シベリア奥地の湖に浮かぶポル=バジンは、一見したところ城塞にも監獄にも見える。だが、1300年前に作られたと思われるこの長方形の島について、はっきりしたことは何一つ分かっていない。誰が建て、なぜ放棄されたのか、その使用目的すら謎に包まれている。 歴史家と科学者からは様々な見解が示されており、人を収監するのではなく、むしろ人を呼び込むための施設との説、あるいは離宮、修道院、天文観測所なのではないかと推測する専門家もいる。
シベリア奥地の湖に浮かぶポル=バジンは、一見したところ城塞にも監獄にも見える。だが、1300年前に作られたと思われるこの長方形の島について、はっきりしたことは何一つ分かっていない。誰が建て、なぜ放棄されたのか、その使用目的すら謎に包まれている。 歴史家と科学者からは様々な見解が示されており、人を収監するのではなく、むしろ人を呼び込むための施設との説、あるいは離宮、修道院、天文観測所なのではないかと推測する専門家もいる。
モンゴル帝国の建設者、「蒼き狼」の異名でも知られる歴史上屈指の「世界征服者」というと、チンギス・・・カン?ハン?カーン?ハーン?ということで、混乱する彼の称号について簡単にまとめ。 歴史学上正しい呼び方はチンギス・カン結論からいうと、歴史学上正しいのは、ちょっと前までチンギス・ハンだったが今はチンギス・カンである。 「カン(ハン)」はトルコ系・モンゴル系遊牧民が用いていた称号で王や族長を表す。ここでやっかいなのがモンゴル語の発音では丁度「カ」と「ハ」の間の発音であることで、時代によってカに近かったりハに近かったりするが、近年の研究でチンギスが生きていた十三世紀は「カ」に近い音だったことがわかった。一方で、現代モンゴル語ではカンではなくハンと発音するが、モンゴル史では当時の発音に則ってほぼ「チンギス・カン」と呼ぶことが定着しつつある。 また、「カーン(ハーン)」について、それぞれの部族の長が
近年中国から多大な援助・投資を受けているモンゴルでナショナリズムが台頭し、LGBTコミュニティをターゲットにした暴力がふるわれているとBBCが報じています。 詳細は以下。 BBC News - Discontent fuels Mongolia's far-right groups かつてはソ連の、そして今では中国からの影響が著しいモンゴルでナショナリズムが台頭し、極右グループがLGBTに暴力をふるっているそうです。 具体的には、トランスジェンダー女性2人が襲撃されて国外に逃げざるを得なくなったり、19歳少年がゲイ・パーティー参加後に服を剥ぎ取られて殴られる事件が起こったりしているとのこと。 極右グループは他に、中国人男性と関係したモンゴル人女性の頭髪をそり落とす画像をYouTubeにアップロードしたりもしています。これは、モンゴル族の血を薄めようとした者へのみせしめだとのこと。モンゴルの
はてなブックマーク - ZAKZAK:「チンギス・ハン」はどこの人? 韓中蒙で大論争 オンラインゲームめぐり、三つ巴の“国際問題”に発展 元記事からしてB級ニュースだが、しかしみんな「義経=ジンギスカン説」好きすぎ。「チンギスはんは京都出身」もいいなあ(萌w さておきコメントした。 nagaichi ゲーム, 歴史認識 モンゴル国のモンゴル人より中国の内モンゴル自治区のモンゴル族のほうが人口が多かったりするわけで、かれらを「中国人」とする以上、中国は政治的にモンゴル史を自国史に組み入れざるをえない。善し悪しは別に。 最初書いた文はひどかったんだけど、推敲したらなんとかまとまった。チンギスの子孫やモンゴル系遊牧民の子孫はユーラシアに広く散らばっていて、俺の先祖はチンギスだと思っている人は結構多い。それはあまり軽く笑いのめすこともできない。 チンギスの生地はオノン河畔なので、現モンゴル国に違い
私はハワリンバヤル2007で、公式パンフレットに「私たちはこれからもモンゴルを『蒙古』と呼びません」と題した文化広告を企画し、モンゴル人と日本人の合同署名のもとで掲載しました。 日本の25大学のモンゴル人留学生(モンゴル国・内モンゴル)をはじめ、著名な研究者や日馬富士関(当時は安馬関)、企業、団体、一般の皆様からの多数の署名によって、本広告の掲載は実現しました。その後、産経新聞や朝日新聞にも記事が掲載され、日本の主な新聞社の記事から、モンゴルを意味する「蒙古」「蒙」の字は見られなくなりました。(それ以前は、「日蒙」や「訪蒙」などといった場合などに用いられていました。) モンゴルを意味する「蒙古」には差別的な意味があるため、日本ではモンゴル人の皆様が国籍を問わずにこれを嫌い、日本ではカタカナ表記を切望していらっしゃることを、日本人の一般常識として広く普及したい。そうした願いのものとで企画し、
書評「ブック・ナビ」 毎月、書評めいたものを書いてます。 <今月の本>グレゴリ青山『コンパス綺譚』(亀鳴屋) Shoplimoges : ショップリモージュ リモージュをネット販売している友人のサイト サイバーリテラシー研究所 大学でサイバーリテラシーを教えている友人のサイト 法政大学社会学部奥研究室 ジャーナリズム(思想)史を教えている友人のサイト 山崎敬三建築工房 個人住宅専門の知人の設計事務所 ポーランド磁器フィギィア チメルフ 友人がやっている、しゃれたデザインの動物フィギュアのサイト Days of Books, Films & Jazz 「不良老年のNY独り暮らし」から引っ越して再開した映画と本とジャズのブログ。 不良老年のNY独り暮らし 2007年8月から2008年8月まで滞在したニューヨークでの生活を記録した1年限定のブログ Blog「ブック・ナビ」 「ブック・ナビ」を運営
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20080715/p2 断っておくと僕が「立腹」しているというのは厨先生の勝手な判断であって、こちらはどちらかというと穏便にスルーしようと思っていたわけで、だからこそ「体制サイド」の考えを直接知る上でより有用だと思う費孝通の本を推薦したりしたわけである。「ケツを舐める」云々のお上品な表現も厨先生が勝手に使っただけで、僕自身には「ケツを舐める」こと自体をどうのこうの言おうという意図はない。そもそも以前書いたように、僕は当事者でもない人間が中国政府を告発するという行為に対しては極めて懐疑的なのだ。むしろ引っかかっているのはそこからちょっとずれたところにある。 ・・というわけで結局のところまんまと乗せられた感が無きにしもあらずだが、この機会に思ったことを少し整理してみよう。 例えば、モンゴル人の研究者・楊海英氏が著書の中
2008年3月のチベット騒乱以降、日本でも中国の少数民族問題を論じた書物が書店で数多くみられるようになった。本書も、その流れの中での出版と位置付けることも、あるいは可能かもしれない。それならばネット上などでもう少し話題になってもよさそうなものだが、今のところそうなっていないのは、本書の上下で6000円という価格に加えて、その突出した「重さ」のせいであろう。その内容について、安易に語ることを拒絶するものがこの本にはあるからだ。全体を読みとおすことは中国の現代史についての一般的な知識があればさほど難しくはない。しかし、そこで提起される問題について整理しようとすると、立ち止まって深く考え込まずにはいられない、これはそんな稀有な書物だ。 墓標なき草原(上) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 作者: 楊海英出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/18メディア: 単行本購入: 1
李葉飛「蒙古人的蛛絲馬跡」『O2』2010年1月号、pp.117-123 韓国済州島の観光記事。記述は済州島における蒙古(元)の痕跡を中心とする。 元代において、済州島は日本攻略の最前線基地として、(高麗による間接統治ではなく)元によって直接統治が行われていた。また、後に朝鮮半島の高麗が元に叛旗を翻すと、朝鮮半島の蒙古勢は済州島に逃げ込んだが、1か月の戦闘の後、高麗軍は蒙古勢を済州島の南の「虎島」に追い込み、済州島を奪還し、蒙古軍は降伏を余儀なくされた。済州島は地形や気候がモンゴルの草原に似ていたらしく、蒙古人はモンゴルから馬と牧草としての「芒花」を移植した(p.120)。現在の済州島の馬は、固有の「済州馬」と「蒙古馬」との混血である(p.121)。 さて、済州島の言語について; 在済州留心聴済州本地人講話、発現了韓劇裏的韓語那些典型的語調、総覚得有所不同、問了知道、済州語是韓国的三大方言
墓標なき草原(上) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 作者: 楊海英出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (10件) を見る 墓標なき草原(下) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 作者: 楊海英出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る Acefaceさんにtwitterで教えてもらったので早速購入。楊海英氏が掘り起こしてきた文革期の内モンゴルで起きた虐殺の資料と関係者への聞き取りを基に一般読者にも読みやすい形にまとめたもの。ちょっと読んだだけだがこれは確かにすごい。休みの間にじっくり読もう。
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