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哲学に関するkusukusunokiのブックマーク (85)

  • 「マイルドな優生思想」が蔓延る日本に「安楽死」は百年早い(斎藤 環) @gendai_biz

    筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性から依頼を受け、医師が薬物を投与して殺害し逮捕された事件で、京都地検は事件に関わった2名の医師を8月13日、嘱託殺人罪で起訴した。報道によればALSの女性は以前から強く安楽死を希望しており、2018年12月にツイッターで被告の医師と知り合ってから、やりとりを重ねていたという。 医師の一人はクリニックを開業しており、メンタルケアや緩和ケアに力をいれ、ホスピスの運営も手掛けていた。2名の医師は、共著で高齢者の安楽死を積極的に推奨するような電子書籍(書名はあえて記さない)を発行していたが、このには以下のようなくだりがあると報じられている。 《認知症で家族を長年泣かせてきた老人、ギャンブルで借金を重ねてや子供を不幸に陥れた老人。そんな「今すぐ死んでほしい」といわれる老人を、証拠を残さず、共犯者もいらず、スコップや大掛かりな設備もなしに消せる方法がある。医療に紛

    「マイルドな優生思想」が蔓延る日本に「安楽死」は百年早い(斎藤 環) @gendai_biz
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/08/26
    優生思想は自然なもので意識的な啓発がないと湧き上がってしまう(ヒトラーの中止命令後も続いた障害者などへの野生の安楽死)。生の価値判断は不可能(論理階梯が違う)という前提がなければ優生思想は合理的になりうる
  • コロナ禍が「健康禍」に変異 医師が危険視する「健康を監視すべき」という動き | AERA dot. (アエラドット) | AERA dot. (アエラドット)

    ――なぜ「健康は善」という価値観が自明になったのでしょうか。 それは非常に広くて深い問題ですので、簡単にはお答えできません。ただ一つ重要な点は、数十年単位の長いスパンで、伝統的な宗教や地域コミュニティーが崩壊したことです。その結果、人々の価値観が多様に分裂していった。でも健康がいいという価値観には多くの人が同意した。相対的にこの価値観が強くなり、地滑り的に支配的になった。文句を言う人も少なくなり、いつの間にか強制的になった。それは人々を支配するのに非常に都合のよい原理だったので、政治家たちが利用していった。 自分でもきわめて乱暴な要約だと思いますが、そのような枠組みを仮に当てはめてみることで見えてくるものがいろいろあります。 たとえば「予防することで医療費を削減しよう」という意見もありますが、そもそも国民が国家予算を心配するというのは逆ではないかと思います。フランスの哲学者ミシェル・フーコ

    コロナ禍が「健康禍」に変異 医師が危険視する「健康を監視すべき」という動き | AERA dot. (アエラドット) | AERA dot. (アエラドット)
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/08/04
    "「予防することで医療費を削減しよう」という意見もありますが、そもそも国民が国家予算を心配するというのは逆ではないか~フーコー的にいえば、全体のために個人の生活を犠牲にしようと訓育・規律化されている状況"
  • コロナ禍が「健康禍」に変異 医師が危険視する「健康を監視すべき」という動き | AERA dot. (アエラドット)

    ※写真はイメージです(写真/Getty Images) フリーター、出版社勤務、医療系ニュース記者を経て医師になった大脇幸志郎さん。著書『「健康」から生活をまもる』に続き、7月には翻訳書『健康禍 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭』を出版した。タイトルのとおり、このふたつは「健康第一」の価値観に疑問を呈するだ。新型コロナウイルス感染症で揺れるいま、なぜこのタイミングで「健康」を疑うのか。その理由を聞いた。 *  *  * ――新型コロナウイルスの発生によって、「健康は善」という価値観はより強固になっているのでしょうか。 個人的な感覚としては、健康第一主義の声は歴史的に徐々に高まっており、それがこのコロナ禍によって加速したと感じています。もちろん、日は外出の抑制も緩和も欧米の動きを後追いでまねしたところがあり、簡単にはくくれません。ですが全体としては、健康を守るべきだ、感染拡大の防止

    コロナ禍が「健康禍」に変異 医師が危険視する「健康を監視すべき」という動き | AERA dot. (アエラドット)
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/08/04
    伝統的な宗教や地域コミュニティーが崩壊した結果"人々の価値観が多様に分裂していった。でも健康がいいという価値観には多くの人が同意した。相対的にこの価値観が強くなり、地滑り的に支配的になった"
  • 東浩紀「批評家が中小企業を経営するということ」 アップリンク問題はなぜ起きたか | 文春オンライン

    ◆ ◆ ◆ インテリが話す言葉を聞いても感心しない ――東さんは、少数のエリートと大多数をわけるのではなく、中間層のサラリーマン出身のような人たちのことを考えなければならないとずっとおっしゃっています。それは東さんご自身の出自とも関係しているんでしょうか。 東 それは大きく関係しています。ぼくは父親も母親も別に大学人ではないし、親戚にもいわゆる知識人はいません。戦後社会の中から出てきたごく普通の職業人ばかりです。左翼もいなかったので学生運動とも縁がなかった。一般的なサラリーマンの家で育ちました。 ――出自と思想は、どこまで関係していると思いますか? 東 ひとによると思いますが、ぼくの場合、出自が関係しているのは、知識や思想というよりも身体的な感覚ではないかと思います。たとえばぼくは「話がわかりやすい」とよく言われますが、その理由はそもそもまわりに学者がいなかったことにある。ぼく自身、インテ

    東浩紀「批評家が中小企業を経営するということ」 アップリンク問題はなぜ起きたか | 文春オンライン
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/07/25
    アジアと欧州における知と権力の結びつき方の違い。"キリストも殺されているし、ソクラテスも殺されているわけです。でも、孔子は殺されていないどころか、子孫はいまでも10万人いるといわれ、墓場の森は世界遺産"
  • 生まれることは悪いことか? では産むことは? 【特別対談】川上未映子×永井均 反出生主義は可能か〜シオラン、べネター、善百合子|Web河出

    対談 単行 - 日文学 生まれることは悪いことか? では産むことは? 【特別対談】川上未映子×永井均 反出生主義は可能か〜シオラン、べネター、善百合子 川上未映子 永井均 2020.05.22 昨年、毎日出版文化賞(文学・芸術部門)を受賞し、この春に英訳が刊行され、The New York Timesをはじめ、The New Yorker、VOGUE といった主要メディアに書評やインタビューが掲載されるなど、海外でも大きな話題になっている川上未映子さんの『夏物語』(文藝春秋・刊)。この作品を巡って行われた、初の総特集「文藝別冊  川上未映子」掲載の永井均さんとの対談を公開します。 なお、この対談の参考として「文學界」2019年8月号に掲載された、永井均さんの「善百合子の主張」も特別掲載いたします。ぜひこちらもご一読ください。 *** 川上 今日のイベントは永井先生と「反出生主義は可能

    生まれることは悪いことか? では産むことは? 【特別対談】川上未映子×永井均 反出生主義は可能か〜シオラン、べネター、善百合子|Web河出
  • 千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【前編】アイデンティティとシティズンシップ|じんぶん堂

    書籍情報はこちら 差別を受けた当事者でない者が、差別を非難する時代へ――。綿野恵太氏は、現在生じている差別批判のロジックの変化、そのポイントは、「アイデンティティ・ポリティクスからシティズンシップへ」である、という。この認識は、どんな事象・言論・事件・出来事に見出すことができるだろうか。この変化を認識するとどんな効用があるだろうか。シティズンシップの時代が抱える対立や葛藤、そして困難を検証する。 アイデンティティ・ポリティクスとシティズンシップの見取り図 千葉:綿野さんが、『「差別はいけない」とみんないうけれど。』というを出されました。このが、僕が柴田英里さんや二村ヒトシさんと一緒に出した『欲望会議──「超」ポリコレ宣言』とも関わるテーマを扱っているので、今日は綿野さんの提示された問題について展開してみたいと思っています。 綿野:書でも触れていますが、執筆のきっかけを説明させてくださ

    千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【前編】アイデンティティとシティズンシップ|じんぶん堂
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/06/07
    マイノリティのアイデンティティ(当事者として声を上げる)からマジョリティのシティズンシップ(非当事者が一般的な正義の問題として声を上げる)へ。マジョリティのアイデンティティ(自分たちこそ被害者という弱者男性)
  • リベラルからラジカルへ──コロナ時代に政治的自由は可能なのか(1)|外山恒一+東浩紀

    2020年5月25日、コロナウィルスの流行にともなう緊急事態宣言が全国で解除されました。東京では街にひとの姿が戻り「自粛明け」ムードが強くなる一方、日6月2日には都内で30人を超える新たな感染者が確認され、小池百合子都知事による「東京アラート」の発動が検討されています。 そうした日々流動する情勢のなかで、人々の自由はどのように担保されるのでしょうか。ゲンロンカフェでは5月10日、革命家の外山恒一氏をお招きし、東浩紀との対談を放送しました。ほとんど同世代でありながら、これまで「パラレルワールド」を生きるように交わらなかったという外山氏と東。そのふたりの対談が実現したのは、コロナ禍における監視社会の進行に対して、共通して強い危機感を抱いていたからでした。なぜ「リベラル」は、自由をみずから放棄する行動を取ってしまったのか。そしてコロナ禍以降、言論人のあり方はどのように変わるべきなのか。人間にと

    リベラルからラジカルへ──コロナ時代に政治的自由は可能なのか(1)|外山恒一+東浩紀
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/06/03
    ネットがあるからこそロックダウンしたともいえるのか。"外出禁止や移動制限が広がったのは、ネットの影響が大きい~もし20年前に今回のウイルスが来ていたら、これでは社会は成り立たなくなってしまったはず"
  • 「健康は国民の義務」を描いたディストピアSF小説『ハーモニー』の話。

    新型コロナウイルス感染症がパンデミックとみなされるようになってからずっと、私は『ハーモニー』というSF小説のことを繰り返し思い出すようになった。 たぶん、『ハーモニー』を読んだことのある人はみんな、最近の世の流れから『ハーモニー』を連想せずにはいられないのではないかと思う。 そんなわけで、今日は『ハーモニー』の話をしてみたい。 パンデミック後の健康管理社会を描いたSF小説 『ハーモニー』はSF小説家の伊藤計劃が2008年に世に出した、パンデミック後の未来を描いた作品だ。 そこでは旧来の政府にかわって「生府」という組織が、健康や医療に重心を置いた施政を行っている。 「生府」は国民全員の体内にナノマシンを埋め込み、病気の兆候や不健康の兆候をたえずモニタリングしている。と同時に病気や不健康の兆候を見つけ次第、ナノマシンによって即座に治療をほどこす。 そうやって病気や不健康をすぐさま除去する『ハー

    「健康は国民の義務」を描いたディストピアSF小説『ハーモニー』の話。
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/05/22
    健康と倫理の直結した先頃の価値観は新型コロナで加速したにすぎず、検診や健康診断等に慣らされた(医療化)社会の帰結、と。なるほど。自粛した人が限界を悟った自粛疲れや「緩み」は加速を止める希望なのかも。
  • エピクテトス2.0――ソーシャル・ディスタンスをこえて 山本貴光+吉川浩満+斎藤哲也「新型コロナウィルス、エピクテトスなら、こう言うね。」|ゲンロン編集部

    ゲンロンカフェでは年末の恒例イベントとなっている「『人文的、あまりに人文的』な、人文書めった斬り!」。この人気シリーズの登壇者3名が、4月16日、ゲンロンカフェに集った。今回のテーマは、およそ1900年前にギリシャで活躍した哲学者エピクテトス。山貴光と吉川浩満は、3月に『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)を上梓したばかり。また、斎藤哲也も、昨年に出版された『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』(荻野弘之著、ダイヤモンド社)でライティングを担当している。 第1部と第2部、あわせて5時間の鼎談から見えてきた、エピクテトスの教えと、その現代的な意味とは? 記事の内容に関心を持たれた方は、以下のリンクから議論の全容をぜひお楽しみください。(編集部) 第一部 URL=https://vimeo.com/ondemand/genron20200416no1 第二部 URL=h

    エピクテトス2.0――ソーシャル・ディスタンスをこえて 山本貴光+吉川浩満+斎藤哲也「新型コロナウィルス、エピクテトスなら、こう言うね。」|ゲンロン編集部
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    kusukusunoki 2020/04/27
    三すくみ。ウイルス自体は個人にはそれほど強くない(コロナ<個人)。緊密化・ネットワーク化した社会にはめっぽう強い(コロナ>社会)。現代人はそのような社会なしには生きていけない(社会>個人)。社会に取りつく病気
  • 東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "これもこのあいだ放送でいったけど、「今年の桜は見れなくても来年がある」「今年の夏は旅行できなくても来年がある」と平気で言えるひとってのは、すでに強いということはきちんと想像しないといけないと思うな。来年まで生きられないひと、来年になったら状況が変わるひとはたくさんいる……。"

  • 東浩紀「緊急事態に人間を家畜のように監視する生権力が各国でまかり通っている」〈AERA〉

    批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。

    東浩紀「緊急事態に人間を家畜のように監視する生権力が各国でまかり通っている」〈AERA〉
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    kusukusunoki 2020/04/17
    感染症のリスクをどこまで捉えるかも、加害者性(生きていれば誰もが加害者の側面を持つこと)の話なのか。加害者性をゼロに近づけると人は何もできなくなってしまう、というのが今の接触禁止の世界。
  • 「問われているのは『命と経済』ではなく、『命と命』の問題」 医療人類学者が疑問を投げかける新型コロナ対策

    Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

    「問われているのは『命と経済』ではなく、『命と命』の問題」 医療人類学者が疑問を投げかける新型コロナ対策
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/04/05
    骨折や誤嚥を避けるために高齢者を身体拘束し経管栄養に切り替える=安全と効率の結果の廃用症候群。外出規制も社会を廃用症候群にする。亡くなりやすい人(命)と仕事を失う人(経済)、弱者と弱者の天秤。リスクの引受。
  • WEB特集 動揺も見え 言いよどむ被告「あなたの大切な人は誰ですか」 | NHKニュース

    もしあなたの目の前に、命の基準を勝手に作り、それに外れるからと他人の命を奪うことを正当化する人物がいたら、どんな問いを、どんなことばをかけるでしょうか。「植松聖さん、あなたの大切な人は誰ですか?」。その男性は、自分の大切な人を殺害した被告に静かにそう語りかけました。遺族や被害者家族、代理人の弁護士、裁判員…。それぞれが植松被告に直接問い、被告の動揺も見えた審理を伝えます。 3年半前、相模原市の知的障害者施設で入所者19人が殺害されるなどした事件。元職員の植松聖(うえまつ・さとし)被告(30)が殺人などの罪に問われている裁判では、1月24日の8回目の審理から「被告人質問」が始まりました。今回の傍聴記では4回にわたって行われた被告人質問を通じて、差別的な主張を続ける被告と、それに対峙しようとする人たちとのやりとりを追っていきます。 初日、最初に質問に立ったのは被告の弁護士です。裁判で唯一の争点

    WEB特集 動揺も見え 言いよどむ被告「あなたの大切な人は誰ですか」 | NHKニュース
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    kusukusunoki 2020/02/08
    被害者家族らとの問答が、生命・ロボット・システム・心・感情・意思と人間をめぐる各々の哲学の正に命をかけたぶつかり合いになってる。異端審問のよう。殺された者とこれから死刑で殺されんとする者。
  • 『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(原書房) - 著者:パトリック・J・デニーン 翻訳:角 敦子 - 宇野 重規による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:パトリック・J・デニーン翻訳:角 敦子出版社:原書房装丁:単行(264ページ)発売日:2019-11-21 ISBN-10:4562057106 ISBN-13:978-4562057108 内容紹介: 多くの民主主義国家で不平等が拡大し、強権政治が台頭し、リベラリズムが機能不全となっている。注目の政治学者が政治、経済、教育テクノロジーといった様々な分野で見られる問題を検証し、失敗の原因と是正をさぐる。 ヨーロッパ各地の極右政党、トランプ大統領誕生、ブレグジット……リベラリズムとデモクラシーはもう終わりなのか? 2018年7月にオバマ元米国大統領がフェイスブックで称賛、いまもアメリカで話題を読んでいる政治学書が日でも先日翻訳出版された。政治学者・宇野重規による解説を公開する。 リベラリズムは死に体か?昨今、リベラリズムやデモクラシーの衰退を説くは多い。無理もないだろう。これま

    『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(原書房) - 著者:パトリック・J・デニーン 翻訳:角 敦子 - 宇野 重規による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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    kusukusunoki 2020/01/07
    リベラル・アーツの本来は人々を自由にするための技術、いかに自らの欲望をコントロールし生を統御するか、自制の技術。抑圧をなくしただ欲望を解放していくことは欲望に振り回されているだけ。自発的な抑圧たる自律
  • [無いものの存在]_02:無いものの在り方|青木彬

    手術前日の主治医とのカンファレンスで驚いたことがある。 患者が希望すれば切断した足は火葬して骨壷にいれて貰えるというのだ。 そんなサービスがあるのかと驚き、迷わず「欲しい」と即答した。 術後、硬膜外麻酔(術中から術後しばらく背骨に入れ続けている麻酔)で意識がぼんやりしている最中に医師が紙袋を手に持ち仰々しく病室に入ってきて「先日火葬が済んだ足になります」と届けてくれた。 骨壷によって知らされる肉体の一部が先に死んだという感覚は、嘘のようでもあるけど右足がもう無いことを改めて実感させてくれた。もらったは良いけど今は保管場所を迷っている。 来年、喫茶野ざらしという喫茶店兼イベントスペースを作るのだけど、野ざらし感は抜群にあるけど、そこにずっと祀るのもな…。 もしくは2020年だし、アキラ(彬)の名を持つ一人なので、新国立競技場に埋めようと提案をしてきた友人もいた。大覚アキラ様である。 体の一部

    [無いものの存在]_02:無いものの在り方|青木彬
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2019/12/19
    幻肢痛は存在の履歴、履歴が感じとれれば無い身体がつくれるか。"大切なのは“あった”という事実とは違い、存在の無さを知覚していること""「無い」は存在が消滅していることではなく、無いという存在自体を指す。"
  • イスラムや人権思想を敵視するドイツの新右翼はなぜ躍進したのか<書評『ドイツの新右翼』> « ハーバー・ビジネス・オンライン

    AfDのデモ (Photo by Bernd Wüstneck/picture alliance via Getty Images) 2019年10月27日、ドイツ東部テューリンゲン州で州議会選挙が行われ、極右政党であるAfD(ドイツのための選択肢)が躍進した。第3党に転落した与党・CDU(キリスト教民主同盟)を抜いて、第2党になったのである。 11月3日、やはりドイツ東部のザクセン州ドレスデンでは、台頭する極右過激主義を受け、「ナチス非常事態」を宣言。排外主義や暴力に反対する決議案を可決した。 2017年のドイツ連邦議会選挙でAfDは94議席を獲得し、第3党となった。周辺諸国で極右政党が台頭する中、ドイツだけは大丈夫だと思われていたが、やはり欧州の政治トレンドからは逃れられなかった。ドイツは、欧州一の経済大国であり、日と同じく過去に極右全体主義の過ちを犯してしまった国だ。こうした国での

    イスラムや人権思想を敵視するドイツの新右翼はなぜ躍進したのか<書評『ドイツの新右翼』> « ハーバー・ビジネス・オンライン
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2019/11/24
    イスラムは絶対的な敵ではなく"我々の場所"から追い出せれば良い(ジェンダー・家族観等、思想的には親和性が高い)。リベラルの人権や平等を旨とする普遍主義は"我々の場所"という価値そのものを破壊する絶対的な敵。
  • 「障がいは世界を捉え直す視点」――"常識"を揺さぶるキュレーター・田中みゆきの試み - Yahoo!ニュース

    「障がいについて考えることは、世界を新しく捉え直すこと」――。フリーランスのキュレーター、田中みゆき(38)はそう語る。「障がい」をアートの視点で捉え、ダンス公演、展示、映画などさまざまな企画を発表してきた。その試みは、観客の"常識"を揺さぶる。「"障がい"は面白い」と語る彼女の足跡をたどった。(文:吉田直人、写真:鬼頭志帆/Yahoo!ニュース 特集編集部)

    「障がいは世界を捉え直す視点」――"常識"を揺さぶるキュレーター・田中みゆきの試み - Yahoo!ニュース
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    kusukusunoki 2019/11/15
    幼時片脚を切断した女性は家ではほとんどケンケンで過ごしているが「~外出する時は義足を着けないと、親やまわりの大人が悲しむんです。でも、脚ってなんで2本ないといけないんですか?」社会が義足を着けさせる。
  • 2019-11-08 - 偽日記@はてなブログ

    ●少年野球には、少年野球としての充実したよい試合があり、よい選手がいるだろう。大リーグやナショナルチーム同士の試合でも、凡庸な試合はいくらでもあるだろうし、凡庸な選手もいるだろう。あるいは、おっさんのやる草野球でも、草野球としてよい試合もあるだろうし、よい選手もいるだろう。 これを、ピラミッド型のヒエラルキー(技術的なレベルの違い)の問題に還元して捉えてしまうと見えてこないものがある。少年野球にしかない固有のよさがあり、草野球にしかない固有の充実というものもあるはずだから。 ただ、言えるのは、少年野球の選手と草野球の選手と大リーグの選手を混ぜてしまうと、有意味な試合が成立しなくなってしまうということだ。ここにあるのが、フレームの問題であり、ゲシュタルトの問題であるのだと思う。 (少年野球の選手が大リーガーから学ぶことは多いだろうし、逆に、大リーガーが少年野球から気づきやモチベーションを得る

    2019-11-08 - 偽日記@はてなブログ
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    kusukusunoki 2019/11/13
    "物理学という意味の場には「民主主義」は実在しないが、社会や政治という意味の場には実在する。あらゆる意味の場を包摂する~「(唯一の)世界」は存在しない。だから、物理学と社会・政治は混ぜられない"
  • 米ドラマで「ナガサキする」 “破壊する”の意味で使用 原爆に着想、俗語表現か(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

    米国で大ヒットし、日でもNHKで放映されている連続ドラマ「THIS IS US(ディス・イズ・アス)」で、「Nagasaki」という単語が「破壊する」「つぶす」という意味の動詞として使われている。原爆の壊滅的な威力を踏まえ、完膚なきまでにたたきつぶすという意味合いで用いたとみられる。日語版製作関係者によると「ナガサキする」という動詞としての用法は、過去の欧米作品には見当たらず「ショックを受けた」といった声が上がっている。 【イラスト】「Nagasaki」という単語が使われたシーン 作品は誕生日が同じ36歳の男女3人と両親を中心に描く連続ドラマ。米NBCテレビが放映し、テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞の主演男優賞も受賞、続編の製作が続いている。 「Nagasaki」がせりふに使われたのはドラマのシーズン1(計18話)第2話「ビッグ・スリー」。主要人物の一人、俳優ケビンがコメディードラマ

    米ドラマで「ナガサキする」 “破壊する”の意味で使用 原爆に着想、俗語表現か(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
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    kusukusunoki 2019/08/08
    前長崎原爆資料館長"全体の文脈の中で~作者としては、逆に原爆投下を否定的に捉えているとも考えられる。作品の中の登場人物のせりふの一言だけを切り取って問題にしてしまうと、原爆について表現することを萎縮させ"
  • フランスでも衰退? 哲学教育の危機(西山 雄二)

    フランスの高校では哲学が必修科目で、バカロレア(大学入学資格)試験にも出題されるなど、伝統的に哲学教育は中等教育の要をなしてきた。 しかし、現在、高校と大学のより適切な連携を目指すべくカリキュラムとバカロレア試験の改革がおこなわれており、哲学教育の衰退が懸念されている。 フランスの教育制度では、哲学を花形として、人文学の伝統はむしろ尊重されてきた。だが、そんなフランスにおいてさえ、現在の社会状況を踏まえて、人文学の教育制度が大きく変容しつつある。 日では近年、人文学の危機が指摘されている。私たちが参照するべき事例として、フランスが人文学の活力をいかに保持しようとしているのか、その現状をリポートする。 高校で習う哲学――フランスの教育の伝統 「時間から逃れることはできるか」 「芸術作品を解釈することは何の役に立つのか」 「ヘーゲル『法の哲学』からの抜粋の説明」 これは、フランスの2019年

    フランスでも衰退? 哲学教育の危機(西山 雄二)
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2019/08/08
    高校生総数に占める文系の割合は14.5%→8.1%に激減。今回のバカロレア改革で文系・社会経済系・理系のコース分けは廃止。総得点に占める哲学の割合は、文系なら15%→8%、工業系は4%になる。