だまされてアダルトビデオ(AV)に出演させられる問題や、第三者団体「AV人権倫理機構」が定めた新ルールについて、ユーザーらはどう考えているのか。毎月、AV女優のイベントに参加しているという熱心なファンとAV問題を研究している竹山明子・カンザス大准教授(文化人類学)が座談会を開いた。【構成・中嶋真希】 <座談会に参加したのは、月に1万~2万円、AVを購入しているというスパゴンさん(仮名・38)、荒木さん(同・48)、桑原さん(同・22)と、数年前までAVをネット配信する仕事に約10年間携わっていた醍醐さん(同・45)の4人。AVファンの3人は、毎月女優が自身の作品を販売するイベントに参加しているという。イベントは、毎週末、全国の販売店などで行われており、購入枚数によって握手やツーショット撮影に…