新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テレワークが普及するなど、働き方の変化が暮らしに身近な企業にも影響を与えています。 感染拡大を防ぐため、多くの企業がテレワークを実施したことで、ワイシャツを着ずに、自宅で仕事をする人が増えたためです。ワイシャツの減少で、4月の売り上げは去年の同じ月より3割近く減少。今月に入ってもワイシャツの受け付け枚数は減少したままだということです。 埼玉県草加市にあるこの会社の工場では、洗濯やしわ取りのため、ふだんは3本動いている作業ラインが、今は1本しか稼働していません。 東京などに出されている緊急事態宣言が今後、解除されたとしてもテレワークがこのまま定着すれば、落ち込んだ売り上げはもとのようには戻らないとみています。このため会社では今、新しい事業の検討を進めていて、4月からマスクの生産に乗り出しました。 もともと、事務室として使われていた工場の一角に、洋服の直し