インターネットバンキングやネットショッピングなどのように、インターネットを通じてWebブラウザから操作する仕組みを使って金融取引や通信販売などのサービスを提供する場合、第三者による不正行為を防止するために、利用者とサービス提供者以外に対して情報が漏洩することを防ぐ必要がある。 そこで現在、一般的に採用されている方法が、SSLによる暗号化通信機能を付加したHTTPによる通信である。SSL通信やHTTPS通信と呼ばれることが多く、実質的に業界標準といえる。JavaもHTTPS通信に対応しており、HTTPSによって提供されているサイトにアクセスすることができる。 URLConnection - HTTPS通信にも対応 アクセス先はURIで保持しておき、使う段階でURLに変換して使う。そして実際の通信はURLConnectionを経由して実施する。これはHTTPプログラミングを実施する際の基本だ。
これまでSocket、ServerSocket、UDPなどを使ったネットワークプログラミングについて紹介してきた。これらはTCP/IP、UDP/IPによるネットワーク通信を実現するためのもっとも低レベルに位置するAPIだ。現実問題として、これらAPIを使ってネットワークシステムを開発することは骨が折れる。通常は、もっと上位のAPIを使って開発をおこなう。 今回は上位APIの中でも特に基礎となるURI、URL、URLConnectionについて紹介する。いわば、これらはWebアプリケーションを開発するうえでの実質的な低レベルAPIといえるものだ。 URI URIを表現するクラスがjava.net.URIだ。URIの表現、各種分析、正規化などの処理をおこなうことができる。リスト1にURIを使ったソースコードを示す。これは2つのURIを比較するもので、パスに異なる表記を用いているが、正規化するこ
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