学校側がどのくらいいじめの実態を把握しているのか調査の結果がまとまった。昨年度、全国の小学校と中学校、高校が認知したいじめの数が、過去最多となったことが分かった。どうしたらいじめを食い止めることができるのか教育現場を取材した。 ■遺族「私みたいな思いさせないで」 2年前に中学1年生だった息子を亡くした父親が27日、文部科学省に提言書を提出した。男子生徒は、同級生から悪口やからかわれるなどのいじめを繰り返し受け、自ら命を絶った。男子生徒の父親は「遊びでやられてたら、たまらないですよ。毎日やられるんですよ」「遺族として、これ以上いじめがおこらないように。私みたいな思いをさせないでくれと」と話す。 ■「いじめ」なぜ過去最多に なくならない「いじめ」。文科省は27日、いじめなどに関する昨年度の調査結果を公表した。それによると、昨年度のいじめの認知件数は約22万5000件。前年度より3万5000件以
福井県立大学は17日、地域貢献の強化を狙った「オープン・ユニバーシティ構想」を公表した。キャンパスを「県民のにわ」と位置付け、幅広い年齢層の県民との交流を後押しする。県内企業と自治体との相談窓口を設けたり、さまざまな分野で活躍する県民を客員教員に招いたりする。進士五十八(しんじ・いそや)学長は「福井の元気を支える大学を目指したい」と話した。永平寺町と小浜市にあるキャンパスを「県民のにわ」として
盲学校では国内5番目の開設で、早くから視覚障害者の教育に取り組んできた県立岐阜盲学校(岐阜市北野町)の創設者、森巻耳(けんじ、1855~1914)について、学校の児童生徒らがよりよく知ることができるようにと、同校が伝記を発行した。自らも失明しながら学校の開設に奔走した姿が、子どもたちにもわかりやすく描かれている。 巻耳は1855年、金沢市生まれ。87年に現在の岐阜高校の英語などの教師として赴任したが、翌年、33歳で眼病を患った。91年に岐阜、愛知などで7千人以上の死者が出た濃尾地震を機に視覚障害者の支援に力を注ぐようになり、94年に岐阜盲学校の前身「岐阜聖公会訓盲院」を開院し、初代校長となった。このころには巻耳自身も、両目ともに失明していた。 そんな巻耳の生涯を伝えようと、子ども向けに伝記をまとめたのが同校の図書館司書、小沢純子さん。1994年に発行された「岐阜盲学校百年史」などで巻耳の生
児童や生徒が日常的に利用する通学路は、安全の確保と環境維持が不可欠だ。 そのためには、まず、交通量が多いエリアや見通しの悪いポイントなど、通学路の現状を、学校と保護者、そして行政機関が、くまなく把握することが必要だろう。 ・ゲーミフィケーションとクラウドソーシングを組み合わせたマッピングツール ノルウェーの首都オスロで開発された「Traffic Agent(トラフィック・エージェント)」は、児童がモバイル端末を使って、通学中、危険なスポットなどを共有し合う、クラウドソーシング志向のマッピングツール。 児童の視点から提示された通学路の課題や改善点を幅広く吸い上げることで、道路の修繕などに迅速に対応したり、よりよいインフラの整備につなげるのが狙いだ。 また、児童が楽しみながら参加できるよう、ゲームの要素を取り入れ、アニメーションや効果音を駆使しているのも、「Traffic Agent」の特徴。
福知山市は、年齢や性別、身体の状況などに関わらず、誰もが安心して訪れ、快適に生活できるまちづくりの方向性を示す「市ユニバーサルデザイン推進指針」を3月に策定した。この情報を視覚障害のある人たちにも届けるため、13日から東羽合の京都共栄学園高校放送部(池内佳連部長)の協力を得て、音訳化を進めている。 ■CDにして視覚障害者へ送付■ 放送部には1年〜3年生の11人が所属しており、2年生の池内部長を中心に7人が録音作業にあたっている。顧問の林慶英・常勤講師の助言も受けながら、部員たちが聞く人のことを考えて、声の大きさなどを調整しながら、作業を進めている。 池内部長は「大きな取り組みで、依頼を受けたときは本当にうれしかった。一からCDを作るめったにない機会で、不安もありますが、できる限り期待に応えられるように頑張りたい」と意気込んでいる。 音訳が終わると、市が点字を打ったカバーケースにCDを入れて
保護者や住民が学校運営に参加するコミュニティースクール(地域運営学校、CS)として教育委員会が指定した公立小中高校などが4月1日時点で2806校となったことが11日までに、文部科学省の調査で分かった。前年から417校増加した。青森、石川両県に初めて指定校が誕生し、CSがないのは福井県だけになった。
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