1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、小幅な値下がりでした。一方、ナスダックの株価指数は、最高値を更新しています。 新型コロナウイルスのワクチン開発に関連して、製薬大手のファイザーが大幅に上昇した一方でエネルギー関連株が売られ、前日の終値付近での取り引きが続きました。 これに対し、この日も値上がりしたIT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、1万154.629で先月23日につけた最高値を更新しました。 アマゾンやネットフリックスが最高値をつけたほか、同じくこの日最高値を更新した電気自動車メーカーのテスラは、株価に株式数をかけた「時価総額」が日本円で22兆円を超え、自動車メーカーでトップのトヨタ自動車を抜きました。 市場関係者は、「新型コロナウイルスの影響を受けにくいとしてIT関連銘柄は引き続き好調だが、アメリカ国内での感染の再拡大への懸念から株価が安定しない業種も多い」と話しています
新型コロナウイルスの感染拡大で外出や経済活動の制限が続いた先月、ヨーロッパ各国では、自動車の販売台数がイギリスで97%減るなど急激な落ち込みとなり、自動車産業に深刻な打撃となっています。 これは第2次世界大戦の後の1946年2月以来、74年ぶりの低水準で、先月は1か月を通じて営業ができず、販売が医療従事者や公共サービス向けなどに限られたためです。 ヨーロッパのほかの国でも先月、新車の販売台数が急激に落ち込み、イタリアで97.5%、スペインで96.5%、フランスで88.8%、それぞれ減少しました。 いずれも外出や経済活動の制限によるもので、自動車産業に深刻な打撃となったことが浮き彫りとなりました。 経済活動の再開に向けた動きも始まっていますが、販売が持ち直すまでには時間がかかるとみられていて、すそ野が広い自動車産業への影響が長期化することに懸念が強まっています。
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