中国が日本に対してちょっかいを出してきています。身の回りの見解は戦前の日本と一緒で、軍部の暴走を政府が抑えきれないのだろうで一致しており、日本人はとても冷静に見ているなと思いました。 米国の国務省が、中国軍は統制が取れていないし、訓練も不充分で危険だと指摘していました。実務経験が少なく、頭でっかちになった軍隊はまさしく旧帝国陸海軍であり、こういう軍隊では現場の暴走が国家対国家の戦争になし崩しに拡大する可能性があり、政府の中枢は冷静だからでは安心できません。 おそらく更なる経済発展を目指すためには、中国は軍への投資を減らし、民生にむけなければならないはずですが、それを軍は恐れて、自らの利権を維持するために周辺国と不必要な対立を煽っているのでしょう。これも旧帝国陸海軍と同じ。 軍と対峙せずに、迎合することで破滅を抑えようとする習近平政権のやり方は近衛内閣と同じで、これまた軍の増長を招くので危険
尖閣諸島は最早領土問題と言うよりは侵略を受けていると表現するべきだと思います。 中共がなぜこの地域に固執するかというと、台湾侵略の橋頭堡になるからです。台湾は福建側の防衛は強固ですが、当然のことながら沖縄側は手薄です。沖縄側から攻めれば簡単に落ちると中国は見ています。 尖閣諸島の日本の防衛はほとんどゼロの状態なので、何かの拍子で手に入ればこれほどの儲け物はないので中共は絶えず侵略を仕掛けてきているのです。米国が日本側に立つことを明言したのも、これが台湾に関わるからです。 なぜか日本を含め全てのメディアで尖閣諸島は台湾の存亡を握っていることが無視されています。 先月上陸した香港の活動家なる者、青天白日旗を掲げましたので台湾の息がかかった工作員でしょう。今朝また台湾の漁船が数十隻尖閣諸島を侵略しました。 実は中共よりも台湾の方が、尖閣に対して一歩進んだ行動を示しています。中共の工作員はまだ上陸
昨日の書き込みで日本は、遣唐使貿易システム→平安鎖国→宋銭輸入システム→徳川鎖国→加工貿易システムという変遷をたどってきたという仮説を提示しました。 対外交流が活発だった時代に輸入したのは、文化、と外貨でした。近代の日本の貿易の目的が外貨というのは少し説明が必要かと思います。 日本は国土が狭く資源が少ないので貿易して生活必需品を手に入れなければならないという説明がよくなされますが、それは正確ではありません。江戸時代でも、そして現在でも食糧だけならば自給は可能です。近代の日本とそれを真似したアジア諸国が貿易黒字を積み上げてきた理由は、ドルと兌換可能な国内貨幣を発行するためというのが私の考えです。 日本は大正までは欧州、昭和以降は米国に対外資産を積み上げました。これは結局返してもらってないのですが、そのような必要はありません。外に積み上げた資産の分だけ、円に国債流通性が付与されます。これにより
全然人気がなくて、それが返って注目を集めている大河ドラマの平清盛。私も「やさしい易」の執筆や仕事が忙しくて見ていないのですが、dragon_suplexさんとの会話で話は追っています。 それで会話の中で、平家がなんであそこまで強くなれたのかやっぱりよく分からないね、白河院の御落胤というだけでは説明が付かないとなったのですが、今日理由の一つを思いつきました。 平清盛というのは、物品ではなくて貨幣を輸入するという世界にも例を見ないユニークな貿易システムを産みだした人なんですね。 日本人には自覚はありませんが、こんなにひたすら貨幣を輸入し続けた国は世界史にありません。金を輸出して、価値が劣る銅を輸入していました。あるいは工芸品とも言える日本刀を輸出し、銅を型に流し込んだだけの銅銭を輸入していました。多分宋元明の商人は日本人はバカなんじゃなかろうかと思ったでしょう。 でもこれ、経済的には非常に合理
春の受勲では台湾から四人も選ばれました。しかも結構高い勲章が授与されている。 自衛隊の南西諸島シフトは着々と進んでいるし、米軍も日本全土にくまなく配置されるようになるそうだし、民主党政権で着々と進む中共封じ、中共にとっては訳が分からないだろうな。 こうしてみるとやっぱ自民党は親中政権だったのかしら? 民主党の親中派は例によって、親中を形にする方法を知らないのでしょう。政治のたがが外れた今の日本の政策は官僚の意向がダイレクトに反映されているのではないかと私は思っているのですが、景気を無視した大増税、中国に対するタカ派的防衛政策に外交、なりふり構わぬ原子力発電再開、日本の官僚というのはかなりアグレッシブでタカ派だというのが見えてきました。戦前とあんまり変わらないのかもしれません。 国家利益を追求する「働き者」の官僚を自民党は押さえて、国民の所得上昇と、近隣諸国との融和の方向に国を持って行ってい
こんな屁の突っ張りにもならないような法律を通しただけで、イタリアの悲惨な状況に対して責任を取ったことにしてしまったベルルスコーニ首相の政治的センスの高さは異常。 日本の政治家はベルルスコーニの爪の垢を煎じて飲むべき。 ドイツが第一次世界大戦後のハイパーインフレと、第二次世界大戦による徹底的な国土の破壊から立ち直れた理由は、金融を引き絞ったからではなくて、米国が戦争の賠償を棚上げにして、ひたすら融資をして、設備を復旧させ、債務を希釈させ、そしてドイツの産品を買ってくれたから何だけれど、どうやらドイツ人の頭の中では米国が二度も助けてくれたことはなかったことになっていて、我慢したから立ち直ったと言うことになっているらしい。 ドイツと同じように南欧を立ち直らせるためには、あのときの米国みたいに、これらの国に融資をしまくるべきと言うことになるはずなんだけれどなあ。それをあろう事か近隣窮乏策をとって友
八月二十八日 今の世界経済の不調は、全て経済学で簡単に説明がつきます。バブルが弾けて資産価値が縮小し、資金の借り手がいなくなって需要が縮小した。それに対して供給力は過剰であるのでデフレになっていると。 日米欧、文化の違い、政治体制の違い、小さな政府と大きな政府の違い、輸出国と輸入国の違い、それらを全て超えて、債務・需要・供給の三点セットだけで説明がつきます。これほど経済学がきれいに当てはまるのも珍しい。 これは経済学の勝利です。ですから経済学者やエコノミストは、自らの学問に自信を持って、この不況のメカニズムを説明するべきでしょう。 しかし現状はその反対で、経済学者とエコノミストは元気がなくなっています。なぜでしょうか?それは彼らが経済の研究をしたくて経済学をやっているのではなくて、政治に口出しがしたくて経済学をやっているに過ぎないからです。 だから小さな政府が失敗したと言っては落ち込み、増
ユーロが大変なことになっていますが、私はついてこられなくなった国はさっさと離脱させてしまう方がむしろ損害は少なくて済むと思います。 ギリシャはユーロから離脱して、一旦デフォルトするでしょうが、その後はアジア通貨危機の後の東南アジアや韓国のように、通貨安で速やかに復活するでしょう。独仏の銀行が蒙る被害もたいしたことないです。タイやインドネシアが破綻したときよりも被害は少ないはずです。 スペインも離脱すれば通貨安で復活が可能でしょう。さすがにデフォルトしたら大変ですが、スペインは国家債務の総量自体はそれほどではないので、なんとか通貨安によって輸出が増えて経済が成長して破綻は免れるんじゃないかと思います。イタリアも大丈夫でしょう。 幽霊の正体見たり枯れ尾花というやつで、共通通貨ユーロが独仏とベネルクス三国だけの通貨になったとしても案外実害は小さいと思うのです。共通通貨が解散するというのは人類にと
六月七日【小暑】 浜岡原発は東海地震の震源域の真上なので特別と言うことで諸手続を飛ばして停止させたのはまあいいとして、じゃあ浜岡原発以外は従来の手続きを踏めば稼働させていいのですねと言うことで、電力不足解消のために経済産業省が玄海原発再稼働に動いて、総理大臣もそれを認めていたのに、原発を再稼働させたら「反原発解散が封じられる」という突っ込みを受けて、地元まで同意していた再稼働を急遽取りやめ。お陰で町も県も経産省もカンカン。 工場が動かせない、熱中症が続発していると言われれば原発を再稼働すると言い、原発を止めた方が支持率が上がるかもしれないと言われれば人の苦労をぶちこわしにする。その瞬間瞬間で人気がちょっとでも上がりそうなことばかりやって全く整合性がとれていない。 これはポピュリズム以下です。ポピュリズムというのは産業や国民の健康(原発再稼働)と支持率上昇(原発停止)を天秤にかけて、最終的に
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