先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
405 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2013/07/01(月) 15:52:03.10 ソ連SFの描いた美しい理想の共産主義社会は来なかったのに どーして英米SFの描いた暗い監視社会は実現していくんだ 406 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2013/07/01(月) 16:43:52.72 性善説が間違ってて、性悪説が正しかったってことでは。 407 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[あ] 投稿日:2013/07/01(月) 18:35:01.32 移民政策で失敗する前の北欧諸国は理想的な共産主義社会だったかもね 410 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2013/07/01(月) 20:58:04.30 >ソ連SFの描いた美しい理想の共産主義社会 このSFのタイトル教えて 425 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投
『政治的なものの概念』(独: Der Begriff des Politischen)とは、1932年に発表されたカール・シュミットによる政治学の著作である。 人間性についてシュミットは自由主義が論じるような人間の善性を政治理論から排除することを思考した。その事実はともかく人間は悪しきものであると見なすことで、政治権力や国家秩序の理論を構築することが可能となるのである。これは常に敵の存在を前提として考える味方[注釈 1]/敵理論に発展することになる。道徳における善悪や美学における美醜、経済における利害のように、政治的なものという概念規定は、とくに政治的な範疇をみいだすことによって得ることができる。それは政治的な行動や動機が還元される固有の徴標である味方と敵の区別である。 シュミットはこの味方/敵の対立を発展させるために敵の概念を規定している。敵とは実存的な他者・異質者[注釈 2]であり、単
米ニューヨーク在住の僧侶中垣顕実さん(57)が、ナチスのかぎ十字(ハーケンクロイツ)を連想させるため欧米で反発が強い「卍(まんじ)」について、日本の寺などでは幸福の印として使われてきた歴史をまとめた著書を再出版し、ニューヨークの書店で10日、トークイベントを開いた。 英語の著書「仏教徒の卍とヒトラーの十字架」は、日本やインドなど東洋だけでなく西洋でも長年、幸福や繁栄の印とされてきた卍が、ナチスに乗っ取られる形で「憎悪」の対象になった経緯を紹介。本来の卍の意味について理解を促す内容になっている。 中垣さんは卍が欧米では邪悪なシンボルとしてタブー視されているのに驚き、卍を平和の印として復権させたいとの思いから執筆を決意した。日本語訳は英語版に先立って出版した。英語版は昨年出版し、今年9月に改訂版を出した。 中垣さんは「この本が卍の意味を議論するきっかけになればいいと思う」と話すとイベントに出席
Note (2014.08.04) What follows are some rants by the Japanese translator of "Capital in the 21st Century." I realized that it can be taken out of context (and that some people actually do such things), so I guess I need to explain what's going on. The whole piece was intended to serve as a half-joke expectation management. In Japan, there was some false rumor about the timing of the Japanese trans
From _松浦光修@皇学館大学教授 ————————————————————– ●さかき漣『顔のない独裁者』(PHP研究所)の出版記念キャンペーン中 ⇒ https://www.keieikagakupub.com/sp/SAKAKI/index.php ※出版記念キャンペーンとして、ご購入者の方には全員に、 音声ファイル「『顔のない独裁者』が100倍面白くなる特別座談会」を無料プレゼント。 ※座談会のメンバーは、三橋貴明、さかき漣、平松禎史、古谷経衡。 新自由主義がもたらす恐ろしい悪夢ほか、縦横無尽にメッタ斬り。 本とは関係のないオフレコ話も、、、 ※Amazon以外の街の書店でお買い上げの方も、応募できます。 ————————————————————– かつて私は、三橋貴明氏の『新世紀のビックブラザーへ』(PHP研究所)が出版されたさい、その紹介文を『正論』(平成二十一年八月号)の「
先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
専門家の予測はサルにも劣る 作者: ダン・ガードナー,川添節子出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2012/05/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 210回この商品を含むブログ (5件) を見る 専門家の予想というのはなかなか当たらん、それどころか専門家はみんなすでにわかっていることをもとに一定方向へのバイアスがかかるから、予想外の原因が出てきた瞬間に一斉にはずれる、という。だもんで、サルのダーツ投げより当たる確率は低かったりする。ついでにカオス理論や複雑系で、計算できない部分もあるのにできるような顔をするから…… というわけで、議論としては違和感はない。おっしゃる通りで、たまに予測とかやったりする身としては忸怩たるもんがある。ただ、予想はふつうに当たってるときには、「そんなの当然」といわれて注目されず、予想外の方向にものが動いてはずれたときにだけ注目されるという悲しい運命
「経済学者≒ソフィスト」と冷やかに観察しているが、本書は例外。 なぜなら、後知恵の机上論を分かりよいストーリーに押し込んで一丁あがりにしないから。あらゆる問題を一般原理に還元し、紋切型に落とし込む発想を拒絶するから。解決策はランダム化対照試行(RCT:random control test)によって検証済のものだから。 紋切型の経済学者が唱える「銀の弾丸」はないものの、「こんな状況下でこういう対策を打つと、確かに効果が期待できる」といったシナリオは描ける。面白いことに、そのシナリオを支える理屈は、「いま」「ここ」にも適用できるセオリーであるところ。わたしが貧困の罠に陥っていない理由は、わたし個人の努力よりも、社会システムに依拠しているものが大であることが分かる。見えるもの(社会保険、公衆衛生、教育システム)だけでなく、そこからくる見えないもの(安心、安全)に二重三重に保護された「わたし」が
今日の横浜北部は昼過ぎから曇ってきました。陽気は完全に春ですが。 さて、また興味深い本(の書評)がありましたのでその要約を以下に。 この本なんですが、アメリカでは相当話題になってますね。ウォルツ的にいえば完全に「セカンド・イメージ」(国家/組織)による原因の説明でして、まあリベラル派の説明によるスタンダードなものです。 面白いのはその説明に豊富な歴史の例を使っていることと、政治と経済のつながりをかなり密接に分析しているところでしょうか。 この調子だと、おそらく日本でも近いうちに翻訳されて発売されそうです。 ==== なぜ国家は失敗する? Byトーマス・フリードマン ●今読んでいる本がとても面白い。『なぜ国家は失敗するのか』という本だ。 ●これを読めば読むほどアメリカがアフガニスタンでいかにアホなことをしているか、そしてアメリカはいかに対外援助戦略を抜本的に見直さなければならないかがよくわか
どうせネタ無いし、よそのブログや報道記事の 朴李ばかりでは気が引けるので、本から朴る。 でも、全部は面倒だし著作権の問題もあるだろうから (殊勝だな♪)、少し(多めに)丸写しします。 得と思えば儲けもの。 どんどん付け足そうかな。 中央公論新社には、こちらに連絡して頂ければ、 事後処理御相手致します。 小室直樹 『危機の構造 日本社会崩壊のモデル』 1976年10月ダイヤモンド社刊 1991年2月10日 中央公論社刊 はしがき 「これは、ナチスや軍国主義者でも企てなかった文化破壊 である」と、大学紛争の兵火にかかって烏有に帰した 東大法学部の廃墟に立って、丸山真男教授はこう叫んだと 言い伝えられる。戦後四半世紀を経て、デモクラシー教育は、 とんでもない鬼子を生み育ててしまったようだ。大学紛争を 契機として血のタブーが破られることによって、あんなにも 厳重にとじこめておいたはずの暴力主義の
『グローバル化の陥穽』(グローバルかのわな、Die Globalisierungsfalle - Der Angriff auf Demokratie und Wohlstand)は1996年に発刊されたドイツの書籍。著者はハンス・ペーター・マルティン(Hans-Peter Martin)とハラルド・シューマン(Harald Schumann)。 グローバル化の趨勢を推測する論考を収録している。1997年に英訳「The Global Trap: Civilisation and the Assault on Democracy and Prosperity」が発刊された。21世紀には経済を実質的に動かす人口二割の層と低所得・最低限の福祉によって養われるだけの人口八割の層からなる社会が訪れるという概念(20対80社会、20:80 Gesellschaft)を提起している。 参考文献[編集]
日本経済、ひとり負け、まさにその通りだろう。本書の前半は日本経済ひとり負けの根源である、需給ギャップの存在=35兆円規模の存在とそれによるデフレ不況の克服が大前提であることが明記されている。そのためには財政政策と金融政策を組み合わせて行うべき事が解かれていて、相変わらず明解である。このブログでも何度も話題にしているが、日本銀行のガバナンス、これが一種の構造問題、あるいは公務員制度改革の一貫として考えるべきだ、という高橋さんの指摘はいいと思う。デフレバイアスのかかった日本銀行の政策スタンスを正すには、日本銀行法改正が避けて通れない。 ここらへんの話題はこのブログの読者にとってはおなじみなので、その最新の整理として読まれるといいと思う。さらに本書は基本的に語り下ろしの性格なので、読みやすく高橋さんのリアルな肉声に近い感じだ。特に読んでて面白かったのは、デフレが格差問題の本質である、というところ
若者を年功序列の被害者に見立てて、日本の労働システムを批判する本です。長期雇用・年功序列・正社員のコンボで高度経済成長期はうまく回っていたけど、もう低成長なんでガタがきてるよ。はやく雇用を流動化させないと! という論旨。概括的な現状の分析というより、雑誌によくあるような現場の人間に聞いてみたらこんなひどいことになっていた! という内容なのでちょっと薄いかな。さくっと読める点はいいですね。「経済成長なんてしなくても別にいいんじゃね? 新自由主義とか終わったし」という意見をよく耳にしますが、では実際に今の硬直した労働システムのまま低成長が続くと次のようになります。 年収で言えば、30代後半から40代前半で、昇給は完全にストップすることになる。従来、日本企業では50代前半が基本給のピークだったが、毎年昇給し続ける定期昇給あっての話だ。それより15年近く前でストップすると考えると、おそらく団塊世代
経済学者といわゆる「論壇」の人との対談ということでとても面白かった。格差問題や貧困問題に対して経済学はどう答えるのか、また経済学以外の社会科学・人文科学はどんな問題設定をするのか、という話です。まあ簡単にいうと格差や貧困をなくすには 1.誰かから奪って、別の誰かに与える(所得移転) 2.経済成長(全体の所得の増加) しかないわけで、経済成長のほうがみんなハッピーでいいんじゃね? という結論になります。「希望は、戦争」でフリーターの立場から正社員の優遇/非正規労働者の排除を批判した赤木智弘、年越し派遣村運営者の湯浅誠に、経済学者・飯田泰之の布陣です。 経済政策が争点になるまで まずおおまかな流れとして、日本ではなんで経済政策論争が少ないんだろう、という話になります。これは歴史的にみると、まず1950年代にイデオロギーの終焉がおきて、政治的な対立軸が西側諸国で消滅しました。もっぱら、経済的自由
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