ表面キャラに騒がず中の人をほめるべきだというご指摘も数多くあった。まったくもって正論だ。正論だと思うのだが、・・・多分世間一般はこれからもそんな風には回らないだろうとも思う。 世論のブームはあくまで感情が駆動する。 ああいうのを見ると、いままでもこれからも、全ての問題は「キャラ」として理解されないかぎり、社会は動かないのだろうなあと感じてしまう。 * 内閣もキャラを交換した。株価は一時的に盛り返した。 これ

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    castle 2010/06/20
    「(中の人をほめるべき、は)正論だと思うのだが…多分世間一般はこれからもそんな風には回らないだろう」「いままでもこれからも、全ての問題は「キャラ」として理解されないかぎり、社会は動かないのだろうなあ」
  • 3ToheiLog: ムーミンの国の民

    ムーミンの国の民 一週間ほど、お仕事の都合でフィンランドにきてました。 タンペレという町。ムーミンの生まれた町だそうです。 いやー。なんというか、話に聞いていたとおり、夜まで明るい。夜の9時には夕焼けが見える。夜の11時になってもまだ薄暗い程度。窓から外が見える。 日でこれなら、24時間を全部労働時間にカウントされること間違いなし。 そして、なんというか、のんきな国です。ヨーロッパクオリティだから、5時には仕事あがり。そのまま公園でヨガとかしていやがりますよ、この白色人種たちめが。インドで生まれた狂気のダンス、ヨガをレクリエーションの手段にしていやがる。 なんて、人生をエンジョイして居やがる、ふぁっく。 そして、なんというか、物価が高い。 飲み物をふつうに自販機で買うと3ユーロするよ。コークが一400円ですよ。もはや富士山の上よりも物価高いのですよ。富士山。「孤高の人」たちが荷

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    castle 2010/06/12
    「国家経済的な観点で考えると仕事ってのはマジメに競争しちゃダメなんじゃないのかなあ?必要なのは競争じゃなくてニーズを満たすこと。ニーズがなくなったら血みどろの価格戦争なんかしないで、ワークシェアする」
  • 3ToheiLog: 広江礼威マンガにおける「ビッチデレ礼賛」

    広江礼威マンガにおける「ビッチデレ礼賛」 前のエントリ では、広江マンガは同人に成りにくいとか書いたけれど、それはそうとして、広江マンガ自体には萌える。twitterにも書いたが、1ファンとしては、ビッチのレヴィが変に奥手になる瞬間は果てしなく萌えまくる。 bakagane11:34pm, Apr 24 from Web 全面的に同意します。あの「言いたくねぇ」とかの場面は、萌え死ぬかと思いました。 RT @santohei 1ファンとしては、ビッチのレヴィが変に奥手になる瞬間は果てしなく萌えますけどねえ そこで「ビッチデレ」 という言葉を思いついた。 さっそく、ググって見たら結構使用例があるようだ。さすが集合知。 でも、なんか用法を勘違いしているっぽいんだよ。 たとえばwebでも「ビッチがデレても、ただのビッチじゃん?」というツッコミがあった。 違います。 違います。違います。違い

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    castle 2010/04/25
    「ああいう「やりまくり童貞臭」を振り撒きつつヘタレ自虐ネタを語ったりする作家さん達がこぞって萌える「聖なるビッチ」ってのがあるんですよ。その無敵ビッチが、変なタイミングでデレる。そこがいいわけですよ」
  • 3ToheiLog: 文化としての覗き見と、ヒステリー経済

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    castle 2010/04/18
    「メタ晒し文化から逃亡して、全てを隠蔽してくれるディズニーランド共同体(疑似宗教とか北朝鮮的なものとか)も、たくさん構築されるようになるんだろうなあ」「次の時代のビジネスは、多分 《宗教》 ですよ!」
  • 3ToheiLog: 白い紙への恐怖症

    白い紙への恐怖症 マンガ描き終えて、次の話のコンテとかしようと思ったのだが。 あいかわらず、書き始めるのは、怖い。 「真っ白な紙が怖い」という漫画家の嘆きをよく読んでいたが、確かに全くだと賛同する。 仕上げ段階というのは作業量的には一番面倒だけど、一番楽でもある。何すれば良いのか分かっているからだ。だが、毎月の事ではあるのだが、あらためて描き始めようとすると、どうやって書いたら良いのか分からなくなっていることに気がつく。やり方がわからないのに、やらなきゃいけないということだけは明白だったりする。・・・・趣味なのに、なあ。 経験則からすると、ここで必要なのは、自分自身にむけての自己暗示だ。それっぽく「描けるフリ」をして、ゴチャゴチャそれっぽく作業をやっていれば、なんとなく弾みがついて、なんとなく出来上がっているものなのだ。 だが、描き始める前は、書ける気がまるでしない。みぞおちが冷たくな

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    castle 2010/04/03
    「描き始める前は、書ける気がまるでしない。みぞおちが冷たくなるほど怖い。ついついネットサーフィンとかにふけってしまったり、こんな意味なしブログを書いて、現実逃避をしたりする」「対応策は、軽い準備運動」
  • 3ToheiLog: 出来る奴から首にしろ:クビのリスクの平等化について

    出来る奴から首にしろ:クビのリスクの平等化について 期末のお忙しい時期ですね。皆様におかれましても、 『「正社員採用、10年度なし」47.5%』 みたいな話を読んで、憂になったりしていますでしょうか。なんなんでしょうねえ、この閉塞感。 * 「競争社会は、プレッシャーを受けた非雇用労働者を作り、その人たちが新しいビジネスを広げていくので、競争社会は正しい」 みたいな市場主義教科書の議論を信じている人たちもあいかわらず多いようだ。 でも、だとすると、この理屈から言えば 「能力の高い人間からクビにしていく」 というのが当は正しいことになると思う。 なぜなら、能力の高い人間でなければ新しいビジネスは作れないわけだから。新しいビジネス欲しいなら、そっちの経営層を強制的にクビにしなきゃダメだろ。 * そもそも、「非雇用者が増えると新産業が出来る」って理屈は、産業革命時のときの神話がおおも

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    castle 2010/03/07
    「「働き者が報われる」社会と「怠け者が殺される」社会は違う。後者は「労働しているフリ」「苦労自慢」「泥のなすりあい」が増えていく」「減点主義社会の下ではたぶん競争原理は新しいものを生みだしたりしない」
  • 3ToheiLog: 物語における「アニキの死」について

    物語における「アニキの死」について 以下は、言うまでもないが、ジャンプでの「あのマンガ」を意識してのエッセイだ。連載時のマンガについてあまりネタバレはしたくないので、一般論として読めるように書いた。直接には引用しない。ジャンプ嫁。 父親殺しとアニキの死 物語や神話の基テンプレには「父親殺し」という重要なテーマがある。 このテーマを基にして、フロイトは「無意識」の存在を語った。父親を倒して、父親の所有する社会権利を(象徴としては「母」を)奪いたい、という人間の無意識願望があるぜ、というストーリだ。 エヴァンゲリオンやらスターウォーズやら、このテーマに沿って構成された傑作の物語は数多い。 フロイトが取り上げた「父殺し」に比べると注目されることが少ないが、それに匹敵するレベルで「アニキの死」という大きなテーマがある。このテーマも、数かすの名作を生み出している。 「アニキと俺」の物語 父親

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    castle 2010/02/24
    「運命の物語とは、自分の能力や願望を超える何かを天に向かって問いかける物語」「「アニキ=もう一人の自分の死」というチップが詰まれた瞬間、負ける事が許されない革命の戦い、運命との血みどろの死闘が始まる」
  • 3ToheiLog: 人間の社会はニセ科学批判に耐えられるのかなあ?

    人間の社会はニセ科学批判に耐えられるのかなあ? 「ニセ科学批判」という運動は、根的に正しいことを言っているのだが、根的に難しい要素を含んでいる。難しい要素というのは、「人間社会がそもそもニセ科学的」であるという点に尽きる。 * なぜ人間社会がニセ科学的であるかといえば、人間の脳が致命的にニセ科学的であるからだ。つまり、 ○ 知っている範囲の知識を援用して、手当たり次第に「原因」と「結果」を捏造して、その仮定の下に行動する。 ○ 一度仮定を組み立てたら、よほど個人的に手痛い反証を受けない限り、その仮定を維持し続ける。 ○ 仮定に個人的な手痛い体験の反証が加わらない限り、スキあらばその仮定をもっともらしく他人に「教えて」伝えようとする。 人類始まってから、こういう「ニセ科学的な行動」というのは続いてきた。この膨大な歴史に比べると、近代科学の歴史など皮一枚に過ぎない。このシステムは、古くは占

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    castle 2010/02/12
    「脳がニセ科学的」「知っている範囲の知識を援用して手当たり次第に原因と結果を捏造して、その仮定の下に行動する」「一度仮定を組み立てたら、よほど個人的に手痛い反証を受けない限り、その仮定を維持し続ける」
  • 3ToheiLog: 七つの日本的悲劇

    七つの日的悲劇 最近、某首相が引用したので有名になったガンジーの「七つの社会的罪」ってのがある 1.理念なき政治 Politics without Principles 2.労働なき富 Wealth without Work 3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience 4.人格なき学識 Knowledge without Character 5.道徳なき商業 Commerce without Morality 6.人間性なき科学 Science without Humanity 7.献身なき信仰 Worship without Sacrifice さすがガンジーさん、立派なことをおっしゃる。 これ全部ひっくり返してみると、実は日に最適フィットするのです。 -------------- 1.政治なき理念 Principles without

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    castle 2010/02/08
    「政治なき理念(机上の空論)・富なき労働(ワーキングプア)・快楽なき良心(自虐主義)・学識なき人格(下から目線)・交際なき道徳(武士は食わねど)・科学なき人間性(ニセ科学)・信仰なき生贄(飯うま)」
  • 3ToheiLog: 「珈琲時間」読了

    「珈琲時間」読了 「アンダーカレント」で、一部のマンガオタクから注目を集めた豊田徹也さん。二作目は短編集。 背筋がむずがゆくなるような傑作だった。・・・といって、煽り立てると9割5分の人にとっては期待はずれのミスリードになってしまうかもしれない。 「フランス映画」テイストが好きな人には、おススメ。 基的には 「働きたくないでござる。絶対に働きたくないでござる」 というような意味を、フランス流に上品に描いたマンガだ。 人は死ぬ。でも珈琲がある 別に珈琲の薀蓄を語る知識でも、珈琲の作り方を競うバトルでもない。なんとなく、生活に珈琲がある。なんとなく人生に珈琲がある。そんなマンガ 僕は別に珈琲マニアでも珈琲中毒でもないが、なんとなくわかる。 ハードボイルドの質が酒とタバコの薀蓄話ではないように、このも珈琲ではない。でも、ハードボイルドが酒とタバコの薀蓄話が必要とするように、この

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    castle 2010/02/01
    「(豊田徹也の本は)一言で言うと、死にたがり屋に向いている本だ。「人がいつ死んでしまうかわからない」と正直に感じる人は、大抵どこか壊れている」「(普通の世界は)世界の虚無を隠蔽する陽気なお祭り騒ぎだ」