前回は、昔のケータイ小説と今のケータイ小説を見比べて、変化した部分と変化していない部分、両方について考えてみた。その結果、全体のテイストは「切ない」から「激甘」へと変化を遂げたものの、かつてのケータイ小説ヒット作によく見られた展開――小説家・評論家の本田透が「七つの大罪」と呼んだようなセンセーショナルな要素は、現在のケータイ小説にも頻出であることがわかった(※1)。 ・ケータイ小説「七つの大罪」はどこへ消えたのか しかしどうしてだろう? 夢物語を志向するのであれば、不穏な要素はすべて排除してしまってもいいではないか。実際、コバルト文庫などの少女小説レーベル(全年齢向け)の作品には、レイプだ売春だといった展開はまず出てこない。しかし、ケータイ小説からそれは失われる気配がないのだ。もちろん、全ての作品に出てくるわけではないのだが、ただ少なくとも、ジャンル全体が「それは『あるある』だ」という雰囲
こんにちは、運営長です。 ニコニコのサービスが始まって早いものでもう9年。 時間の経過と共にサービスの種類も増え、ユーザーのみなさんの数も増え、そこで動画や生放送・イラストなどを発表する人達や、コメントする人達の移り変わりなどもあり、けれどニコニコならではの自由なコンテンツ文化やコメント文化が昔から変わらずそこに存在し、ぼくたちもそれをずっと大事にしていきたいと思うわけですが、一方で自由の名のもとに何をしてもいいという人達が一部いるということを感じてもいる昨今です。 たとえばよく目にする例で言うと、「つまんねえ動画上げるな」とかのコメントがあったり、動画の内容と関係のない顔とか体型とか身体的特徴を悪く書く人がいたり、コメントで盛り上がっているところに「信者ウザい」みたいなことを書いてきたりする人がいたり、それに反応して汚い言葉を返したり。 こういうコメントについて「本音を書いているだけ」「
半魚人のネイルガンマン @lupin_0606 クレームが何件来たのか気になる。数件だけでもクレーム来たらダメなのか?数件だけのために数万人の食人族ファンを失望させるのか… 2015-09-16 21:43:15
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015071601000803.html 政府は16日の自民党国防部会で2015年版防衛白書をめぐり、北大西洋条約機構(NATO)本部に派遣中の女性自衛官が記したブログの一部を削除すると報告した。旧日本軍の従軍慰安婦を「性奴隷」と表現した1996年の国連報告書のクマラスワミ元報告者との会談に同席したことを「光栄」と記述した今年3月のブログに対し、問題視する声が出ていた。ブログは在ベルギー日本大使館のホームページにあり、白書の原案にリンク先が書かれていた。 まず「性奴隷」という表現だけなら、官民共同のアジア女性基金でも用いられている。 「性奴隷」という表現を日本政府として拒絶したいなら、アジア女性基金を日本政府の成果として喧伝してはならない - 法華狼の日記 クマラスワミ報告も、国連で日本政府も賛成し、全会一致での採択となっ
表現の自由から批判の自由が話題になる時、よく『エスパー魔美』から引用される頁がある。「くたばれ評論家」で、主人公と父親が会話する場面だ*1。 公表した表現が批判されることを覚悟すべきこと。批判することも反発しかえすことも自由であること。 そうした表現の自由にまつわる主張が、表現者である父親の人格とともに描かれ、この頁だけでも普遍性をもっている。 しかし、この頁だけがひとりあるきしていることは残念だ*2。 物語が知られていないのはしかたないとしても、書かれていない主張が読みとられることまでいいとは思えない。描かれているのは絵画への批判なのに、政府や司法への抗議と同一視する主張すらある。 誰が靖国に英霊を公表したのか - 法華狼の日記 そのように批判を自由にさせることと抗議を放置することを混同してしまえば、とるべき責任まで消されてしまう。 まず、父親は「おしまい!!」といっているが、批判を単純
マップ兵器というのは、いわゆる「個々に対してではなく、広範囲を全体的に攻撃する兵器」の総称で、スパロボ等SRPGで使われる事が多い言葉です。具体例を挙げると、核兵器や水素爆弾であったり、アニメで言えば、ホーミングレーザー(「トップをねらえ!」)や相転移砲(「機動戦艦ナデシコ」)ですね。大雑把にわかりやすく言ってしまえば、「薙ぎ払え!」ということですね。 具体例を見てもらったほうがわかりやすいと思うので2つほど。 ・「魔法少女リリカルなのはStrikerS(07/TV)」 26話 なのはSTSにおける、マップ兵器表現。光球が拡大と縮小を繰り返しながら、横にPANすることで、「広範囲に渡って敵を殲滅している」という描写になっています。これは単純に言うと、「圧倒的な強さ」の表現ですね。 ・「米韓合同軍事演習(資料映像)」 (NHKニュースより引用) これは先日見つけた、米韓合同軍事演習の資料映
僕は、常々、できるだけわかりやすく語りたいと考えているし、できるだけおもしろく語りたいとも思う。耳を傾けてほしいからだ。しかし、もちろん、わかりにくくても大事なことに、おもしろくなくても大事なことには耳を傾けてほしいと願っている。 後者のメッセージはほとんど伝わらない。このメッセージを受け取ることは、多少の面倒くささをもたらすからだろう。気付かないのか気づきたくないのか、とにかく、この部分のメッセージはほとんど届くことがない。 ユーモアをもって語ることは、確かに、社会を大きく変えることがある。しかし、「ユーモアをもって語られていないことに耳を傾けない態度」、ここだけは頑として変わらなかった、変えることはできなかったのではないか。思い起こしてみてほしい。この社会で語られた本当に大切なことの多くは、本当に本当に痛切な思いで語られていて、聴いているだけでつらく苦しく胸が痛むようなことではなかった
「ファッション」と「コスプレ」の違いを端的に一言で云うとそれは、 自分を出すか 自分を消すか の違いである。 ファッションは自己表現だ。表現は、外に向けられ、自分の好みや感情を他者や外界へ発信することである。 一方のコスプレは、別の誰かになることである。 自分を出していては、自分があこがれているそのキャラクターになりきることはできない。 自分をうまく消して、その上で対象のキャラクターと変化することで、最終的には自己を表現することになるのだろうが、レイヤー個人の個性というものはいったん消されなければならない。 ファッションはリアルの世界に属する。 ファッションは現実世界を生きるための鎧だ。 コスプレはフィクションに属する。 コスプレイヤーは、物語世界に繋がる“窓”そのものだ。 レベルの高いレイヤーのコスプレからは、その向こう側にある物語世界、フィクション世界の風を感じることがある。 窓から吹
写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.大学生のカウンセリングから 長い間大学の教師をやっていると、学生の変化というものを感じるときがある。それがどういうものか、簡単に説明するのは難しい。ただ昔は、同世代の若者がみな大学に来るわけではなかったから、大学生というのは日本という社会の中で、比較的恵まれた親のもとで、順調に受験の階段を上って来て、自分と自分を取り巻く人間の世界について、ある程度自分を対象化してみることができ、知的にものを見る能力を備えていると想定して、教育は組み立てられていたと思っていた。しかし、進学率が上昇して同じ学年の子どもたちの半数以上が大学にくる時代になって、何か基底の部分で大きな変化が起きているのかもしれないと思う。それを表面な部分で捉えて、いつの時代も通俗的に言われたような「いまどき
『アスペだけど、差別語について考えてみた』の続き。 差別について思い付いた事など… - 駄文な駄文 - もしくはBlogのように見えるモノ - まぁASD48は冗談だけど、それがどうかしたの?そういう問題じゃないんだよ。 例えば、「野比のび太」という名前の人がいたとする。周りの人が、彼のことを「ノビー」と呼ぶようになった。これが普通に親しみを込めたニックネームとしての呼び方なら、彼も悪くは思わないだろう。ところが、そのうち嘲笑混じりに「ノビー(笑)」と呼ぶ人が出てきて、その人数は増えていった。彼が「そういう呼び方はやめろ!」と言っても、「なんで?ただの愛称じゃん。悪く思うほうがおかしいよ」と言って、聞き入れてくれない。これは、いじめの手法として実際によくあることだ。 一度そういう体験をしてしまったら、「野比のび太」くんは「ノビー」と呼ばれることに嫌悪感を感じてしまうようになり、その呼ばれ方
原爆投下後の広島で力強く生きる少年の姿を描いた漫画「はだしのゲン」は、注文が相次いでいることから、出版社が例年の5倍に当たる異例の1万部の増刷を決め、印刷会社が作業に追われています。 漫画「はだしのゲン」は、去年12月に73歳で亡くなった被爆者で漫画家の中沢啓治さんが、原爆投下後の広島で力強く生きる少年「ゲン」の姿を描いた作品です。 東京・文京区の出版社では、中沢さんが亡くなり、作品が番組などで多く取り上げられたことに加え、松江市の教育委員会による閲覧制限の要請を巡り、さらに注文が相次いだため、合わせて1万部の増刷を決めました。 この会社では、原爆の日を前に、毎年、2000部を増刷していますが、年間の増刷が、その5倍の1万部に達するのは異例だということです。 東京・足立区にある従業員およそ20人の印刷工場は、増刷に次ぐ増刷で作業に追われています。 このほか別の出版社も、例年のおよそ5倍の増
アメリカはタリバン復権を後押しし、アフガニスタンの民意もそれを支えた 民主化が失敗した理由は何か。これからどうなるのか【アフガン報告】6回続きの(3)
伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。人物の伝記は流れのあるまとまった文章で記述し、年譜は補助的な使用にとどめてください。(2016年5月) 兵庫県立加古川東高等学校卒業 1973年 東京大学法学部卒業 警察庁入庁 1986年 在オーストリア日本国大使館一等書記官 1989年 警察庁刑事局刑事企画課理事官 1990年 警察庁刑事局捜査第二課暴力団対策室長 1992年 警察庁刑事局保安部薬物対策課長 1994年 警察庁生活安全局薬物対策課長 1994年 大分県警察本部長 1996年 警視庁地域部長 1997年 警察庁長官官房参事官(金融・不良債権関連事犯担当) 1999年 警視庁生活安全部長 2000年 警察庁長官官房首席監察官 2001年 広島県警察本部長 2003年 東京都副知事 2004年 警視庁と協力し「東京都安全・安心まちづくりアカデミー」設置。「おやじの会」のネ
菅野完 @noiehoie 藤田嗣治の「サイパン島同胞臣節を完うす」という、サイパンでの民間人玉砕を描いた大作があるんだけど、あの絵は藤田と思えないほど精細で、グロテスクですらある。あの絵は、藤田にとって「ゲルニカ」だったんだと思う。 2013-05-21 11:53:43 菅野完 @noiehoie 「サイパン島同胞臣節を完うす」の真ん中では、ライフルを口にくわえて足で引き金を引こうとする瞬間の男性が描かれ、その脇では、母親が赤ん坊の首を絞めている。ああいう絵から「国威発揚」要素なんか読み取れるはずがない。素直に観れば反戦画。 2013-05-21 11:53:59 菅野完 @noiehoie 先日、あの絵を観た。張さんと二人で、藤田の「サイパン島同胞臣節を完うす」のあの巨大なキャンバスの前で立ちすくんだ。同時代の他の戦争画と並べられた藤田のあの絵は、僕たち二人を鷲掴みにした。あまりにも
みぐぞう@脱衣麻雀研究家 秋新刊は「うる星毒本」 @migzou TLに「もっとエロ漫画に興味を持ってもらえるには、どうすれば良いか」という話題が散見されるけど、エロ漫画に限らずエロ関係は日陰者的スタンスを忘れてはいけないんじゃないかなーと思うんだけど。 2013-03-06 10:57:14 みぐぞう@脱衣麻雀研究家 秋新刊は「うる星毒本」 @migzou 「超エロゲー」で虚淵玄氏のロングインタビューにあったように、エロ関係は「良識を備えた同好の士が集うサロン」でないと、無秩序に「誰でもエロ漫画をホイホイ買えて野放しになる」状態というのは、決して業界そのものにとってもプラスにならないと思うんだけどなあ。 2013-03-06 11:02:33 みぐぞう@脱衣麻雀研究家 秋新刊は「うる星毒本」 @migzou えーと、話が途切れちゃったな。ぼくは30年以上もエロ漫画読者道を驀進しており、エ
2023年08月(1) 2023年01月(1) 2022年06月(1) 2021年08月(1) 2021年06月(1) 2021年01月(1) 2020年10月(1) 2020年08月(1) 2020年01月(1) 2019年08月(3) 2019年04月(1) 2019年02月(1) 2019年01月(2) 2018年12月(2) 2018年08月(2) 2018年07月(3) 2018年05月(1) 2018年01月(3) 2017年12月(3) 2017年11月(4) 「技」は、視覚化できたり、言語化できたりしやすいのですが、「術」(コツ)はそれがし難いという性質があります。 それ故、「術」を教えるときに気をつけなければいけないのが、「感覚の押し付け」です。 コツとは、多くの場合に感覚的なものとして認識されます。 よくスポーツ選手や達人によって、その感覚が擬音化や言語化されることかあ
同じ領域で仕事を続ければ、たいていの人はその分野に熟達していく。このときに、単に仕事がこなせるレベルに留まる人と、その分野の話題を深く理解して、ひとつの世界のように語れるレベルに到達する人とがいるのだ、という文章が話題になっていた。 両者を隔てる要因はいくつもあるのだろうけれど、「見栄」の有無という要因は、案外大きいのではないかと思う。 その分野を面白く思う人は、物事を深く理解するかもしれないけれど、学んだ知識を系統だって語れる人は案外少ない。見栄という動機で得られるのは上っ面の理解でしかないかもしれないけれど、見栄を張り続け、知ったかぶりをあらゆる角度から極めたその人もまた専門家と呼ばれ、実際問題としてその領域を一番詳しく、系統だって語れる場所に到達してしまう。 面白くあり続けるのは難しい 特別な経験は誰もが持っていて、ネット上で日記を始めた最初の数カ月、話題は多く面白く、それほど大きな
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