はじめに Linuxの安定カーネルのとりまとめ役、グレッグ・クラーハートマンによるメルトダウンとスペクター問題に関する1/6時点での現況の説明の訳文です。 太字は訳者が主観で独自に付加したものです。 2018/1/19: 対応状況がGreg氏によりアップデートされましたので、追記しました。 ライセンス 原文は当人のブログでby-nc-sa3.0で公開されています。 この文章のライセンスも原文に準じます。 謝辞 何よりもまず多忙な中情報をシェアしてくれた原著者のGreg氏に。 表記間違いについて指摘ありがとうございます。以下修正しました。 https://twitter.com/KuniSuzaki/status/950888858568163328 ライセンスの表記間違いを修正しました。ご指摘ありがとうございました。 @7of9 さんより明らかな誤認・誤訳・見落とし箇所への編集リクエストを
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2018-01-05 14:57 Linuxは、プロセッサの脆弱性「Meltdown」「Spectre」の影響を緩和することはできるものの、Linux開発者たちがこの一件について不満を抱いていないわけではないだろう。Linuxカーネルの生みの親であるLinus Torvalds氏もLinuxカーネルのメーリングリスト(LKML)で以下のように述べている。 私は、Intel社内の人物が時間をかけて、自社CPUを厳しい目で精査する必要があると考えている。そして、すべてが設計通りに動作しているといった広報用の文章を作文するのではなく、問題があるという事実を実際に認める必要があるとも考えている。..またこのことは、問題を軽減するためのこれらパッチが「すべてのCPUがガラクタというわ
nixCraftは2018年1月8日(米国時間)、「How to check Linux for Spectre and Meltdown vulnerability - nixCraft」において、利用しているLinuxサーバが先般話題になっているプロセッサの脆弱性「Spectre」「Meltdown」の影響を受けるかどうかを判定する方法を紹介した。 紹介されている方法は次のとおり。 診断スクリプトをダウンロードして実行 wget https://raw.githubusercontent.com/speed47/spectre-meltdown-checker/master/spectre-meltdown-checker.sh sudo sh ./spectre-meltdown-checker.sh 脆弱性に対応していない環境のCentOS 7で実行した結果 脆弱性に対応していない
Qualcommの次期モバイルプロセッサ Snapdragon 820 のAnTuTuベンチマークスコアが公開されました。13万点超えを達成しています。 これはSnapdragon 820搭載のリファレンススマートフォンでの測定。3GBのメモリおよび2Kディスプレイ、64GBストレージを搭載しています。 AnTuTuベンチマークスコアは13万1648。Xperia Z5は7万点台、Galaxy S6 / edgeが8万点台であることを考えると驚異的なスコアをマークしています。Snapdragon 820はオクタコアではなくクアッドコア構成なので、シングルコア性能が大幅に向上していることが伺えます。 情報元:Gizmo China
はじめに この記事は2013年9月29日現在かなり未完成です。残りの部分については、時間ができ次第更新します。 2014年3月31日:msm-dcvsについての説明を追加。残りはまた余裕が有るときに追記します。 この記事を読む前に この記事を書くにあたってxdaのこちらやこちらなどを参考(というか、ほぼ意訳)にしました。記事の内容については細心の注意を払っていますが、その正確性については保証はありません。また本記事はXperia GXで154氏のmodに含まれているCPUガバナ・I/Oスケジューラについて自分用にまとめたものですが、他のAndroid・Linuxデバイスなどでも参考になるかもしれません。 CPUガバナの概要 詳しいことはともかくとして、CPUガバナとはCPUの挙動を決めるもので、例えばCPUのクロック周波数(1.5GHzとか1.0GHzとか)を端末やアプリケーションの動作に
西 克也 読者の皆さんは日本にもメニーコアチップを開発している会社があるのをご存知だろうか?本日9月5日、PEZY Computing(東京都千代田区、http://www.pezy.co.jp)は、世界最大規模となる1,024コアの省電力メニーコアプロセッサ「PEZY-SC」の開発に成功し事業展開を開始したと発表した。 このチップの開発は独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDOの「平成24年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の支援を受けて開発されている。PEZY-SCは、同社が開発した演算コア(PE)を1,024個搭載しており、演算コアは完全に独立して並列に実行させることが可能だ。演算性能は単精度で3.0 TFLOPS、倍精度で1.5TFLOPSあり、消費電力は60ワット。消費電力効率としてはワットあたり25GFLOPSとなり、これも世界最高レベルとなる。 同社では
AMDが動作周波数5GHzを実現したプロセッサを発表。一時、IntelとAMDが繰り広げたクロック競争が再び起きるのか? でも時代は、動作クロックだけが選択の尺度でなくなっている。 連載目次 2013年5月は、あれよあれよという間に株価が一瞬指数関数的とも思える上昇を示した後、急激な下落を示したのはご存じのとおりである。ミニバブル崩壊にも見える値動きであった。株価が戻ってほしいと思っている方も多いだろう。最近は、バブルを知らない世代もいるので注釈しておくと、20年ほど前の日本のバブル崩壊のときは、期間的には昨年末から半年といった期間より、さらに長期間の上昇の後、大崩壊が起こった。やはり、崩壊前の上昇率はそれ以前に比べると急激であり、一瞬指数関数的に見える。株のコラムでもない本稿で、こんなことを書いているのは「指数関数的グラフ」を引っ張り出したかったからである。マイクロプロセッサの世界でも、
こっそり始まったTransmeta トーバルズ氏の雇用で知名度が上がる x86 CPUのベンダーとしては、インテルやAMD、VIA(Cyrix/IDT)というのが3大ベンダーであるが、そのほかに低消費電力CPUの分野で忘れてはならない企業として、Transmetaがある。 Transmetaは1995年、「こっそりと」設立された。最初の設立者の中には、その後もCEOやCTOをずっと務めたデビット・ディッツェル(David Ditzel)氏がいる。こっそりと設立されただけに、当初は話題にも上らなかったが、そののち開発の進展にともない、腕の立つエンジニアを多く参集することにより、次第に人々の耳目を集めていく。 特に1997年、Linuxの開発者であったリーナス・トーバルズ(Linus B.Torvalds)氏を雇用したことで大きく有名になる。1999年11月には、同社のウェブサイトのHTMLコ
今回は久しぶりに、CPU黒歴史の続編をお届けする。ネタはトランスメタの「Crusoe」と、後継製品の「Efficeon」だ。なおCrusoe/Efficeonの悲しい歴史については、連載58回でも取り上げている。 58回でも触れているが、CrusoeやEfficeonが成功しなかった最大の理由は、TSMCの0.13μmプロセスを上手く扱えなかったためだ。これによる失速で市場を失った結果として商業的に立ち行かなくなった。Crusoeは第2世代の生産が1年遅延。Efficeonにしても、90nmプロセスで省電力化技術「LongRun2」を実装した製品は、結局登場せず、これが失速の原因となった。 ようするに、どちらもプロセス技術がボトルネックになっていたわけで、「生産に必要なプロセス技術を十分に持っていなかった」というのが、結果論としてのCrusoe/Efficeonの黒歴史入りの最大の要因であ
おもろい。たとえ方がうまいなぁ。 消え気味なのでコピペ。 155 :・良く分かるパイプライン :04/04/26 17:20 ID:B6tZVOSS 「おしっこをして手をあらってでてくる」。 トイレが一室しかないと混雑時は長蛇の列ができます。 1.おしっこをする 2.手を洗う。 二段のパイプにすると、手を洗ってる間に別の人が用を足せるようになります。 トイレ一室で二人が気持ちよくなれて、効率が倍になります。 もうすこし深くしてみましょう。 1.ジッパーを下げる 2.ちんちんとりだす 3.放尿する 4.しずくを切ってちんちんしまう。 5.ジッパーをあげる 6.手を洗う 7.紙を使って手をふく 7ステージに分解すると、なんと 7人が同時に処理できます。 これがパイプラインです。 156 :・良く分かるスーパスケーラ :04/04/26 17:21 ID:B6tZVOSS トイレの利用はおしっこ
経緯は既報でお伝えしたので省略しますが、ついにマイプレシャス自作PC“大紅蓮丸”に見合う、超ハイエンドCPUを買っちまったイッペイです。CPUは8コア16スレッド動作のXeon E5-2687W(定格3.1GHz、MAX3.8GHz)で、1個16万3800円で2つ買いました。信じられます? CPUだけで33万円ぐらいの出費ですよ。もちろん、分割払い(10回)です。マザーは6万7800円のEVGA『SR-X』。もう40万円ぐらい投資している計算になります。もしも奥さんがいたら素っ裸で家を追い出されても仕方ない浪費ぶり。ひとり身でラッキー! 震える手でそっと、生まれたての子犬の頭をなでるようにそっと、慎重にE5-2687Wをマザーに設置。メモリーは12スロットもあるので、豪勢に16GBを12枚……はないので、手持ちのPC10600 DDR3の4GBを合計8枚挿しました。SSDは128GBのCr
50コアです。ええ、50コアですよ。この小さいチップセットに50コアですってば。 シアトルで開催されたスーパーコンピューティングカンファレンスで、インテルの新型プロセッサー「Knights Ferry」をベースとした50コアのプロセッサーがお披露目されたとSeattle Timesでブライヤー・ダドリー(Brier Dudley)氏が伝えています。 この小さいチップは、1テラフロップス(1秒間に1兆回の浮動小数点演算を実行できる)もの処理能力があります。例えば、Core i7は109ギガフロップスの処理能力です。 コンピューターがどんどんマルチコアしていくのは確実で、このテクノロジーがタブレット端末に搭載される日がいつか来るのでしょうね。 [Seattle Times and MarketWatch] mayumine(米版)
インテルが夢描くメインストリームノートPCの新カテゴリー、それが“ UltraBook”。タブレット並みに薄型かつ軽量で、性能はゲームができるぐらいパワフルで、長時間バッテリー駆動でモバイルもできる。その理想は2013年の2世代先のCPU『Haswell』までに、段階をおって実現するという。 その段階を踏むうえで、注目したいのが2012年前半に投入予定の次期CPU『Ivy Bridge』。搭載ノートPCが展示され、動作デモを公開した。まだおさわり厳禁のサンプル機だったが、フルHD動画を横に4本、縦に3本並べた合計12本の同時再生を行なっても、CPU使用率は10パーセント以下となんなく再生できていた。ちなみに使用していたのは4コアの8スレッド動作するモデル。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く