イギリス・マンチェスターの中国総領事館前で16日、香港の民主化を求めるデモがあり、参加していた男性が総領事館の敷地内に引きずり込まれて殴打された。 デモ参加者の男性は、中国総領事館の敷地から出てきた身元不明の男性たちに敷地内に引きずり込まれた。男性はその後、警察やほかの抗議者の助けを借りて脱出した。
追悼集会、今年も開催できず 香港、「タブー」の空気強まる―天安門事件33年 2022年06月05日01時03分 4日夜、天安門事件犠牲者の追悼のため、ろうそくを手に繁華街を訪れた市民=香港・香港島 【香港時事】中国政府による統制が強まる香港では4日、天安門事件から33年を迎えた今年も追悼集会の開催が封じられた。主催団体は国家安全維持法(国安法)に基づく取り締まりで昨年解散に追い込まれており、例年会場となってきたビクトリア公園は3日深夜から閉鎖となった。 天安門事件追悼像を再現 香港撤去の「国恥の柱」―台湾 4日夜、一部市民は追悼のためのろうそくやライトをともした携帯電話を手に公園周辺を訪れた。しかし、警官隊によって立ち退きを命じられた。周囲の繁華街では、黒服や黒マスクを着用した市民に対して職務質問や手荷物検査が行われた。 中国本土でタブー視される天安門事件だが、一国二制度下の香港の政府は事
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(福島 香織:ジャーナリスト) 「香港国家安全維持法」(香港国安法)が6月30日に行われた中国全人代常務委員会で可決され、その日の午後11時をもって施行された。施行されるまでこの法律の全文は公開されなかった。しかも公開された法律全文が中国語のみで、英語のものはない。香港で施行される法律で英文がないものは初めてだろう。 全文は施行と同時に中国の国営通信社、新華社が公開。内容は聞きしに勝る悪法であり、総則と全体は矛盾しており、外国にいる外国人や組織にまで適用するという。もはや法律の体をなしていない。 「香港独立」と書かれた旗の所持で逮捕 そして施行後1日もたたないうちに、この法律に基づいて最初の逮捕者が出た。7月1日のデモの参加者が「香港独立」と書かれた旗を所持していた、という理由で逮捕されたのだった。
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