◆◆◆ 「状況は相変わらず厳しいです。ただ、まだまだ終わらせませんよ。『俺の旅』は、俺の人生。『俺の旅』=生駒明なんです。一昨年、休刊という死刑宣告を受けましたが、夫唱婦随。やつが死ぬなら俺も死ぬ。俺も一緒に海に入るつもりでした。そう。天に召されたのち、一緒に生まれ変わろう……あの時は、そんなことを考えていたと思います」 2019年4月10日、一冊のエロ本がその役目を終えた。 「俺の旅」(大洋図書) 2003年7月の創刊から15年9ヵ月。現場の体験ルポをこだわりとし、日本全国の風俗・裏風俗を慈しむように行脚してきた異端の風俗雑誌。その編集長を14年もの間務めてきたのが、“イコマ師匠”こと生駒明氏である。 生駒明氏 エロ本業界で、彼が“師匠”と呼び親しまれる所以は、おそらく日本一ともいえるその風俗取材に基づく情報量だろう。筆者は旧くからイコマを知っているが、彼ほど傷だらけになりながらも、風俗
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このコラムは,『春秋』(2017年7月号,8/9月合併号)に連載した内容に,リンクをつけたり加筆修正したりして,さらにイントロを書き足したものです。 言語が減ることって問題ですか?私は言語学者である。琉球列島の言葉を専門にしている。 下地理則の研究室 冒頭の問いは,これまで何十回も,話者の人たちから,学生たちから,講演会での聴衆から,そして同業者たちから,投げかけられた問いである。同じような問いをされた言語学者も多いと思うし,自問している人もいるだろう。だから,この問題に対する私なりの回答を書き留めておくのは意味があることだと考えて,コラムにすることにした。 かなり前からのことではあるが,とりわけ21世紀に入って,言語学の世界では言語の消滅危機が大きな問題になっている。以下で述べるように,世界には7000近くの言語があるが,これが今世紀中に,50〜90%消滅する可能性がある。 さて,ここで
京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」で9月、「国勢調査の調査員確保や作業が町内会の負担になっている」という京都市内の女性の声を取り上げた。この記事に対し、読者からは「うちの町内会も大変」「行政はやり方を考えてほしい」といった声が続々と寄せられた。調査の手法に疑問を感じている人が多い実態が浮き彫りになった。 【写真】町内会「入会費」に60万円 国勢調査は統計法に基づき、日本に住む全ての人を対象として5年に1度行われる国の最も重要な調査。調査年に当たる今年は郵送・インターネットとも回答期限を当初10月7日に設定したが、回答率が低く、ネット回答は20日まで延長された。 調査に当たり、市区町村は非常勤国家公務員の「調査員」を選ぶ。調査員は50~100世帯を担当し、調査票を配ったり、回答するよう促したりする。総務省によると、小規模な自治体は調査員を公募することが多く、京都市など大都市では町内会や
環境省は27日、国の天然記念物で絶滅危惧種に指定しているチョウ「オガサワラシジミ」について、人工繁殖していた幼虫と成虫がすべて死んだと発表した。生息地の小笠原諸島(東京都)でも2018年以来、野生の個体が確認されていないため、同省は絶滅の可能性が高まったとしている。 オガサワラシジミは、小笠原諸島に固有の全長十数ミリのチョウで青い羽が特徴。外来種のトカゲに食べられるなどして個体数が激減していた。 種の存続に向けて、2005年から東京都の多摩動物公園で繁殖の取り組みを続けていた。
ゲーム『刀剣乱舞』にも登場する人気の名刀であり、クラウドファンディングによって復元された「蛍丸」。奉納には刀剣女性たちが詰めかけた。熊本県・阿蘇神社にて(時事通信フォト) 名刀を擬人化したゲーム『刀剣乱舞』などをきっかけにして、女性の間でブームとなっているのが「日本刀」だ。戦前の1939年に発行された岩波新書の『日本刀』(本間順治著)は、2019年10月に76年ぶりに復刊すると全国から注文が殺到し、4か月弱で累計1万5000部を売り上げるベストセラーになった。名刀200本の魅力と歴史を紹介する『名刀大全』(小学館)も、本体価格3万5000円にもかかわらず、売れ行き好調だ。 見た目が美しく、そして一振りごとに壮大なストーリーがある--こんなにも尊く崇高な世界に、翻って言えばなぜこれまで女性たちは気がつかなかったのだろうか。 日本刀を保存・公開する刀剣博物館学芸員の久保恭子さんはその理由を「刀
市場調査会社ストラテジー・アナリティクスの報告書によると、昨年のApple Watchの販売数は、すべてのスイス製腕時計の販売数よりも多かった。Apple Watchの販売数は3070万個で、前年の2250万個から36%増加。それに対し、スイス製腕時計全体の販売数は前年比13%減の2110万個ほどだった。 Apple Watchが発売された2015年、フランス高級品大手LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの時計部門社長でタグ・ホイヤーの最高経営責任者(CEO)を務めるジャンクロード・ビバーは、スイスの時計業界はアップルの新商品を恐れていないと発言。その理由は、Apple Watchは1000年後、あるいは80年後に修理することができないし、子どもに受け継がれたり、地位の象徴となったりすることも決してない、というものだった。 ある業界で破壊が起きるときは常にそうだが、既存企業は脅威を認識で
西日本シティ銀行(福岡市)は、JR博多駅前の本店ビルを建て替える方針を固めた。容積率緩和で再開発を推進する市のプロジェクト「博多コネクティッド」を活用し、オフィスや商業施設が入る大型複合ビルに再開発する。本店ビルは世界的な建築家、磯崎新氏(88)が設計。駅前のランドマークとなっているが、老朽化に伴う耐震対策などが課題で、2022年度の市営地下鉄七隈線博多駅延伸、九州新幹線西九州(長崎)ルート暫定開業後の街づくりも見据え、建て替えを決断した。近く発表する。 ビルは1971年12月、旧福岡相互銀行(後の福岡シティ銀行、現西シ銀)の本店として開業した。博多口前の一等地にあり、敷地面積は約5200平方メートル。地上12階、地下2階建てで延べ床面積約2万6千平方メートル。現在は西シ銀の本店営業部やグループの証券会社などが入居している。 設計は、大分市出身で世界でも活躍する磯崎氏が担当。外壁全面に茶褐
広島市南区に残る被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」について、広島県は4日、所有する3棟のうち1棟を保存し、残る2棟を解体する方針について、県議会総務委員会で説明した。市民団体は反発を強めており、県議からも批判の声があった。 県によると、爆心地に最も近い1号棟の壁や屋根などを2021年度までに補修して外観を保存。隣接する2、3号棟を22年度までに解体する。費用は約8億円の見込み。 1913年に完成した被服支廠は、近年劣化が進み、震度6程度の地震で崩壊する危険があるとされる。県は来年度に安全対策に着手する方向で検討してきたが、全3棟の耐震改修には約84億円かかるとされ、どこまで保存するかが焦点になっている。 市民団体からは保存を求める…
東京・国立能楽堂が六月から募集しているプロ能楽師養成のための研修生制度に、四カ月半経ても応募者がいない。一九八四年の制度開始以来、多くのプロを輩出し、六百年以上続く能楽の継承に重要な役目を負ってきたが、異常事態に担当者は頭を抱えている。 (ライター・神野栄子) 研修生は、能で主役(シテ)の相手を務める「ワキ方」、笛や鼓などの「囃子(はやし)方」、物語の転換に重要な役回りをして、狂言の役者としても欠かせない「狂言方」の三役を若干名ずつ募集している。経験不問、原則二十三歳以下の男女が対象。募集は原則三年おき、研修期間は六年。プロ能楽師に指導を受ける。 同能楽堂によると、八四年度の第一期生には六十人の応募があり高倍率の選考となったが、次第に応募者が減少。現在研修中の二〇一四年度からの九期生は七人、一七年度からの十期生は四人の応募しかなかった。研修を終えた八期生までの計三十六人中、二十七人がプロと
伝統的な手すき和紙づくりの存続が危機を迎えている。生産に不可欠なトロロアオイを栽培する茨城県小美玉市の農家5戸が、来年で作付けをやめる方針を決めたからだ。この5戸で全国生産の7、8割を占めており、和紙生産者には大打撃になりかねない。 「もう無理、割に合わない」 作付けをやめる最大の理由は高齢化だ。5戸の農家はいずれも60代~70代半ば。昨年、全員で協議のうえ「これ以上続けるのは難しい」と判断した。昨秋の出荷の際、2020年秋以降は生産できないと伝える文書を添えた。 最年少の田上進さん(63)と妻の敏枝さん(60)は、ジャガイモなどの野菜とともにトロロアオイを栽培する。年齢もあり、最も多く作付けしていたときの半分の約15アールに減らした。「要望があるので続けてきたが、もう無理。体はきついし、(収入を考えると)割に合わない」と心境を明かす。 トロロアオイはアオイ科の植物で、秋に収穫する。根から
今年の正倉院展に「白葛箱」が出陳されるそうだ。これは植物のクズの繊維を編んでつくられた繊細な細工物である。 クズと言えば、最近は「緑の怪物」扱いされるほどの繁殖力を誇り、開けた土地をあっと言う間に覆い尽くす。日本どころか海外でも侵略植物扱いされている。 だが、古来よりクズから取り出した繊維で編んだ小箱や鞄物などが作られており、繊細で優美な魅力がある。だから正倉院にも納められているのだろう。今でも葛細工の箱は、宮中祭祀や伊勢神宮の神宝として遷宮には欠かせないという。 私は葛細工と言うと、幻の「水口細工」を思い出す。そして、それが消えた理由を考えると、現代の日本のものづくりにも通じる憂いを感じてしまうのである。 水口細工1滋賀県の甲賀市水口地方では、水口細工として葛で編まれた小箱などが、少なくても江戸初期から作られていた。参勤交代を始めとする東海道を旅する人々のお土産として珍重され、シーボルト
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