国連食糧農業機関(FAO)は16日、世界で飢餓に苦しむ人が2012~14年の集計期間で約8億500万人となり、過去10年で1億人以上減ったとする報告書を発表した。新興国の経済成長に伴い、中国や東南アジア諸国などで所得が大幅に向上したことが貢献した。一方、アフリカ南部やアジアの中・南部ではなお食料事情の改善が必要だとしている。00年の国連総会で採択された国連ミレニアム開発目標は15年までに飢餓人
フィリピン・アルバイ(Albay)州Cagsawa村の水田で農作業する農民(2006年7月17日撮影、資料写真)(c)AFP/ROMEO GACAD 【12月6日 AFP】アジアの農民は休暇に航空機で海外旅行をしたり、大型エンジンを搭載した乗用車を乗り回したりすることは少ないかもしれないが、温室効果ガスの排出量削減の一つの大きな鍵を握っているのは彼らだと科学者たちは指摘する。 現在、温暖化の要因として注目されているのは主に化石燃料の使用と熱帯森林の伐採だが、温暖化の一因とされるメタンを最も多く放出するのが稲作の水田なのだという。温室効果ガスとしては二酸化炭素がもっともよく知られているが、大気中のメタンは二酸化炭素の少なくとも20倍もの温室効果があるとされている。 フィリピンのロスバニョス(Los Banos)にある国際稲研究所(International Rice Research Ins
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