雑誌というメディアが、終焉を迎えようとしています。 雑誌のピークは1997年で、1兆5644億円の売上がありました。これが2020年には、5576億円(紙媒体のみの数字)。3分の1に減ってしまっているのです。都心の電車に乗ってももはや雑誌を読んでいる人を見かけるのは稀で、「それでもまだ3分の1も残っているのか!」と逆に驚いてしまいます。 コンビニニはまだ雑誌の棚が残ってますが、どのチェーンでもかなり縮小され、かつては店舗入り口にデンと構えていたのが、端の方に小さな場所をようやく確保するだけになってしまっています。置かれている雑誌も、付録付きのものが中心。 これは雑誌の付録の近代史という興味深い視点の記事ですが、最近の付録はもはや「付録」ではない。雑誌の「従」ではなく「主」になってしまっています。もともとは「主」だった紙の雑誌もずいぶんと薄っぺらくなってしまったものが多く、「付録の付録」とい