山崎 雅弘 @mas__yamazaki 自分の国を愛するという概念そのものは本来、外国との摩擦や対立とは無関係な「内面の問題」であり、特に有害な思想ではあり得ない。ではなぜ「愛国」が外国との対立や外国人排斥に繋がるのか。現実の「自国」でなく「美化された自国のイメージ」を愛する行為をも「愛国」という言葉で呼ぶからだろう。 2013-03-04 20:32:14 山崎 雅弘 @mas__yamazaki 古今東西、愛国を自称する人々の言う「国」とは、彼らが望む形に想像力で美化して膨らませた「自国のイメージ」であって「現実の自国」とは違う。それゆえ、危機的状況では「自国のイメージに傷がつくことを避けるためならば、現実の自国の市民が死んでもやむを得ない」という本末転倒した思考に陥る。 2013-03-04 20:33:35 山崎 雅弘 @mas__yamazaki 学業やスポーツで期待した成績を
子供の頃、テレビや漫画で描写される政治家の姿はといえば、「馬鹿」であったり「無能」であったり「金の亡者」であったり、いずれにしてもろくなイメージではなかったような気がする。何もできない子供だったくせに、政治家をどこか「見下して」いたものだから、ニュースで何が報じられても「そんなもんだ」とばかりに、そもそも政治報道に興味が持てなかった。 最近のニュース、特にネットのそれは、ずいぶんと政治報道が増えた。政治家のありとあらゆる振る舞いが報じられては、「あれは○○国を利する陰謀だ」とか、けっこう若い人が盛り上がってる。昔はネットがなかったものだから、そもそも体験の比較に意味がないのだけれど、「若い人たちが政治の話をしている」この状況そのものが、個人的には世の中がずいぶん変わったな、という感覚につながっている。 見下すことの意味 「相手を見下す」のは悪いことだけれど、肯定的な効果もあるのではないかと
トップ > 北陸中日新聞から > 北陸文化 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事 【北陸文化】 【本】揺れる青年像 読み解く 精神科医の風野春樹さんが出版 Tweet mixiチェック 2013年9月6日 島田清次郎 誰にも愛されなかった男 二十歳で発表した小説「地上」で大正時代に一大ブームを巻き起こしながら、二十五歳で精神科病院に入り文壇から消えた石川県美川町(現白山市)出身の作家島田清次郎。その人生をたどる評伝「島田清次郎 誰にも愛されなかった男」(本の雑誌社、税別二千五百円)が出版された。著者は精神科医でもある風野春樹さん(44)=東京都。入院中に書かれた原稿も読み解き見えた“等身大”の清次郎とは-。(松岡等) 風野さんが清次郎に関心を持ったのは伝記漫画「栄光なき天才たち」(画・森田信吾さん)から。杉森久英(石川県七尾市出身)の伝記小説「天才と狂人の間 島田清次郎の生涯」を読
強姦された中学生は妊娠7カ月…緊急避妊、証拠採取リミットは「72時間」 産経新聞 8月18日(日)12時19分配信 性暴力救援センター大阪「SACHICO」では、性暴力被害者に聞き取りをした上で、検査や証拠採取などを行う。=大阪府松原市のSACHICO(写真はイメージ)(写真:産経新聞) まだ幼さの残る少女が、性暴力救援センター大阪「SACHICO」(大阪府松原市)に相談に訪れた。見れば、おなかが小さく膨らんでいる。妊娠7カ月。腹痛で近所の医院を受診したときに妊娠を指摘され、初めて気付いた。原因は数カ月前に受けた強姦(ごうかん)被害。少女はまだ中学生だった。 SACHICOには平成22年4月の開所以来、2年間で強姦被害に遭った女性144人が治療や相談に訪れている。そしてその15・3%にあたる22人が望まない妊娠をしていた。多くは中絶を選ぶが、十代の少女は妊娠という体の変化に気付きにくく、
イルカやハワイの海をモチーフに、バブル期を一世風靡した米画家クリスチャン・リース・ラッセン。 日本では1980年から90年代にかけて異常なほど人気が高まり、多くの版画・ジグゾーパズルなどの商品が消費されてきた。しかし、これまで新聞を含め美術マスコミは「コメントに値しない」と彼の作品が正面から論評されることはなかった。本書はラッセンが受容される心理と欲望、彼の正体についてニュートラルな立場から論評している極めて価値ある一冊となっている。 確かにラッセンアートは売れに売れた。作品に登場するイルカやクジラ、美しい海の魚達はドラマティックに太陽の光が差し込み、波は緑や紫にも彩られる。リアルに描かれる木々や山と浮かぶ星空も幻想的だ。購入者は、そのリゾートなイメージから「リッチで文化人」な優越感に浸ることもあるだろう。 美術界からなぜラッセンが忌み嫌われるのか、理由はさまざまだ。本書によると経済的な成
今回はくるぶしさんのブログ『読書猿Classic: between / beyond readers』からご寄稿いただきました。 古今東西の記憶術をざっくり7技法にまとめてみた 0.共通する事項 / 技法以前の事項 すべての技法が、連想、視覚化、有意味化、組織化というプロセスを用いている。 ・連想:すでに記憶されているものに、記憶したいと思う新しいものを連想で結合する ・視覚化:連想での結合は、視覚イメージ化したもので行われる。“生き生きした”、“視覚的な”、“とっぴな/ばかばかしい”イメージが望ましい ・有意味化:それ自体意味がないもの(例:数字の羅列)を変換することで意味のあるものに変える ・組織化:ばらばらのものを組織化/体系化することで覚えやすく、また思い出しやすくなる。覚えたいもの全体の有意味化 技法以前の前提として、 (a)記憶したいものには十分な注意を払う必要がある(一度に多
昨日赤木さんの文章を読んでいろいろ触発されたが、わかってきたのは「右傾化」の意味である。アカデミズムやジャーナリズムという場に属する人間にとっては、「右傾化」に対する批判的なスタンスはほとんど必要条件である場合がほとんどである。そのせいか専門では緻密な実証研究に従事する人でも、「偏見だらけで頭の悪い権威主義者」みたいな粗雑なイメージ(実際に粗雑ではあるが)で「右傾」を語り、そこにある歴史観を「修正主義」というレッテルで終わらせていることが多い。そして年長世代だけではなく若者までがそうした「右傾」にはまってしまうのは、今の社会に対する不安や閉塞感を打破しようと「安易でわかりやすいもの」に飛びついたからであると解釈されることが一般的である。つまり、アカデミズムやジャーナリズムは、これをどこまでも「不健全」で「病的な現象」として処理したがっているのである。しかし繰り返しになるが、「右傾化」という
歴史の教科書で誰もが知っている「ザビエル」の絵画。みなさんはこれがどこの国で作られたかご存知でしょうか?当エントリ内のすべての画像はクリックで拡大表示されます。 気になる画像はクリックしてお楽しみ下さい。 作者不明「聖フランシスコ・ザビエル肖像」紙本着色、17世紀初期、神戸市立博物館 上にある作品は、多くの人が歴史の教科書等で見た事があると思います。そう、「聖フランシスコ・ザビエル」の肖像画です。ザビエルとは、イエズス会の宣教師で、1549年に布教の為に日本を訪れました。その後1551年に日本を去りますが、中国での布教も必要と考え、翌年の9月に中国の上川島に到着します。しかし、そこでの活動は思う様にいかず、同年12月、同地で生涯を終える事になります。この様に書くとザビエルは一介の宣教師でしかないように思えますが、実はイエズス会の創立者の1人でもあります。 イエズス会というのは、1534年
松尾匡『対話でわかる痛快明解 経済学史』を読む。 ライトなつくりになっていて、読みやすいが、中身はしっかりしている。 マルクスは、自分自身の字も読めないことがあり、実際に『資本論』第2巻の序文で、エンゲルスもそう書いている(66頁)。 こんな感じの小ネタものってる。 興味深かった所だけ。 ワルラスの社会主義者っぷりについて。 ワルラスは、土地の国有化を唱えた(128頁)。 それは自由競争市場の合理的な動きのために必然的に要請される側面があった(らしい)。 土地を国有化して、その地代を国家の収入にし、労働者への課税は廃止するよう主張したのである。 そうすることで、労働者も資産を形成して、資本家と「同化していけるようになることを目指した」。 労働者個人が、『アソシアシオン割引金庫』に貯金して、それで金庫側が機械を買い、労働者集団にリースをする、という感じである。 土地という「既得権益」の打破し
SF作家・山本弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山本弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 今週の月曜(2月25日)、産経新聞朝刊にこんな記事が載った。 着ぐるみに風船… “愛される”デモ行進が定着 http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130224/wlf13022420300028-n1.htm 新しい「デモ」が芽生えている。政治団体や労働組合が参加者を動員して党派色を打ち出し、政府批判や主義・主張を声高に訴えるのが従来のスタイルだが、新しいデモはインターネットで参加を募り、硬いテーマでも“緩い雰囲気”が特徴。大阪で定着してきた「日の丸行進」もその一つだ。現場を取材すると、過激なシュプレヒ
MoMA(ニューヨーク近代美術館)で開催中の『TOKYO 1955−1970:新しい前衛』展で、旭日旗のイメージが使われている横尾忠則の作品が展示され、同展の広告としても使用されていることに、在米韓国人団体が抗議している。 MoMAに展示された横尾忠則氏の作品、韓国で物議に|MSNトピックス 在ニューヨーク韓国人団体「横尾忠則作:戦犯旗」を展示したニューヨーク近代美術館に謝罪と賠償を求める:Birth of Blues(ざっと見た中では一番詳しい) 韓国系住民ら旭日旗撤去求め抗議 NY美術館 - MSN産経ニュース 戦時中のニュース映像などでよく目にする旭日旗は、日本帝国海軍の軍艦旗として戦前まで使用されていた。Wikipediaによれば制定は明治22年だが、既に明治3年に帝国陸軍の軍旗として定められていたものを模倣したらしい。戦後は昭和29年に旧帝国海軍と同じ規格のものが、自衛艦旗として
2012年12月25日14:30 素人でも訓練すれば、プロ棋士のような思考回路になれる Tweet 1: ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★:2012/12/02(日) 20:01:36.88 ID:???0 素人でも訓練すれば、プロ棋士のような思考回路になれる――。そんな研究結果を、 理化学研究所や電気通信大などが発表した。訓練を重ねることで素人の脳内でも、プロが 直感的に「次の一手」を導き出すときに使う神経回路と同じ部分が発達したという。 研究チームは、将棋の素人20人(20~22歳、男性)に対し、計4カ月にわたり、 縦横5マスの盤上で6種類の駒だけを使う簡略化した「5五将棋」で訓練した。訓練の 前後で20人の脳が活性化する箇所を機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で測定したところ、 訓練後には、プロが直感的な一手で使うのと同じ神経回路が発達し、思考能力が 向上したことがわかっ
初音ミクとの共演で話題の冨田勲「イーハトーヴ交響曲」初演は、いよいよ来週23日(金)。コンサートの総指揮に当たっている冨田さんご本人に、軽井沢の別荘で3時間にわたるロングインタビューを敢行しました。「初音ミクと宮沢賢治に共通するもの」とセットでお読みください。 日本初のシンセサイザー音楽から「初音ミク」に至るまで 冨田勲といえば、まず日本のシンセサイザーの第一人者である。70年代に多重録音で制作された数々のアルバムは、どれも強烈な印象が残っているし、ジャンルを問わず、世界中の様々なミュージシャンから尊敬を集めてきた。 ただ、初音ミクを聴く若い世代には、当時のムードも含め、そのイメージはつかみにくいかもしれない。そこで、音楽家として活動を始めた頃から、現在に至るまでの歴史を、長年のファンならおなじみのエピソードも交えながら、ざっと振り返っていただいた。 冨田さんは1932年4月生まれ、今年8
10の日本の機関や団体の信頼度を5段階評価してもらったところ、平均評点が最も高かったのは「自衛隊」だった。中央調査社調べ。 ネットの登場などで社会の透明性が高くなってきたことで、今まで信頼されてきたものに疑問が投げかけられるようなことも増えている。 中央調査社の調査によると、20歳以上の男女に10の日本の機関や団体の信頼度を5(たいへん信頼できる)から1(ほとんど信頼できない)の5段階で評価してもらったところ、平均評点が最も高かったのは「自衛隊」で3.7点だった。2009年に行った前回調査の3.2点より大きく上昇しており、中央調査社では「震災復興にあたる活動などが影響している」と分析している。 一方、中間の3点を平均評点が下回ったのは、「国会議員」(2.1点)、「官僚」(2.2点)、「マスコミ・報道機関」(2.6点)の3つ。特に「国会議員」は1点や2点を付けた割合が62.5%で、前回調査(
デジタルネイティブじゃない1989年生まれのわたしの話 1979年生まれのデジタル原人の話も聞いていっておくれよ | LUNATIC PROPHET 89年生まれの人と、79年生まれの人の、インターネットとの関わりについて書かれた記事。この二つの記事が書かれた当時は、自分の世代とインターネットとの関わりについて話す人が沢山出てきて、なかなか面白かった。 それらの話を読んでいて思ったことは、若者は年長者世代から「デジタルネイティブ世代」と言われているけど、実際はそうでもないということだった。上の89年生まれの人は、親御さんのPCをバレないようにこっそり使っていたそうだけど、私の親なんて、全くネットにコミットしない人だったので、私がインターネットに触れたのは、学業を終えて自分で稼ぐようになってからだった。だから、けっこうネットにコミットするのは遅かったのだ。 ネット普及初期の頃にネットにコミッ
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