国際銀行間金融通信協会(SWIFT)がマイクロソフトと提携したことが21日に明らかになった。最近はリップル社などをはじめ仮想通貨やブロックチェーンがもたらす新たな国際決済システムの動きに押されがちなSWIFTだが、マイクロソフトと提携したことで巻き返しを図れるのか、注目だ。 発表によると、マイクロソフトが提供しているサービスの「アジュール(Azure)」のクラウド上にSWIFTの決済ネットワークを統合させることで、SWIFTが「これまでより速く、効率的で安全な」送金システムを銀行や企業などに提供できるという。 SWIFTが提携する金融機関は世界200カ国に1万1000ある。今回の提携を受けてSWIFTのアーノルド・ボウイノリス氏は次のようの述べた。 「バックオフィスの効率性を高めるというクラウドの潜在力を示す上で大きな一歩だ。SWIFTは金融サービス決済エコシステムにおける非効率性や摩擦を