楽天は12日、2015年12月期決算で、国内の流通総額(電子商取引)が2兆6748億円と過去最高だったと発表した。ネット通販で国内トップの座を守るものの、伸び率は鈍り、背中を追うライバルに差を縮められている。 楽天全体の売上高は前年より19・2%多い7135億円で過去最高だったものの、売り上げを大きく押し上げたのは米国の通販関連イーベイツや電子書籍オーバードライブなど14年以降の買収企業に加え、クレジットカードや銀行などの金融部門だ。 主力のネット通販は、国内流通総額の成長率が10・2%にとどまった。2割前後も伸びた過去の勢いが見られない。三木谷浩史会長兼社長は2020年に1兆7千億円の売上高をめざすと発表し、「十分に実現可能な数字」と胸を張った。だが、もとになる流通総額の目標5・2兆円は、いまの伸びでは届かない。 そこで楽天が力を入れるのが、… この記事は有料会員記事です。有料会員になる
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