コロナ禍によりテレワークが普及し、都心ではなく田舎でリモート勤務するビジネスパーソンが増えているという。また、都市一極集中を問題視する声も多く、今後企業の地方進出も活発になるかもしれない。経済アナリストの森永卓郎氏は以前から、埼玉県所沢市に住み、「トカイナカ」暮らしを満喫している。なぜ、都会を捨て、郊外で暮らすようになったのか。その理由は意外なものだった。新書『年収200万円でもたのしく暮らせます コロナ恐慌を生き抜く経済学』から一部抜粋・再構成してお届けする。 じつは、私は30年以上前から都心から1時間半もかかる都会と田舎の中間に存在する「トカイナカ」で生活しており、そこから都心に出稼ぎに出ています。 東京と比べれば、自然も豊かで、人の密集もはるかに少ない。近隣の農家が作った農産物を直接買うこともできます。私自身、畑を借りて、野菜作りもしています。こうしたトカイナカこそ、年収200万円時