2022年06月03日06:00 カテゴリロシアウクライナ 「食糧」を武器に利用するロシアのテロ ウクライナは世界の穀倉地だ。そこで生産される小麦などの穀物は世界中で多くの人々の主食となってきた。それがロシア軍のウクライナ侵攻以来、ロシア側がウクライナの穀倉地帯を攻撃し、湾岸都市を封鎖して食糧の輸出を制止してきた。そのため、ウクライナの農民は小麦の生産、収穫、種まきすらできない状況下にある。ウクライナの食糧輸出封鎖は世界の食糧事情を窮地に陥れる一種の「食糧テロ」という批判の声も聞こえる。 ▲世界の「食糧安保政策」を調査する国連食糧農業機関(FAO)FAO公式サイトから ローマ教皇フランシスコは1日、一般謁見の場でロシアという国名は挙げなかったものの、食糧を武器として利用することは許されないと厳しく批判している。フランシスコ教皇は、「非常に心配することは、最貧国で何百万人もの人々の生活が依存