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原武史 on Twitter: "皇后が具体的な人名を何人も挙げることで、その人たちが「国民の模範」として絶対化される。建前上も一視同仁を掲げていた昭和天皇であれば、そんなことはしなかっただろう。臣民に等しく愛情を注がなければならない「仁」の思想に背くからだ。"
原武史 on Twitter: "今日の新聞に掲載された皇后誕生日の「おことば」は、6段分に相当する長いものだ。具体的な人名が何人も言及されている。皇后と個人が一体となる関係が強調されている。表向きは一歩下がったところから天皇を支えるように見えながら、この雄弁さにはそれと矛盾する要素が露わになっている。"
原武史 on Twitter: "昨年8月の「おことば」では天皇は「市井の人々」としか言わなかったが、皇后は今日の「おことば」で具体的な人名を列挙している。こうなると皇后の方が一人一人の心により深く食い込むことになる。臣民→国民→市井の人々→個人の氏名という具合に、言及する対象がどんどん具体的になってきている。"
原武史 on Twitter: "ただ上皇后という新称号が評価できるのは、これまでの長い天皇制の歴史や伝統にこだわる必要はないことを有識者会議が示した点だ。現天皇は去年８月のお言葉で「我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ」と述べたが、有識者会議はそれが絶対でないことを示した。"